彼氏のお母さんと仲良くなる「5つの方法」
彼氏のお母さんが怖い、苦手、嫌われてるかも……と不安に思ったことはありませんか。挨拶やプレゼントのポイントを押さえて、好かれるコツとは? マナー講師の三上ナナエさんが解説します。
彼氏とのお付き合いが進む中では、相手のお母さんにお会いする機会も訪れるでしょう。
お家に招いてもらったり、お食事会に行ったり……。そんな時に慌てないよう、好印象を抱いてもらえるポイントを知っておきましょう。
彼氏のお母さんに好かれたいと思っている人、必見です!
彼氏のお母さんとの関係性が重要な理由
結婚を前提としている付き合いならば、彼の家族には気に入られたい、仲良くなりたいという気持ちが誰しもあるでしょう。いずれ、自分の家族になるかもしれない相手ですからね。
中でも、お母さんは彼のことをとても大事に思っている存在です。嫌われて付き合いを反対されることは避けたいもの。また、彼のお母さんとの関係値が良好になれば、今後の交際にも、相手の家族との関係にも良い作用をもたらすでしょう。
ただ、あまり頑張りすぎても長続きしなかったり、空回りしたりする可能性があります。
大事なことは、彼の気持ちに沿うこと。彼が家族と気まずくなったり、余計な心配をしたりしないような立ち居振る舞いがポイントです。
ご家族の在り方はさまざま。彼の気持ちに沿った関係性を築くことです。
お母さんに「好かれる彼女」になる5つの方法
では、彼のお母さんに好かれるためにはどんな行動、話題を選ぶといいのでしょうか。細かなポイントを整理していきましょう。
彼氏のお母さんと会う機会が訪れたら、事前にこれらをチェックしておくと◎です。
(1)お母さんの情報を彼氏から聞く
共通の話題を見つけるため、また配慮しなければならないことを知っておく上でも、事前に彼にお母さんの情報を聞いておきましょう。
・趣味
・好きな食べ物
・苦手なもの
・お酒を飲まれるか
・大切にしているマナー
などが知ってくと役立つポイントです。
(2)事前に自分のことを話しておいてもらう
何の情報もない彼女をいきなり紹介されても、お母さんは戸惑ってしまうはずです。
どんな出会いか、あなたはどんな人なのかを、彼の口から事前にご家族へ伝えておいてもらうと◎。心の準備をしてもらえます。
また、その方が実際に会った時に、彼のお母さんが話題を選びやすいでしょう。
(3)彼が話したお母さんの話を覚えておく
息子が自分の話をしていたと知ったら、お母さんはとても喜ぶでしょう。
お母さんの素敵なところ、エピソード、こんな料理を作ってくれた、など。そんな話を2でしていると知れば、息子である彼氏があなたにとても心を許していることが間接的に伝わります。
(4)聞き上手、褒め上手になる
彼が子どもの頃の写真を見せてもらうなど、過去のエピソードについての話を聞くと盛り上がります。ぜひお母さんに聞いてみましょう。
また、褒めることも積極的に行います。「素敵な柄のお皿ですね」「お洋服ととてもお似合いのペンダントですね」など、良いと思ったことは口にしましょう。
加えて、息子の彼女からアドバイスを求められるのもうれしいはずです。「お肌が綺麗ですがどのようにお手入れされているのですか?」など。
お世辞ではなく本当に思ったことを口にすればわざとらしく聞こえません。
(5)イベントに顔を出す
距離が縮まってきて、家庭での食事会などに誘われたら極力顔を出しましょう。
接触回数が増えれば増えるほど、好印象を持ちやすいという心理(ザイオンス効果)は人にはあります。
彼のお母さんと顔を合わせる機会が増えれば、次第にぎこちなさがなくなり、楽しい時間を共有できるようになるはずです。
実際に食事や挨拶に行く時のポイントは?
