モラハラ彼女の特徴や実際のエピソード。上手な付き合い方と対処法とは

モラハラとはモラルハラスメントの略で、言葉や態度などで相手を精神的に傷つける行為を言います。

恋人がモラハラの場合、別れるにしても付き合い続けるにしてもどう対処したらいいか悩みますよね。

モラハラに性差はありませんが、今回は女性のモラハラにフォーカスして「モラハラ彼女」の特徴やエピソード、対処法を詳しく紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

当てはまるかチェック！　モラハラ彼女の特徴

モラハラ彼女はどういった特徴があるのでしょうか。性格面と行動面に分けて見ていきましょう。

性格

まずは性格面での特徴です。

（1）感情の起伏が激しい

モラハラ彼女は感情の起伏が激しく、すぐに不機嫌になるのが特徴です。怒ると言葉がキツくなり、ヒートアップすることもあります。

大きな音をたててドアをバタンと閉めたり、物をドンと置いたりして、自分が不機嫌であることをアピールするのです。

（2）プライドが高い

モラハラ彼女は、プライドが高い人が多く、自分を否定されることを嫌がる傾向にあります。

「下に見られたくない」という気持ちが強く、相手を落とすことで優位な立場でいようとするのです。

（3）自己中心的

モラハラ彼女は自分の気持ちを1番に優先する自己中心的な傾向があります。自分の考え方が正しいと思っているため、「〇〇するのが普通でしょ」と相手に押しつけることも。

自分の都合の良いように相手を変えたいと思っているのです。

（4）愛される自信がなく不安感が強い

意外かもしれませんが、モラハラ彼女は愛される自信がなく、不安になりやすい傾向があります。そのため、彼氏にむちゃな要求をして、受け入れてもらえるか確認しようとすることも。

（5）嫉妬心が強い

嫉妬心が強いこともモラハラ彼女の特徴です。彼氏の交友関係やスケジュールを把握し、自由を制限しようとします。愛されている自信がないため、彼氏が自分のもとから離れていくことを恐れているのです。

行動

次に行動面での特徴です。

（1）彼氏にダメ出しする

モラハラ彼女は彼氏に対するダメ出しが多い傾向があります。「男のくせに情けない」「そんな性格だからうまくいかないんだ」など、人格否定のような言い方をすることも。

彼氏の自信を失わせて、思い通りにコントロールしたいと思っているのでしょう。

（2）自分の非を認めない

モラハラ彼女は、たとえ自分が悪いと分かっていても謝ろうとしない傾向にあります。むしろ、「あなたが悪いから私が～（モラハラ行為）せざるを得なかった」と彼氏に責任転嫁するのです。

（3）機嫌が悪くなると無視する

モラハラ彼女は無視をすることで、自分が不機嫌であることをアピールする傾向があります。

彼氏と目を合わせず、まるでいないかのような反応をしてダメージを与え、彼氏が自分の機嫌を取ろうとしてくれるのを待っているのです。

（4）彼氏の人間関係に干渉する

モラハラ彼女は、彼氏の人間関係を把握して干渉してくることがあります。自分のいないところで彼氏が楽しくすることを嫌がり、監視下に置こうとするのです。

家族や友人と会ったり連絡を取ったりすることを良しとせず縁を切らそうとしてくることも。

（5）何かと「別れ」を口にする

彼氏とけんかをしたり、自分の思い通りにならなかったりした時に、「じゃあ別れる！」とすぐに口にするのもモラハラ彼女の特徴です。

実際別れる気はないものの、別れをチラつかせることで彼氏に自分の要求を受け入れさせようとするのです。

彼氏に「別れたくない」と引き留めてもらうことで自分の優位性を確認したいと思っているのでしょう。

モラハラ彼女のエピソード

次に、実際にあったモラハラ彼女との具体的なエピソードを紹介します。

（1）同棲で無視

彼女のAさんは気に入らないことがあると不機嫌になって彼氏のことを無視します。理由が分からず、聞いても無視。同棲していたため、家の中の雰囲気が悪くなって気まずかったそう。

目も合わせてくれないため、さすがに精神的にきつくなり、なんとか元に戻れないかと話しかけると、「で、何が悪かったか分かった？」と一言。

うまく答えられないでいると「普通分かるでしょ、こんなことも分からないの！」と怒鳴られました。

（2）要望に応えられないと暴言をはく

Ｂさんは、付き合い始めは愛想が良くかわいい雰囲気の彼女でした。しかし、付き合いが長くなるにつれ、むちゃな要求や暴言がエスカレート。

隣の県に住んでいる彼氏に、平日の夜にいきなり「今から来て」と言ったり、頻繁に連絡するよう求めたりするように。

彼氏が十分に応えられずにいると、ひどい言葉で罵倒をします。彼はそのうち言い返す気力が湧いてこなくなり、彼女の機嫌が悪くならないようにひたすら耐えるようになりました。

（3）不機嫌アピール

Ｃさんは、ささいなことでも機嫌が悪くなり彼氏を威圧するタイプ。「はぁ？もうやってらんないわ！」と言いながら飲み物をドン！　と置いたり、扉をバン！と閉めたりして、不機嫌なのをアピールしていました。

そんな彼女の態度の端々から「お前が悪い」と責められているようで彼氏は精神的に追い詰められ、いつも機嫌を伺ってビクビク過ごすようになりました。

モラハラ彼女と付き合ってしまった時の対処法

モラハラ彼女の特徴やエピソードを見てきましたが、どういった対応をすれば良いのでしょうか。うまく付き合っていきたい時と別れたい時に分けて解説します。

上手に付き合っていく方法

彼女がモラハラをするのは、彼氏の価値を下げ、優位な立場でいることで状況をコントロールしたいから。

彼女と2人きりの世界にいると、関係性のおかしさに気づけなくなり、自信が失われていくでしょう。

なので、できるだけ交友関係をキープして、信頼できる人に定期的に相談しましょう。彼女とは適度な距離感を保ち、モラハラには毅然とした態度を取ることも大切です。

別れる方法

モラハラ彼女は「私の悪いところは直すから」と引き留めてきたり、激怒したりして、すんなり別れてくれない可能性があります。

もし別れたいのなら、何があっても別れると決意を固めてから言い出す方がいいでしょう。

また、モラハラ彼女は世間体を気にする傾向にあるので、人目のある場所で話したり、第三者を間に挟んでみたりすることで、別れ話がスムーズにいく可能性があります。

また、別れた後は、連絡を取らないことを徹底しましょう。

可能？　モラハラの直し方

最後に、モラハラは直すことができるのかについて解説します。

モラハラを直すためには、本人がモラハラを自覚し、直したいという強い意思を持つことが必要です。もし、直したいと思っていない場合は、モラハラを直すことは非常に難しくなります。

モラハラ行為を認識して置き換える

モラハラを直すためには、パートナーから指摘してもらうなどして、どの行為がモラハラに当たるのかを正しく認識するところから始めます。

そして、モラハラ行為に代わる方法に置き換えていきます。例えば、自分の言うことを聞いてもらうために「暴言を吐く・怒鳴る」をしていた場合は、「お願いする」などの別の方法を学んでいくのです。

根気強く取り組む必要があるので、できればカウンセラーなど専門家にサポートしてもらうと良いでしょう。

2人きりの世界に閉じこもらないで

モラハラは2人きりの世界に閉じこもってしまうと、関係性のおかしさに気づけなくなります。

客観的な視点を持つためにも、信頼できる人に定期的に相談し、人間関係の風通しを良くしておきましょう。

また、モラハラをエスカレートさせないためにも毅然とした態度を取りたいものです。

（高見綾）

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