お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

お香とは? 種類や効果・使い方・注意点が丸わかり【完全マニュアル】

たむたむ

昨今、自宅で楽しむ人が増えたお香。実は種類が豊富にあり、さまざまな効果が期待できます。この記事では、お香の種類や効果、タイプ別の使い方などについて完全解説! お香を楽しんでみたい方は必見です。

リフレッシュ効果やリラックス効果が期待されるお香。自宅で過ごす時間が長くなったことで、お香を生活の中に取り入れる人が多くなりましたが、使い方がイマイチ分からないという人もいるはず。

そこで今回は、お香の種類から使い方、使う際の注意点まで徹底的に解説していきます。お香を自由に楽しむためにも、基本的な使い方についてマスターしていきましょう。

そもそもお香とは?

お香は主に木やつぼみ、葉っぱなど自然のものを原料として作られており、香りを楽しむアイテムです。

元々は仏教から広まったとされており、インドから日本に伝わってきたと考えられています。

伝わってきた当初は上流階級の娯楽として取り入れられていましたが、徐々に庶民の生活にも取り入れられるようになりました。

現在では香りの種類も増え、リラックスやリフレッシュを目的に焚いている人も多いようです。

お香で得られる3つの効果

お香には大きく分けて下記の3つの効果が期待できると言われています。

・リラックス、リフレッシュ効果

・消臭効果

・吸湿効果

お香を楽しむ人の中には、香りの他に煙が立ち上る姿を見ることで心が落ちつくというという人も多いようです。

また、部屋の中の嫌な匂いをお香の香りで上書きできることから消臭効果があると言われています。火をつけて燃やすことによって、周囲の湿気を含んだ空気を取り入れるため吸湿効果も期待できるようですよ。

参考記事はこちら▼

お香を焚いて得られる驚きの効果とは!?

お香の種類

一口にお香といっても様々な種類があります。種類によってお香の焚き方が変わってくるので、まずはどんなタイプのお香があるのかを把握していきましょう。

(1)スティック型

細長い棒のような形でできたスティック型のお香は、最もオーソドックスな種類です。線香として使われる場合もこの形なので、最もなじみのあるタイプでしょう。

燃焼時間は長さに比例していて、長いほど長時間香りを楽しめるのが特徴です。短時間で楽しみたい時は折って燃焼時間を調整することもできます。

また、燃えている面積が常に一定なので、均等に香りを広げることができるのもポイント。強い香りが得意でない人にもおすすめのタイプです。

(2)コーン型

円錐の形になっているタイプで、見た目がコーンに見えることからコーン型と呼ばれています。先端部分に火をつけて香りを楽しみますが、徐々に燃える面積が大きくなるので、それに伴って香りが強くなっていきます。

短時間でしっかり香りを楽しみたい時に適しているでしょう。

また、灰になった部分はそのまま真下に落ちてくれるので、散らばることがなく、片づけに手間がかかりません。サクッと手軽に楽しめるのがメリットでしょう。

(3)紙型

紙に香りをしみこませたタイプも販売されています。最近は手軽に香りを楽しむことの需要も増え、このようなタイプも多く存在するようになりました。

紙に火をつけて香りを楽しむ使い方で、ふんわりと香りが広がるのが特徴です。燃えやすい素材であるため、すぐに香りを楽しめるのもポイント。

火を使わずに、本や手帳に挟んでほのかに香りを楽しむのもおすすめです。

(4)渦巻き型

蚊取り線香のような形でくるっと渦巻型になっているタイプのお香です。長さがあるので、燃えている時間が長くゆっくりと香りの広がりを楽しめます。

スティック型と同じように、好きな部分で折れば燃焼時間を調整できるので、自由に楽しめるのが特徴です。

スティック型の燃焼時間が大体20分程度のところ、渦巻き型は2時間ほど燃焼するものも。広い部屋でも香りを広げてくれるのがポイントです。

(5)香炭

香炭はお香と一緒に使う炭のことをいいます。炭に火をつけて、その熱を利用してお香を燃焼します。直接お香に火をつけないので、煙や火を心配する必要がありません。

香炭を使うことで、香りを長く楽しめるのもメリットです。ゆっくり香りを楽しみたい方におすすめのアイテムです。

参考記事はこちら▼

お香初心者におすすめの香り&お香の種類を解説

タイプ別・お香の使い方

ここからはお香の使い方を種類別に紹介していきます。お香の種類によって使い方が異なるので、どのタイプのお香が自分に合っているか考えてみてください。

スティック型・コーン型のお香の使い方

スティック型とコーン型を使う時は、香立か香炉を準備してください。香立を使用する場合はお香の灰を受ける役割を持つ香皿も用意しましょう。
続いて、香立か香炉にお香をセッティングします。お香が安定して置けたら、先端部分に火をつけましょう。先端が赤くなり燃えているのが確認出来たら、火を消します。

しっかりと燃えていれば煙と香りが発生してくるので、お香の香りや立ち上る煙を見て楽しみましょう。

もしお香がすぐに消えてしまう場合は、お香の保存状況を改めて確認してみましょう。お香に湿気が含まれていると火が長持ちせず、燃焼時間が短くなってしまいます。湿気を含ませないためにも、密閉型のケースや袋に入れて保管することをおすすめします。

参考記事はこちら▼

スティック型のお香の特徴や使い方をもっと詳しく解説!

