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あなたの「人たらし」度は? 人たらしが好かれる理由

服部希美(心理カウンセラー)

周りから愛されている「人たらし」な人が身近にいませんか? 特に何かをしているわけでもないのに、みんなからちやほやされているように見えるかもしれませんが、実はその人たちはあることをしているのです。心理カウンセラーの服部希美さんに、「人たらし」な人の特徴について聞いてみました。

特に目立つことをしているわけじゃないのに、いつも人の輪の中心にいたり、男性にも女性にも、上司にも部下にも好かれたりする「人たらし」な人。あなたの周りにもいませんか?

「どうせ私は、あの人みたいにはなれない」と諦めてしまうのはもったいない!

実は、どんな人でも「ちょっとした心掛け」で、「人たらし」な人になることが可能なのです。

今回は、「人たらし」な人の心理や特徴をひもときながら、仕事にも恋愛にも役に立つ「人たらしになるコツ」をお伝えします!

「人たらし」とはどういう人?

人たらし、の「たらす」の意味は「うまい言葉で人をだまして、たぶらかす」ことをいいます。

「男たらし」や「女たらし」は、あまり良い意味で使われませんが、人たらしは「周囲の誰からも好かれる人」を指し、褒め言葉として使われることが多いようです。

周囲から好かれるのは、仕事においても恋愛においても良いことだらけ!

チャンスが舞い込んできやすかったり、ひいきされることもあったり、周りの人からモテモテに……。

どうして「人たらし」な人はそんなに愛されるのでしょうか? 愛される特徴とはどんなものなのでしょうか?

「人たらし」度診断

まずは、今のあなたはどのくらい「人たらし」なのかチェックしてみましょう。 7つ以上当てはまった人は、もしかしたら既に「人たらし」な人かもしれませんよ。

(1)自分からあいさつをする
(2)笑顔をよく褒められる
(3)人の良いところを見つけるのが得意
(4)人の悪口や文句は言わないようにしている
(5)人懐っこい
(6)人から相談されることが多い
(7)人から物をもらうことが多い
(8)自分の間違いを認めることができる
(9)否定的な面より、肯定的な面を見るようにしている
(10)素直である

いくつ当てはまりましたか? 7つ以上当てはまらなかった人も、安心してください。「人たらし」になるにはコツがあるのです。

参考記事はこちら▼

あなたの「人たらし度」は? 診断でチェックしてみましょう。

「人たらし」な人の特徴と心理

「人たらし」な人には、いくつか共通点があります。続いては、特徴と心理をチェックしてみましょう。

(1)人をよく観察している

「人たらし」な人は、人を大切にしたいという思いから、周りをよく観察しています。場の雰囲気などから状況を把握した上で、自分が何をすべきかを考えて行動することができるため、周りから信頼されることも多いです。

(2)想像力がある

「人たらし」な人は親身になって人の相談を聞いてあげることが多いのですが、それは「もし私がその立場だったらつらいだろうな」と想像することができるから。

想像力がある人は、自分の言動が周りにどんな影響を与えるのかも想像できるため、人を傷つけるようなことをしないのが特徴です。

(3)人の成功を素直に喜ぶことができる

「人たらし」な人は自己価値が高いため、人の成功を自分の成功のように喜びます。自分の成功を喜んでくれる人を、私たちは大事にしたいと感じますよね。

応援してあげた分だけ、今度は人から応援の手が伸びてくる。「人たらし」な人には、そんな好循環ができています。

(4)素直である

私たちは「何を考えているのか分からない人」には警戒を示します。一方で、「人たらし」な人は、素直で喜怒哀楽がハッキリしている人が多いため、周りに安心感を与えるのです。

(5)ニュートラルである

客観的に状況を見ることができるため、考え方に偏りがありません。多様な考え方を受け入れて、いろんな立場の人と仲良くなれるのです。

まねしたい! 人から好かれる「人たらし」のコツ

「人たらし」な人になる最大の近道は、「人たらし」な人の行動をまねすることです。特に、今の自分がやっていないことを取り入れて実践していくことが大事ですよ。

最初は人まねだったとしても、実践していくうちにそれが自分の魅力になっていきます。

(1)笑顔であいさつをする

笑顔でのあいさつは、相手に安心感や親しみを与えるので、近寄りやすい雰囲気を作ります。そのため、いつでも人が寄ってくるのです。おろそかにしてしまいがちなあいさつだからこそ、丁寧にしていきましょう。

(2)「ありがとう」「おかげさまで」を伝える

人から何かをしてもらった時には「ありがとう」、自分が成功した時には「おかげさまで」を、きちんと伝えましょう。

特に「おかげさまで」と周囲への感謝を伝えられる人は少ないため、好印象を持たれやすくなります。

(3)人の良いところを見つける癖をつける

私たちは、自分に厳しい生き物です。自分のダメなところばかり探しがちですよね。だからこそ、人に褒められたり、労ってもらったりした時、今までの頑張りが報われた気持ちになりうれしくなりますよね。

「人たらし」な人は、人の頑張りを見つけて労ったり、人の良いところを探して伝えたりするのが上手なので、相手からも優しさが返ってくるのです。

(4)自分にも人にもおおらかでいる

完璧主義な人ほど、相手にも完璧を求めてしまいがちです。失敗やミスをした自分を責め過ぎる癖はありませんか?

自分におおらかな目を向けることができるようになると、ピリピリした気持ちがなくなり、あなたの周りにいる人も安心して過ごすことができます。その結果、周りに人が寄ってくるようになるのです。

(5)自分の機嫌を自分で取る

私たちはついつい、誰かに機嫌を取ってもらいたくなりますが、「人たらし」な人は「自分の機嫌は自分で取り、相手の機嫌を取ってあげられる人」です。疲れたら休む、無理をし過ぎない。自分のことも大事にしていきましょう。

「人たらし」は観察眼に優れた人

「人たらし」の人は、「周りをよく見て、自分なりに周りを大切にする」ことをコツコツ続けている人です。

何もしていないように見えて、周りの人に興味を持って、まずは自分から周囲に愛を与えているのです。

ぜひ、できそうなところから「人たらし」な人のまねをしてみてくださいね。

とはいえ、ここまで読んだ方の中には「自分から関わっていくなんて、恥ずかしくてとても無理……」と感じた方も多いかもしれません。

実は、「人たらし」な人になるための最大の敵は「恥ずかしさ」なのです。

自分から関わることや、自分を隠さずに表現することは、ちょっぴり勇気が必要ですね。でも、勇気が必要な行動を率先してやるからこそ、人から愛されやすくなるのです。

ぜひ、あなたも恥ずかしがらずに、みんなに愛される「人たらし」な人になって、幸せな対人関係を築いていただけたらと思います。

応援しています!

(服部希美)

※画像はイメージです

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