同棲中の食費の平均金額とは? 自炊派カップル向け節約術12選
同棲カップルの食費の平均はいくらぐらいなのでしょうか? 同棲中のカップルに取ったアンケートの結果をご紹介します。また、食費の管理や節約の方法とはどうすればいいのかを解説します。
同棲生活の中で、最も節約方法に悩むのが食費です。「もう少し食費を抑えたいな」「同棲カップルの食費の平均はどれくらいなんだろう?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、同棲カップルの食費の平均額や節約方法について解説していきます。2人で工夫しながら節約に取り組んで、より楽しい同棲生活にしてくださいね。
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同棲カップルの食費の平均金額ってどのくらい?
同棲生活を送る中で、「他のカップルはどれくらい食費をかけているのだろう?」と気になることがありますよね。
二人暮らしの1カ月の食費は3万円~5万円未満
保険マンモス株式会社が二人暮らしの男女150人に行ったアンケート調査(※1)によると、食費は3万円~5万円未満が48%と約半数。
続いて1万円~3万円未満が33%、5万円~8万円未満が15%でした。二人暮らしでもなるべく食費をかけないように節約していることがうかがえます。
費用負担の割合はどのくらい?
ちなみに、食費などの費用負担の割合はどのくらいに設定しているカップルが多いのでしょうか?
同棲中の費用分担について聞いた過去のアンケート結果(※2)によると、同棲カップルの3割以上は生活費を割り勘しているよう。
中には、外食だけは彼氏が負担する……のように、食費に関しては負担方法を柔軟に設定していたカップルもいるようでした。
同棲生活における食費の節約術12選
家計の節約を考えるとき、まずは食費の節約から取り組む人も多いでしょう。しかし、食事は生活の中の大きな楽しみの1つ。あまりに切り詰めるとストレスになったり、健康面に支障をきたしたりすることもあるかもしれません。
食費の節約では、あくまで2人で楽しみながら取り組んでいくことが大切です。ここからは、手軽にチャレンジできる食費の節約方法を見ていきましょう。
(1)予算の中でやりくりをする
食費に限らず、家計は最初に予算を決めて管理することがポイントです。まずは、毎月の食費の上限を決めましょう。その次に、週ごとでの食費の予算を決めます。
例えば、毎月の食費の予算を5万円とした場合、1週間の予算は1万2,500円です。毎週の買い物で「1万2,500円以内に収まっているか」を確認する癖をつけましょう。
予算管理はなるべく短い周期で行う方が、「予算内におさまっているかどうか」の把握が簡単になります。
ただし、予算を決める時は無理のない水準にしましょう。無理な節約をしても長続きしないため、2人が楽しみながら節約に取り組める数字に設定することがポイントです。
(2)家計簿をつけて食費を管理する
毎週の食費の予算を管理する時は、家計簿を利用することがおすすめです。最近では、クレジットカードの利用履歴から簡単に家計簿が作れるアプリなどもあるため、管理にも手間がかかりません。
2人が家計簿を確認できるようにしておけば、「今週はちょっと食費が多くなっているから気を付けよう」とお互いに気をつかうことができます。
また家計簿をつけておけば、あとから「なぜ食費が多くなってしまったのか」といったことを振り返れるメリットもあるでしょう。
(3)スーパーに行く時は買い物リストを作成する
無駄遣いをしないためには、買い物リストを作成してからスーパーに出かけることもおすすめです。買うべきものを決めていなければ、あれやこれやと購入してしまい、いつの間にか予算を超えてしまうこともあります。
あらかじめ買い物リストを作成しておけば、「これ以外のものは買わない」と決められるため、スーパーでの無駄遣いも防げるでしょう。
また、ネットスーパーや宅配サービスを利用して、無駄遣いを防ぐ方法も有効です。
(4)ポイントを有効活用する
食費の節約には、ポイントの活用も検討しましょう。「ポイ活」という言葉もあるように、ポイントの有効活用は節約に大いに役立つ手段です。
よく利用するスーパーのポイントカードや、クレジットカードのポイントをコツコツと貯めておけば、毎月の食費の節約にもつながります。
スーパーによっては、「提携カードの利用でポイントが倍増する」といった特典を提供しているところもあるので、近くのスーパーと相性の良いクレジットカードを調べておくと良いでしょう。
(5)ふるさと納税で食品を選択する
ふるさと納税の返礼品には、全国各地の食材が豊富に揃えられています。お米やお肉など、毎日の食生活で必要になる物は、ふるさと納税を利用するのも1つの手。
ふるさと納税は節税効果もあるため、2人それぞれの名義で行うことがおすすめです。
ただし、収入によって上限額が異なるため、申込の前には必ず「いくらまでふるさと納税を利用できるか」という点を確認しておきましょう。
