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【新連載】後輩から突然の告白! 私って意外にモテるのかも?

Story1 ★悪夢のような告白

「菜乃子、何やってるの?」
シャワーを浴びてきた隆也が頭を拭きながら、
わたしのタブレットノートを覗き込む。

「この間の会社の送別会で撮った画像の整理。
失敗したのだけ消して、あとは会社のPCにあげて、
好きな人にダウンロードしてもらおうと思って」

昨日はいつもの通り外で食事をした後で、
隆也の部屋に泊まり、今日もいつも通り、
彼の部屋でゆっくりしている。

付き合って3年目のわたしたちは、
土曜日の午後はいっしょにいても、
それぞれ好き勝手なことをしていることが多い。
おたがいが邪魔にならないばかりか、
ひとりでいるよりずっと心地よい。
わたしたち、本当にいい関係になったと思う。

「ふーん、ずいぶん盛り上がったみたいだね」
「銀行員は日頃お硬い分、弾ける時はスゴいのよ」
「なるほどね。
おっ、この人、すごいイケメンじゃん」

タブレットに映っていたある人を指さされて、
わたしはギクリとして、冷や汗をかいた。

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