紙型のお香の使い方

紙型のお香は本のように連なっていることが多いので、使う分だけ切り離しましょう。切り離した紙をジャバラ状に折り、不燃性のお皿の上に置きます。

ジャバラ状にするときはなるべく細かく折ることを意識すると、燃焼時間が長くなります。

お皿は香皿でなくても問題ありませんが、灰などの汚れがついてもいいものを選ぶといいでしょう。

続いて、ライターやマッチなどで紙の端を燃やしていきます。端から燃やしていくことでゆっくりと燃焼されていくので、柔らかく広がるお香の香りを楽しむことができます。

燃え終わると灰になりますが、この灰からもしばらくお香の香りがしてきます。十分に熱が取れたのを確認したら、燃えるごみとして処分してください。

参考記事はこちら▼

紙型のお香の特徴や使い方を写真を見ながら解説!

渦巻き型のお香の使い方

渦巻き型を使う場合は、香皿と香立が必要になります。香皿の真ん中に香立をセットし、その上に渦巻き型のお香を起きます。香皿とお香本体が触れていると途中で火が消える要因にもなるので、しっかり離れていることを確認してください。

お香を正しくセットできたら先端に火をつけ、着火したのを確認し火を消します。着火作業がうまくいっていれば、煙と香りが立ち上ってきます。

渦巻き型のお香は燃焼時間が長いのが特徴なので、短時間で楽しみたい場合はあらかじめ折ってから使うとおすすめです。

お香がすべて燃えたら灰が残るので、熱が取れてから燃えるごみとして処分しましょう。

参考記事はこちら▼

渦巻き型のお香の特徴や使い方を写真を見ながら詳しく解説!

香炭の使い方

香炭の熱を利用してお香を焚く方法を「空薫(そらだき)」といいます。これには香炉と香炉灰、練香が必要になります。

まず、香炉に香炉灰を8分目くらいまで入れてかき混ぜておきます。かき混ぜて空気を含ませておくことで、温まりやすくなり、十分に香りを楽しむことができます。

続いて、香炭に火をつけて香炉灰が入っている香炉の真ん中くらいに置きます。しっかりと燃焼していることを確認して、火のついていない部分を半分ほど灰の中に埋めましょう。

香炉灰が温まったところで、香りを発生させるお香を置いていきます。お香を粉末状にして梅肉やはちみつで練り固めた練香や印香がおすすめですよ。

しばらく置いておくと、香りが立ち上ってきます。香りの強さを調整したいときは、練香や印香の数によって調整しましょう。

参考記事はこちら▼

香炭の特徴や使い方を写真を見ながら詳しく解説!

香炉の使い方

香炉を使う場合は香炉灰が必要になります。香炉の中に香炉灰を8分目くらいまで入れ、空気を含ませるように混ぜてください。その上にお香をセッティングし、火をつけて香りを楽しみます。

香炉にはふたがついていることが多いですが、お香を焚いている間はふたを開けておきましょう。ふたをしめておくと酸素が薄くなってしまい、お香が消えてしまう可能性があります。

お手入れ方法についてですが、お香を焚いた後、毎回掃除しなくてはならないというわけではありません。

ただ、香炉の中にはお香の燃えカスや灰がたまっていくので、多くなってきたタイミングでお手入れしましょう。燃えカスや灰を取り出し、ふるいにかけるのみでOK。

参考記事はこちら▼

香炉の使い方やお手入れの仕方をもっと詳しく解説

お香を使う時の注意点

お香を焚くときは火を使うので、注意すべき点がいくつかあります。安全にお香を楽しむためにも、注意点を守って使用しましょう。

(1)換気をする・長時間使用しない

閉鎖した空間でお香を焚くと二酸化炭素が充満してしまい、体調に異変を及ぼす可能性があります。お香を使用する場合は、定期的に窓を開けたり通気性のいい場所を選んだりするように気を付けましょう。

また、長時間お香を焚き続けるのもおすすめできません。

(2)後始末をしっかりする

お香の火が消えて灰になった後でも、しばらくは熱を持っています。もう火がついていないからといってそのまま処分してしまうと、最悪の場合、発火の原因となることも考えられます。

処分する前に熱の有無を確認したり、水に浸したりしてから捨てるようにしましょう。

(3)お香は危険な場所で焚かない

火をつけて焚くため、紙など燃えやすい素材が近くにあると燃え移ってしまう可能性があります。子どもやペットの近くでお香を焚くのも危険です。万が一お香が倒れる可能性も含めて、安全な場所を選びましょう。

参考記事はこちら▼

正しく使わないと危険かも!? お香を使う際の注意点とは?

自分に合ったタイプのお香を選ぼう

お香にはいくつかの種類があり、その種類によって使い方や必要になる道具などが異なってきます。お香を自由に楽しむためにも、自分に合ったタイプを選びましょう。

また、火を使うアイテムのため使用時には注意が必要です。安全性に配慮して、使う時間や場所を考えましょう。

(たむたむ)

※画像はイメージです

 

SHARE