
理想の相手はいずこ!? 「婚活」の迷路から抜け出す発想法

それから、最後にもうひとつ。私の恋愛哲学(というか、対人関係の哲学?)に、「他人を値踏みすると、自分も値踏みされる」というものがあります。つまり、自分が「この人って、こういうところが駄目よね」「ここがこうだったらいいのにね」みたいに、点数でもつけるように見ていると、必ずや、相手からも同じように見られるよ、ってことです。私自身、結婚に焦っていたときに、まわりにいる人、出会う男性、独身の友だちを見ると、「この人はアリ・ナシ」っていう点数方式で判断しちゃっていたことがありました。今思うと、すごくいやなやつだったと思います……(反省)。この人はアリっていったん思っても、自分に気がないことがわかると、興味をなくしちゃったり。自分では、合理的にやっているつもりでした。でも、あるとき、自分のそういう態度は相手からも見えてるんじゃないかって思ったんですね。相手からも同じように値踏みされて、「この子はないな」って思われているんじゃないかって。因果応報。他人は、自分の行動の鏡ですから。「最近人と心を通わせられない」と思ったときは、大概、自分のほうが相手を値踏みして、どこか冷たい目で見ているものです。
理想の相手を探そう、と躍起になるあまり、まわりの人を点数でもつけるように見てしまっていると、相手と距離をつくってしまって、せっかくの素敵な出会いも遠ざけてしまうかもしれません。限られた時間と機会の中で、“賢く”相手を探したい気持ちもよ~くわかりますが、そういうときは、「値踏みされたら値踏みされ返す!」と自分に言い聞かせてくださいね! 急がば回れ。結婚するような相手って、ちゃんと出会えさえすれば、トントン拍子に話がまとまるものですから。落ち着いて、自分らしく出会いを探しましょう。
それでは、今回のまとめです。
【理想の結婚相手をひきよせる発想法】
1)理想の相手ではなく、理想の結婚をまず思い描く。具体的なほどよい
2)一般的に「理想」とされている条件ではなく、自分の理想の結婚に適した男性を探そう
3)「理想の結婚」とは、「理想の生活」のことではない。長い目で見た自分の人生のビジョンを持つことが大切
4)他人を値踏みすると、相手からも値踏みされる。相手との距離をつくってしまうので注意
5)そもそも、理想の条件を全部叶える人間なんていない。何が大事かの優先順位を持とう
※この記事は2013年04月18日に公開されたものです