彼氏を不安にさせるのは逆効果。愛情を取り戻す方法
彼氏からの愛情を感じられないとき、ヤキモチを妬かせたり、連絡を無視したりなど、わざと彼氏を不安にさせて、愛情を確認している人はいませんか? この記事では、「彼氏を不安にさせること」について、悲恋改善アドバイザーの藤本シゲユキさんにアドバイスをもらいました。
お付き合いしている男性に対し、「私のことを好きかどうかわからないから、不安にさせて気持ちを確認したい」と思ったことがある女性も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、「彼氏を不安にさせたい女性心理と注意点」についてお話しさせていただきます。
彼氏を不安にさせたい女性の心理と行動
ここでは、彼氏を不安にさせたい女性心理とそこから派生する代表的な行動について、3つほど解説させていただきます。
1.ヤキモチを妬かせて彼の気持ちを確認したい
よく、恋愛指南書やコラムでは恋人にヤキモチを妬かせるために、「ほかの男性の影をちらつかせる」という手法が推奨されていることが多いです。
この情報を鵜呑みにして、彼氏にほかの男性の存在を話題に出す女性がけっこういらっしゃいますね。
中には、「浮気されたから」「ほかの女性の影が見えたから」という理由から、当てつけでヤキモチを妬かせようとする女性も存在します。
2.嘘をついて心配させたい
体調不良を装ったり、「帰り道に変な人につけられた」などの危険な目に遭ったというような嘘をついたりして、彼氏に心配してもらおうとする女性もいますね。
「自分のことを気づかってくれているかどうかの確認」が元になっているのですが、「大丈夫?」という言葉を彼氏から引き出すことが目的になっていて、駆けつけてくれたら万々歳というわけです。
3.連絡を取りづらくして心配させたい
これは、「生きてるか死んでるかわからない状態にして、彼の気持ちを確認しましょう」「返信を遅らせることで彼を不安にさせ、食いつきを促しましょう」という類の情報が元になっていると思われます。
いきなり音信不通にしたり、暇なのにLINEの返信をわざと遅らせたりと、その方法は枚挙にいとまがないですが、こういった駆け引きに頼っている女性がいまだに多いのは事実です。
彼氏を不安にさせるメリット
結論から言うと、一時的に相手を不安にさせて気持ちの再確認をすることは可能なので、「突貫工事」という意味合いではメリットがあります。
ただ、これは彼氏が彼女のことを好きでいてくれているという前提に基づいてのものです。
そして、突貫工事はどこまでいっても突貫工事にしか過ぎないので、もし恋人の気持ちが離れたのだとしたら、「根本的な部分」を解決しないと、まったく意味がありません。
それに、交際初期のラブラブ期間は一定の時間が過ぎると収まっていくので、そこから先はいかにお互いが「信頼関係」を形成できるかにかかっています。
彼氏を不安にさせて気持ちを推し量るような子どもの恋愛をしている女性ほど、信頼関係が築けていないといっても過言ではありません。

恋人を甘やかしすぎたり、依存させることによって精神的に不安定な状態にさせていない?
彼氏を不安にさせる方法以外で、愛情を取り戻す方法
前述したように、恋人を不安にさせたところで一時的な気持ちの確認ができたに過ぎません。
もし彼氏の気持ちが薄れているのだとしたら、「自分」と「2人の関係性」の2点を根本的に見直さないといけません。
その方法について5つ、解説させていただきます。
1.自分をアップデートする
恋愛においての「飽き」とは「ネタ切れ」を意味します。
どちらかの人間が、交際当初から何も成長せずに変わらなかったとしたら、そこに新鮮さも刺激も発見もありません。
飽きに向かって加速していくのは、当たり前のことなんです。
好きな人と付き合ったり、結婚できたりしたら幸せになると錯覚している女性はいまだに多いですが、これはゲームでたとえるなら、ただ「一面」をクリアしただけに過ぎません。
「変わらず自分を愛してもらうためには、進化しつづけること」が大前提ということを忘れないでください。
2.頭が恋愛一色にならないよう、生活の時間配分を変える
恋愛中は、彼氏のことばかり考えてしまうという女性は多いです。
しかし、そういった女性ほど暇なので、飽きられる確率がものすごく高いです。
人がネガティブになるときは、「暇なとき」「寒いとき」「空腹時」のどれかなんですよ。
「自分で自分の機嫌をとる」ことができない女性は、満たされなさを恋人になんとかしてもらおうとするのですが、残念ながら自分の機嫌は自分でしかとることができません。
人間の脳というのは、考えたくないことほど考えてしまうようにできています。
頭の中が恋愛一色にならないようにするには、何か集中できたり、やらなければいけないことを作ったりと、「ほかに考えなければいけないこと」を生活に組み込む必要があるでしょう。
3.相手のせいばかりにしない
「前は私のこと好き好き言ってくれたのに」「ずっと一緒にいようと言ってくれたのに」といくら嘆いたところで、それは過去の話。
現在、相手の気持ちが離れているのであれば、それが「現実」として起こっていることです。
なぜ、今の状態になったのか、また自分に非がなかったかを考え、「冷静になって」振り返る必要があるでしょう。
冷静にならないと見えてこないものって、すごくたくさんあるんですよ。
4.今の自分の気持ちを素直に打ち明ける
交際当初よりも彼氏のテンションが明らかに下がっていると、「気持ちが離れたんだ」と決めつけてしまいがち。
しかし案外、相手が元の習慣と性質に戻っただけで、なんの他意もなかったというお話は結構あります。
こういったことを知るためには、相手に踏み込む必要があるので、「今自分がどんなことを思っていて、どんなことを望んでいるか」を伝えないといけません。
まちがっても感情的になったり、要求ばかりになったりしてはよろしくないので、あくまでも「今の自分の気持ち」を伝えて、それについて「どう思うか」を確認してみてください。
誠実な男性ならちゃんと向き合って答えてくれますし、逆に不誠実な男性ならいくら彼女のことが好きであっても、逆ギレしたり無視したりふんわり濁したりします。
5.自分が相手に何を与えているかを考える
ギブアンドテイクで物事を考えている人は男女問わず多いですが、「ギブアンドギブ」が正解です。
ある著名人が、「社会に出たら、相手から何かしてもらうのを待ってるヤツが多いけれど、先にこっちが笑顔になるようなコミュニケーションがとれていないと、そいつの話を聞きたいとも思わない」と仰ってましたが、これは何もまちがってはいません。
相手に何かを与えてもらいたいのであれば、先にこちらが与えないと返ってこないぐらいに思っておいたほうがいいでしょう。
恋愛がうまくいく女性は、相手に与えてもらうことよりも、自分から与えるほうが幸せにつながるとわかっています。
大切なことは「信頼関係を築いていく」こと
以上が、「彼氏を不安にさせたい女性心理と注意点」です。
前述のように、大切なことは「信頼関係を築いていく」ことです。
これから信頼を積み重ねようとしている相手に、「試す」という駆け引きじみた行為は、ものすごく愚かだといえるでしょう。
仕事を例に出すと、「いちいちこちらのことを試してくるような取引相手のことを信用できないでしょ?」という話です。
それは恋愛でもまったく同じで、彼氏のことを不安にさせようとする女性ほど、信用されないと思ったほうがいいですね。
(藤本シゲユキ)
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