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この恋はホンモノ? 恋人以外に好きな人ができる心理&対処法

恋愛部長

あなたは、誰からいちばん誤解されたくないか

いちばんよくないのは、2人の間で悩む状態をキープしてしまうこと。心の中の二股をそのまま温存してしまうことです。(もちろん、実際に二股かけるのがさらに悪いことですけどね!)なぜなら、結局、2人のどちらも選べないのは、片方にもうひとりいるからなんです。付き合っている人からもらう安心感。プラス、好きな人と過ごすときめき。それは、前者がいるから後者が成立するし、逆もそう。2つ持っているからこその悩みなんです。本来は、その2つをひとりの人間でまかなうのが理想です。でも、足りないから2人の人間で間に合わせているとも言えるんですね。

実は私は、相談を受けて、「2人とも好きでどちらも選べません!」と言われた場合は、こう答えています。「それは2人ともが、それほど好きじゃないってことだよ」って。本当に好きな人っていうのは、たとえ先行きが不明でも、ほかに条件のいい人がいようと、関係なく、手を取らずにはいられないもの。その人に対してだけ誠実を誓いたくなるもの。そうじゃないでしょうか? 頭であれこれ考えて「こっちはやっぱりやめておこう」と封印できるような想いなら、それはそれくらいの想いでしかないとも言えるんですよ。もしも、2人の人で迷ったら、いろいろな条件や過去はとりあえず置いておいて、この2つのことを自分に問いかけてみるといいと思います。

1)もしも今行動したら、しなかったら、何に対していちばん自分が後悔するか
2)誰からいちばん誤解されたくないか

男の人は、自分の彼女にする人には、潔癖なまでに誠実さを求めますよね。浮気するような女の子は絶対願い下げ。このへん、かなり厳しいものがあります。つまり、誰かほかの人と付き合っている女の子が、その彼を裏切って自分になびいているとして、それはいい気分でしょうけれど、浮気してまで自分のほうに来る子には幻滅すると思います。遊びで彼氏持ちにちょっかい出しているのではなく、その子に本気なら。たとえその相手が自分だとしても。

なので、もしも、彼とは別に好きな人がいて、その人が自分と付き合ってくれるかどうか見極めたくてあれこれ姑息に立ち回ることを私はあまりオススメしません。そういう不誠実な行動は好きな人の気持ちを冷めさせるからです。それって結局、相手次第の保身行動じゃないですか。相手がもし自分と付き合う気があるなら、自分も彼と別れようって。

上記の「誰からいちばん誤解されたくないか」というのは、自分から見た「好きな人」のうちの誰から不誠実だと思われたくないか、を問うと言うこと。これは案外、自分でも気付かなかった本当の気持ちに気づかせてくれる問いなんです。

私はあるとき、当時の彼とは別に、ちょっと気になる人ができたんですが、あるとき、自分の彼にその人との仲を疑われそうになったことがあって。そのとき、好きかもって思っていた人から「大丈夫?」って連絡をもらったんだけど、私はハッキリ気づいたんですよね。「今、気持ちを誤解されたくないのは付き合っている彼であって、この人ではない!」って。だから、その人には「彼に誤解されたくないからもう連絡しないね、ごめん」と言えました。その人のことは好きだったけど、付き合っている彼を失ってまで手に入れたい人ではなかったということです。

恋をしたなら、すべての決断は自分で下す。そうすれば後悔だけは決してしないはずです。結局ね、「うまくいく・いかない」は運命的なものです。最初にも書いたように、迷っているのは、別に好きな人がいるからではなくて、そもそも、その付き合っている人との今後に不安があったからです。そのきっかけが、たまたま、別に好きな人ができる形で表れてきただけかもしれません。好きな人ができたからこそ、勇気を持って今までの関係を清算できる、ということもあります。これによって、ひとりになる勇気をもう一度持てる。そして、ひとりになってみてはじめて、自分の人生には誰が、どんな人が必要なのかわかるのかも。そう考えれば、別に別れてひとりになることはそんなに恐れるべきことでもないはずです。いちばん怖いのは、一生後悔し続けること。こうすればよかったんでは? と迷いながら、自分の手で選び取ることもできずに過ごしてしまうことです。

大丈夫、どんな選択をしようと、どんな決断を下そうと、自分で決めた人生の先には明るい未来が待っています。その未来のために、あの悩みの日々があったんだと思い返すことができると思いますよ。どうか自分にとって、何が今大切なのかをよく見極めて、自分の納得のいく選択をしてくださいね。

それでは今回のまとめです。

【心が揺れたときこそチャンス! 恋を見直す発想法】

1)付き合っている人がいるのに、ほかに目が向くのは、今現在の付き合いに迷いがあるせいかも? と疑おう
2)いつでも、そのときいちばん好きな人と付き合うこと。「山の頂上の法則」で、妥協の付き合いを排除する
3)どちらが本当に好きな人かわからないときは、どちらを選んでもどのみち後悔はする。最後に自分が納得できるかどうかがカギ
4)「何に対していちばん後悔するか」「誰に誤解されるのがいちばんつらいか」の2点に絞って自分の気持ちを確かめよう
5)付き合っている状態をキープしながら、あわよくば、で好きな人と距離を詰めようとするのがいちばんよくない
6)男性は「付き合っている人がいるのに他の男(自分)にもちょっかい出してくる女性は本命に向かない」と判断することが多い
7)「好きな人」は、付き合いを見直すために現れた「きっかけ」にしか過ぎないかも。この機会に、自分の恋を見直そう

 

※この記事は2013年06月06日に公開されたものです

恋愛部長

自身の豊富な失恋経験・恋愛アドバイス経験をもとに、恋愛ブログ「恋はいばら道」を連載中。10代から40代まで幅広い女子の共感を呼ぶ。著者に『28歳からの必勝ルール 恋愛部長の恋のムチ』(大和出版)、『にっちもさっちもいかない恋がうまくいく本』(大和出版)など。

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