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男性は女性なしじゃ生きていけない!? でも女性って違うと思う

(C)2012西原理恵子・小学館/「上京ものがたり」製作委員会

東京と地元、それぞれの仲よしが
偶然にもつながった奇跡

 

言葉の端々に、芯の強さがうかがえる北乃さんと奈都美の共通点は、同性の友人に恵まれているところ。

「大の仲よしの友人は2人、東京と地元にひとりずついます。2人とも仕事をはじめてから出会いました。地元の子は中学生のとき、もうひとりは高校時代に。カラオケ行ったり、映画を見たり……」と話しながら、「それがですね」と身を乗り出し、「この2人の職場がはす向かいのすぐ近くだったんです。すっごい偶然(笑)!」とこんなエピソードを披露してくれました。

「同じくらいのタイミングで2人から『就職が決まった』と連絡が来て、話を聞いてみたら……(笑)。3人で仲よくなったので、みんなで会うことが多いですね。私が運転して、海に行ったり。好きなものが似ているので、フラッとライブハウスに行って、知らない人たちのライブを観たりとか」

一方で、休日はひとりで行動することも。「1カ月間、海外へ行ったこともあります。“北乃きい”じゃなくなる時間も必要だから」と言います。

最後に、『上京ものがたり』について、「夢がある人もない人も、一生懸命生きる人の背中を押す応援ムービーじゃないでしょうか」と北乃さん。「『こういう人たち、いるな』と思える人たちがいっぱい出てくるんですね。夢を追い続けている人には、この映画から勇気をもらってもらえたらうれしい。あとは、フラッと映画館に入って、観られる映画だと思うんですよ。私はふと空いた時間にそういう作品を観るのが好きなので、そういうところで出会ってもらえたらうれしいですね」

『上京ものがたり』(配給:ファントム・フィルム)

美大に進学し、地方から東京に出てきた奈都美(北乃きい)は、慣れない東京暮らしに戸惑うばかり。家賃を払うだけで精一杯の日々から抜け出すために、時給のいいキャバクラのホステスのバイトをはじめる。そこで働いていた良介(池松壮亮)と意気投合、一緒に暮らしはじめるが、彼はやさしいだけで定職につかない「ヒモ彼氏」。美大の成績も下降線をたどり、奈都美の心はいまにも折れそう……。そんなとき、先輩ホステスの吹雪(瀬戸朝香)がかけてくれたひと言に背中を押され、奈都美は自分のやり方で道を切り開いていくことを決意する。社会の厳しさ、人の温かさにふれながら、ひとりの女の子が夢をつかむまでを描く人生応援ムービー!

●8月24日(土)、シネマライズほか全国ロードショー

▼『上京ものがたり』公式サイト
http://jyokyo-movie.com/

※この記事は2013年08月23日に公開されたものです

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