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この恋はホンモノ? 恋人以外に好きな人ができる心理&対処法

恋愛部長



2番目に好きな男性=自信のなさを穴埋めしてくれる存在

私も若いころ、2番目とか3番目に好きな人と付き合ってた時期があるんです。ほかにいちばん好きな人がいたのに、その人には彼女がいたり振られたりして、叶わない。その寂しさを埋めたくて、自分が候補にした中から、次に好きな人とか、向こうから好きって言ってくれる「いい人」と付き合った。その結果は、本当に惨憺たるものでした。なにしろ、半年も続かないんですから。やっぱり、いくら大事にしてくれていても、ほかに好きな人がいる以上、申し訳ないけど、付き合っているその彼は「妥協」なんですよね。付き合う人がほしくて付き合っただけ。そりゃうまくいくわけがないです。そこで、「山の頂上の法則」をつくりました。「もしも好きな人がいて駄目だった場合、その好きな人と比べて、気持ちが明らかに及ばない人(2番目以降の人)とは付き合わない」って。これはけっこう大変です。さびしいし自信もないから、ついつい自分を好きだと言ってくれる人に心が揺れてしまいます。でも、そんな寂しさをグッとこらえて、そのときすでに比べたことがある恋愛候補をいったんリセットして、まったく新しい出会いを探す。もしくは今まで恋愛対象として見たことがない人の中から探す。そうすることで、それまで好きだったけれど叶わなかった人への想いも、新しい好きな人への想いで乗り越えることができるようになったんです。

「好きな人」っていうのは、女性の場合、「そのときいちばん好きな人」のことです。過去に忘れられない人がいて、今付き合っている人よりも好きだと思ったら、その過去の彼が、「好きな人」になっちゃう。そういうものですよね。だからこそ、新しい恋をはじめるなら、過去の好きだった人と同じくらいか、それを超える好きでなければならない。だからね、もしも付き合っている人がいたとしても、ほかにもっと好きな人が出てきて、その人のほうが好きだなって思ったら、その時点で、付き合っている人は2番目になっちゃっているわけです。だから、その時点で、私だったらお別れしちゃうと思います。

ただ、そこまでハッキリ、付き合っている人より新たな「気になる彼」が好きかどうかはわからない。同じくらい、もしくは、まったくちがう気持ちで好きだから選べない……。そんなこともあると思います。人間ですから、そうそうキッパリ人間関係を切り落とすことはできませんよね。しかも、これまで付き合ってきた人には、情だってあります。彼が自分を好きでいてくれる安心感もあるし、これが女の幸せなんじゃないか……って迷う気持ちもある。よくわかりますよ~。一度別の人の手を取ってしまえば、今までの彼との関係は壊れてしまう。それは二度と戻らない。あとで後悔するんじゃないか。いや絶対に後悔するに決まってる! そう思えば、いま一瞬の気の迷いで、すべてを失ってしまうかもしれない決断は到底できないでしょう。

実際、私の友人で、ずっと付き合っていた彼とちょっと関係がうまくいかなくなったときに、別の人からアプローチされて好きになってしまい、彼と別れてその新しい人と付き合ったんだけど、最終的には後悔した人がいます。新しい人とは結婚を焦って付き合ったのだけど、結局は元々付き合っていた彼がどんなに大事な人かわかる結果になり。戻ることもできず、それから何年も何年も後悔し続けていました。つまりどっちも失ったということです。確かに、そういうケースはありますから。そう簡単に、好きになったらとにかく新しい人にトライ! とは言えません。

心が揺れてしまったとき、何が大事なのか。それは、最終的に自分が納得のいく決断をしたかどうか、です。実は、2人の間で悩んだとき、どっちにしたって後悔するんです。もしも好きだと思った人を選んだ場合、うまくいかなければ、付き合っていた人を失ったことを後悔する。でも、好きだと思った人にトライしないで今の付き合いを続ければ、いつまでもその別の人を想い続け、後悔する。心が揺れてしまった時点で、どちらかを選んでどちらかを失う運命なのです。であれば、どっちの後悔が自分にとってつらいのか。どちらの男性を裏切ることが結果的につらいのか。そういう風に単純化して考えたほうがいい。

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