(6)低コストレシピのレパートリーを増やす
自炊では、低コストの食材を有効活用することを心がけましょう。もやしや人参・鶏肉・豆腐・キノコ類などはどこでも安価で手に入り、栄養も豊富な食材です。
これらの食材を使ったレパートリーを増やせば、レシピに飽きることなく節約ができます。
(7)外食の上限回数を決めておく
食費の中で、つい予算をオーバーしてしまうのが外食です。「今日は遅くなったから外食して帰ろう」ということが続けば、毎月の食費もかさんでしまいます。
とはいえ、2人での外食は同棲生活の楽しみでもありますよね。
「外食には一切行かない」ということではなく、「外食は月に〇回まで」と決めておくことがおすすめです。
定期的な楽しみを作ることで、節約も長続きするでしょう。
(8)食材は無駄なく使い切る
同棲生活で自炊をすると、つい野菜を余らせてしまったり、調味料を使い切れなかったりということがあります。食費の節約では、そうしたロスを削減することが大切。
「じゃがいもがたくさん余っていたから、今日は肉じゃがを作ろう」「そろそろ、めんつゆの賞味期限が切れそうだから、今週は和食を多めにしよう」など、家にある食材を基準にレシピを考えましょう。
現在は、冷蔵庫の中身を登録することで、レシピを提案してくれるアプリもあります。外出先でも簡単に冷蔵庫の中身を把握できるので、そうしたアプリを活用することもおすすめですよ。
(9)近くのスーパーの特売日やポイントデーを把握しておく
同棲生活の食費の節約で欠かせないのが、スーパーの特売日やポイントデーの活用です。「あのスーパーは毎週火曜日にお肉が安い」などの情報を把握しておくことで、よりお得に買い物ができます。
近所のスーパーでは、いつどんな特売日を開催しているのかチェックしておきましょう。また、チラシアプリを利用すれば、GPS機能で近くのスーパーのチラシを比較することもできますよ。
(10)用もなくコンビニに寄らない
「仕事帰りに何気なくコンビニに寄ってしまう」という人は、なるべく利用を控えることを心がけましょう。用事もないのにコンビニに寄ってしまうと、ついアイスやスイーツを買ってしまうなど、無駄遣いのきっかけになります。
また、「毎日仕事前にコンビニでコーヒーを買う」という人は、自宅からコーヒーを持参することを検討しましょう。
たとえば150円のコーヒーを我慢するだけでも、150円×20日=月3,000円の節約になります。
もし、2人ともコンビニコーヒーを買っていた場合は、月6,000円も節約できることになり、大きな効果があるでしょう。
(11)週末にまとめて自炊をする
「平日は仕事で疲れて、なかなか自炊ができない」という人は、週末などの休みに2人で作り置きしておくことがおすすめ。
日持ちするメニューをいくつか作っておけば、「仕事終わりに外食して帰る」「つい総菜を買って帰ってしまう」といったことを防げるでしょう。
仕事終わりに料理をする手間も省けるため、時短の効果もありますよ。
(12)食費以外の家計の見直しもする
食費の節約と同時に、それ以外の家計の見直しもしましょう。「携帯を格安スマホに変える」「保険の見直しをする」「電気会社を変更する」など、節約の余地がある家計の項目はないでしょうか。
食費以外の項目が節約できれば、外食の機会を1回増やせるなど、思わぬ効果もあるかしれません。
同棲中の食費を節約する方法を、ファイナンシャルプランナーの石川福美さんが解説します。
水道・光熱費などの生活費を抑えるのも大切
同棲生活で節約をするなら、食費だけでなく水道代や光熱費などの生活費を抑えることも大切です。
例えば、できるだけ2人の生活リズムを合わせること。食事をなるべく一緒に取るようにして食費を節約したり、同じ部屋で過ごすことで光熱費を節約したりする方法があります。
これらは節約だけでなく、同棲中のコミュニケーションを良好にするのにも効果的ですね!
同棲にかかる生活費の内訳や節約術は、この記事で詳しく解説しています。
同棲生活を楽しみながら食費を節約しよう
同棲生活では、2人で協力して家計の管理をしていくことが大切。特に、食費の節約には気をつかいたいところです。「毎週の予算を決める」「用もなくコンビニには行かない」など、まずは2人で約束事を決めましょう。
ただし、食事は生活の中でも大きな楽しみの1つです。あまりに食費を切り詰めてしまうと、かえってストレスになったり、栄養面に偏りが出たりする場合もあります。
節約ばかりを気にするのではなく、「どうすれば2人でより良い暮らしができるか」ということをベースに考えてみましょう。
(#Lily_magazin)
※1
保険マンモス株式会社調べ
調査対象:二人暮らしの男女
調査日:2022年04月4日~2022年04月5日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:150人
※2
マイナビウーマン調べ
調査対象:22歳~34歳の女性
調査日:2017年6月6日~2017年6月7日
調査人数:125人
※画像はイメージです