片道切符の赴任の辞令が! 私、そんなに待てないよ……
子どもをあやしながら家事をするためのアイデアは?
結婚から約2年で長男・圭祐くんを出産。育児休暇中、多くのママが体験する「社会と関わりがないことによる不安」を早渕さんも感じたと言います。
「会話する相手が毎日主人だけで、『本当に会社に復帰できるのかな?』と思いました。私は祖父母も一緒に暮らす3世帯家族の中で育ったので、よけいに孤独感があったのかもしれません。育児休暇を取る際、上司から『2年育休を取ることもできるけれど、ブランクができると復帰しづらいかもしれないよ』とアドバイスを受けたのですが、その通り1年にしてよかったと思いました」
どの程度の休暇を取るのがよいかは人それぞれですが、早渕さんの場合は1年での復帰が理想のタイミングだったようです。
家事で大変なのはどんなとき?
「子どもと一緒に帰宅して家事をしているときです。子どもは1日保育園にいたから甘えたがるので、あやしたり話したりしながら家事をします。それがとても大変(笑)! 前日の夜、子どもが寝たあとに翌日分の夕食の野菜を切ったり、材料に下味をつけておいたり、できることは先にしておきます」
とはいえ、保育園にお迎えへ行ったときの圭祐くんの笑顔を見ると、とても幸せな気分になるのだそう。終始、穏やかな口調で語る早渕さんに、大変だけど幸せな働きママの横顔を見た気がしました。
【1日のスケジュール】
6時20分 起床 朝食 身支度
7時45分 圭祐くんと、ご主人が運転する車で出発
8時 保育園へ圭祐くんを送り、電車で会社へ
9時 出社
17時 退社
18時 保育園へお迎え
18時30分 帰宅
19時 圭祐くんの夕ごはん お風呂 洗濯
21時 寝かしつけ ご主人帰宅 2人で夕食 保育園の準備 家事など
23時 就寝
【早渕香織さん流 ハッピーバランスの秘訣♪】
家事は、がんばりすぎず、神経質にならず、「このくらいでいいか」と思うようにしています。それから、会社でも家でも大切にしているのは「きちんとお礼を言う」ということ。主人はもちろん、職場のメンバーや両親など周囲の人に支えられていることを日々実感しているので、その感謝の気持ちを忘れずに、これからもがんばっていきたいと思います。
早渕香織さんのプロフィール
2002年、日本興亜損害保険株式会社に入社。入社から現在まで同一の部署に勤める。2009年に結婚。2011年5月に長男・圭祐くんを出産。約1年間の産休・育休を経て2012年4月に復帰。
※この記事は2013年01月30日に公開されたものです