初対面でお食事となると緊張しそうですね。しっかり準備をすることでその緊張を適度なものにしていきましょう。
ここでは、実際に食事や挨拶をすることになった場合のポイントを押さえておきます。
ポイント1:挨拶
第一印象をアップさせるには、まず笑顔でハキハキした挨拶をすることがポイントです。
マナーを気にしすぎて顔が強張らないようにしましょう。非常識でなければ大丈夫ですから、楽しんでいる様子が伝わればOK。
大事なのはどんな場面でも笑顔を絶やさないことです。
家族しか分からない話題になっても、きちんと耳を傾けたり、質問をしたりして、積極的に楽しく聞いている姿勢を見せましょう。
ポイント2:持ち物
ハンカチは、膝掛け用と手拭き用2枚持っていきましょう。ティッシュも出した時に目立ちますので、街頭でもらったものは避け、カバーの中に入れておきます。
些細なたしなみによって、上品できちんとした印象を持ってもらえるでしょう。
(3)ポイント3:服装
堅すぎず、ラフすぎず、が好印象。落ち着いた色のワンピースなどがおすすめです。お化粧もどこかが突出していないナチュラルで。ヒールは3センチくらいまでだと上品です。
また、髪の毛は色が抜けていたり、寝ぐせがあったりしないかチェック。整えられていないと、手入れを怠っているように見えてしまいます。また、食事中は髪を束ねるなど邪魔にならないようにしましょう。
(4)手土産
手土産を忘れずに。お家に招かれ、ご馳走になる時は必ず用意しましょう。
外でのお食事であれば、持ち帰るのに負担にならない大きさの物を選びましょう。
何を渡すか迷うと思いますが、マナーを気にしすぎるよりも心を込めて選ぶことが重要。あなたが真剣に選んだものであれば、気持ちは十分伝わります。
事前に、彼から家族の好みを聞いておくのもいいですね。
(5)会話
ついつい気が緩んでも、彼に対しての愚痴などは決して言わないようにしましょう。良いところについて、エピソードを交えて伝えると◎。
彼の名前の呼び方もご両親の前では○○さん、呼び捨てやあだ名など普段の呼び方は封印です。
彼の両親の呼び方
彼のお母さんに対していきなり「お義母さん」呼ぶと快く思われない場合があります。
「○○さん(彼の名前)のお母さま」と呼び、「堅苦しくなくていいわよ」と言われたら、「どのようにお呼びしたら良いですか」と聞いてみましょう。
彼のお母さんに会う時の注意点
ポイントは、仲良くなりたいと思っても距離感を大切にすること。
勝手にお家のものに触れたり、もし結婚したら同居を望んでいるかなどの込みいった詮索をしたり、相手の領域にずかずかと踏み込むのはNGです。
また、お酒は飲み過ぎると失態につながりやすい他、心配させるでしょうから嗜む程度にしましょう。
あくまでお邪魔している立場ですから、会話の主導権などは彼のご家族に任せます。後日、手紙でお礼などを伝えるとさらに好印象です。
彼氏のお母さんの誕生日や母の日はどうする?
特に結婚を前提にお付き合いをしているならば、プレゼントは距離が縮まり喜んでもらえるでしょう。
ただ明らかに高額だとわかるものは避けます。「無理をさせてしまって申し訳ない」と思わせないよう、お返しを気にさせないくらいの品を選ぶことも大事です。
まだお会いしたことがないなど関係が薄いと思われる場合は、用意しなくてもOK。負担に感じさせるので、時間をかけ距離が縮まったら、あるいは何かでお世話になったら、など理由が生まれた時に渡しましょう。
おすすめのプレゼント
華やかな気持ちになる“消える物”が無難です。個性的なものは苦手がある可能性も。避けておきましょう。
お菓子
食べ物など後に残らないギフトは趣味が合わないなど考えずに済み、安心です。上質なお菓子や地元の銘品なども喜ばれそうです。
お花
生花も消え物なので、趣味に合わないという心配があまりいらずおすすめです。ただ花粉のアレルギーなどがないか念のため彼に確認しましょう。
ハンドクリーム
家事をする人であれば手の荒れは誰もが悩むところ。香りがキツくないアイテムを選んでおけば安心です。手頃なものよりは上質なワンランク上のものを選びましょう。
彼氏のお母さんと仲良くなろう
これから長く付き合っていく可能性があるお母さん。無理をして自分を飾りすぎないことも大事です。
お母さんにとって大事なのは、あなたが「息子を大切に思い、大事にしてくれそうだ」ということが分かること。
気遣いを忘れず、不安にさせないよう少しずつ彼のお母さんと良好な関係を築きましょう。
(三上ナナエ)
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