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コンビニ食品でダイエットするには? 脂肪を燃やす体・5つの掟

◆“ダイエット=ルール”に縛られない自分の体を知る方法は“便”と“体温”

三城先生「ダイエットをするには、“ダイエット=ダイエットのルール”に自分が縛られないことです。ルールに縛られると、つらくなって続かなくなります。では、どうするか。自分の体を知っておくことです。そのうえで、ダイエットの視点を持って食品を選びつつ、自分が食べたいものを選ぶことです」

「ちょっと難しそう……」

三城先生「あまり難しく考えないでくださいね。実践してほいのは、「便を見る」ことと「体温を測る」ことです。【前回】紹介した“5つの力”が機能しているか、この2つで知ることができます。

便で“排出力”を知ることができます。これは、しっかり胃腸を機能させて、しっかり出す力ということです。また、太りがちな人は、体温が低い傾向があります。1日2合くらいご飯を食べるとほどよくカロリーを摂取できて燃える体になります。体温も上がってきますよ」

「2合のご飯とお通じですか!?(驚き)」

三城先生「便は文字通り、体からのお便り。体重を量るよりも的確に体がわかりますよ。見るべきポイントは3つ」

“排出力”を知る!健康的な便と見るべき3つのポイント
・形:するっと1本で出てくること。理想はバナナ状のものが2本
・色:黄土色
・ニオイ:悪臭がない

三城先生「この3つを気にして見てみてください。出るタイミングは、人それぞれなのであまり気にすることはないですよ。便や体温から自分の体を把握してみてください。理想とちがっていたら、理想に近づけるためにはどうすればいいか、考えてみて」

「5つの力ですか」

三城先生「そうです! 最後に今回勉強したことをおさらいしておきますね。手軽で便利なコンビニ食を“工夫”しながら取り入れて、楽しくダイエットをしてみてください」

◆コンビニ食でダイエットを成功させる食べ方・選び方の工夫

5つの力、胃腸力(燃焼力、代謝力、排出力)と食選力を身につける
・ご飯をたくさん食べてカロリーをとる
・おみそ汁など温かいものを食べる
・少なくとも1食は自宅でつくる(コンビニのお惣菜を上手に取り入れる)
・おにぎりをつくり置きして冷凍し、電子レンジで温めて持っていくなどの工夫
・より噛めるものを選ぶ
・1食だけでバランスをとろうとせず、1日または1週間の全体を見てバランスをとる
・油系のものは消化が悪いので控える
・カロリー(着火台)と、カロリーを上手に燃やすためのビタミン・ミネラル(着火材)の両方をしっかりとる
・カロリーの数字や栄養素の量などの数字に惑わされない
・調理方法を把握する
・お店のメニューやお惣菜に書かれたカロリー表示は、実際に調理した際の表示ではないため参考程度に

三城先生「5つの力が機能していれば、内臓は元気になりますし、理想の便になってきます。まず、食べても太らない体に改善することが大切! 短い時間でやせようとすると挫折してしまったり、これを食べたから太ったやせないと食べ物のせいにしたりしないで。“自分の体を改善”して、悪い流れを断ち切ることです。

ダイエットは根気がいるし、自分で自分の体型は気づきにくいものです。まずは、自分の体を知って改善するところからはじめてくださいね」

「今まで、やせないことを“食べ物”のせいにしていたかも。ちょっと反省。今日から自分の体を改善すること心がけてみます!」

(構成:金井広実、イラスト:松井晴美)

 

三城円(さんじょうまどか)San-CuBic代表/トータル健幸美プロデューサー

カロリーや体重など、数字にとらわれない「体質改善」を提唱する管理栄養士。パーソナル管理栄養士として個別カウンセリングを実施するほか、グループセミナー『10日間 食べるファスティングダイエット』を開催。オリジナル雑穀『健幸美穀まどか』のプロデュースも手がける。食事面でサポートした『クワバタのくびれ復活ダイエット』(くわばたりえ著/主婦の友社)が好評発売中。

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※この記事は2013年07月11日に公開されたものです

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