二度と元に戻らない!? バストの形崩れ対策は?【バスト老化の恐怖・後編】
さて、前回に引き続きワコールの平塚さんにお話をうかがいます。
「特にバストにいい食材があるわけではなく、栄養バランスの取れた食事が大切です。また、継続的な運動習慣はバストをはじめボディラインの維持につながると言えます。しかし、下垂してからのストレッチとなると、胸には筋肉がないので効果は見込めません」(平塚さん)
バストは乳腺と脂肪、それを支えるクーパー靭帯というコラーゲン組織の束でできているのだとか。形が崩れてしまう原因の一つは揺れなどの外部からの刺激で胸が動くことによってクーパー靭帯に負担がかかり、切れてしまうことなのだそうです。
「しかも、一度切れてしまったクーパー靭帯は元に戻りません」(平塚さん)
ということは、若くてまだ胸の形が崩れていないと思っている人も、今から対策を取らなければ、あっという間にステップ2に到達してしまうかもしれませんね。形が崩れる前の予防が肝心ということですか。
「自分に合ったブラを付けて胸をしっかりとホールドすることが、クーパー靭帯を守ることにつながります」(平塚さん)
食生活の見直しや運動習慣の改善と比べるとブラを変えるだけなので、一番楽な方法のような気がします。とはいえお店で試着するのはやっぱり恥ずかしいし面倒なので、避けがちです。
「ブラは単にサイズだけでなく自分の加齢ステップや胸の形に合ったものを付けることが重要です。さらにスポーツや寝る時など使用シーンごとに最適なものを選ぶことも効果的。一度自分に合ったブラを付けてみるとその快適さに驚くはず。本来ブラは窮屈なものではなく、付け心地のいいものなのです」(平塚さん)
薄着になる夏の時期、後ろ姿を見るとブラのアンダーが体に食い込んでいる人をよく見かけますよね。あれはブラが体に合っていない証拠なのだそうです。自分に合ったブラを付けることは胸のラインをキープするだけでなく、背中美人への近道でもあるんですね。
(ロックスター 髙田)
※この記事は2013年08月26日に公開されたものです