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「お付き合い出費」「貯蓄」「自己投資」のベストバランスって?

花輪 会社員の人は、独身時代なら手取り月収の10%くらいが目安。最初に「ここまでなら使っても大丈夫」という予算を決めておくことで、多少は割り切れるようになるかもしれません。

編集部 ななこさんは「いい人がいれば、2~3年以内に結婚したい」と考えているそう。ただ、今の忙しさでは趣味のライブや旅行に行くのもままならないほどで、新たな出会いを求めるどころではなさそうです。

花輪 まずは職場の人間関係を大切にすることで、足もとを固めつつ、余裕ができたら別のフィールドを開拓するのがオススメです。職場での信頼を勝ち取れば、仕事がしやすくなるだけではなく、職場の人から誰かを紹介してもらえるなど、恋愛面でもプラスに働く可能性があります。

編集部 “今できること”を最大限に活かすことが大切なんですね。

花輪 また、仕事が忙しすぎて自分の時間がとれない今は“お金を貯めるチャンス”と捉えるのもオススメです。実際、お金を使うヒマがないときこそ、貯蓄しやすい時期なんです。

編集部 なるほど。そう考えると、忙しいのも悪いことばかりではないんですね。ななこさんの場合、新しいパソコン(約15万円)、最新のミラーレス一眼カメラ(約10万円)、オフロード系の車(約250万円)、3週間のイタリア旅行(約50万円)など、ほしいもの、やりたいことの内容がかなり明確です。

花輪 具体的なイメージがあるのはすごくいいことですね。「お金が貯まったらやりたいこと」を考えながら、ぜひ有意義に過ごしていただきたいです。

「できないこと」より「できること」に目を向けて

誰しも余裕がなくなると「忙しい」「休みが少ない」「自分の時間が取れない」など、“できないこと”に注目してしまいがち。でも、余裕がないからこそ、“できること”に目を向けることが大切です。「忙しすぎる」と嘆くより、「ムダ遣いするヒマがないので貯蓄に最適!」とポジティブに捉えたほうがストレス軽減に役立ちます。また、“お付き合い”もイヤイヤ参加しているうちは時間とお金の無駄。でも、めいっぱい楽しめばレジャーに、戦略的に参加すれば将来の投資につながります。(花輪陽子)

※この記事は2013年05月07日に公開されたものです

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