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幸せとは何か~自分の幸福度を高める6つのヒント

秋カヲリ

人は誰しも幸せになりたいと願っています。

では、幸せとはいったいなんなのでしょうか? どうしたら幸せになれるのでしょうか? 特に女性は、恋愛、仕事、家族、趣味などさまざまな軸があり、「幸せになりたくても何から取り組んだらいいのかわからない」という人も多いようです。

今回は、「幸せになりたい!」と願う女性に向けて、幸福度を高める6つの行動をご紹介します。

幸せとは何か

そもそも幸せとはなんなのでしょうか?

アメリカでも中国でもインドでも、世界中の人に「人生でもっともほしいものは?」と聞くと、大半が「幸福」と答えます。

しかし、幸せのかたちは人それぞれ。結婚してもお金を手にしても「不幸だ」と感じる人もいれば、必要最低限の住まいとお金だけで「幸せだ」と感じる人もいます。

幸せはみつけるものではなく、自分で創造し築くものです。

贅沢な暮らしをしていなくても、大好きなパートナーがいなくても、今の自分に満足していれば誰でも幸せを感じることができます。

富、名声、美……。世間的にいわれる幸せ=幸福?

世間的にはお金があって裕福だったり、パートナーから深く愛されていたり、仕事で活躍していたり、人から注目される影響力があったりすると「幸せ者だね」といわれがちです。

富、名声、美……たしかにどれもすてきな要素ですが、これらの条件を満たしていても「私は幸せじゃない」と考えている人はたくさんいます。

幸せを感じられない人は、自分と他人を比較しがちです。富も名声も美も、比べれば青天井でキリがありません。

生活ランクを決定づけるお金ですら、短時間のささやかな幸せしか得られないといわれています。つまり、世間的にいわれる「幸せ」はあまり幸福度につながっていないのです。

幸せを決めるのは自分の行動

人の幸福について研究するポジティブ心理学の調査では、幸福を決定する要素は大きく3つに分けられます。

富・名声・美などの環境は、なんとわずか10%。恋人がいる、お金があるといった環境だけだと、幸福度は10%しか左右されないのです。

では、ほかの要素とはどのようなものでしょう。50%は遺伝、そして、40%を占めるのは「意図的な行動」でした。遺伝は変えられませんが、意図的な行動をとれば幸福度の40%を決定づけることができるのです。

自分で変えられる40%に注力して、幸福度を高め、幸せを実感しましょう。

参考記事はこちら▼

あなたは幸せ? 今の「幸福度」を診断してみましょう。

本当の幸せをみつける6つの行動

幸福になるための最大のカギである「意図的な行動」を具体的に解説します。すぐに実践できる6つの行動をピックアップしたので、今日からすぐにはじめてみましょう。

(1)「ありがとう」をたくさん言う

感謝の気持ちを表すと、幸福度が高まります。

なぜなら、感謝すると今目の前にあるものや出来事を大切にする気持ちが芽生え、現在の状態に価値を見出すことができるからです。

「ありがとう」と口に出すだけでも妬みや嫉みなどネガティブな感情が洗い流され、ポジティブな気持ちに切り替えやすくなるでしょう。

「ありがとう」とたくさん言う人は、落ち込んだり不安になったりしにくく、ノイローゼになる割合も低いことがわかっています。

(2)感謝日記をつける

「ありがとう」と言うのが恥ずかしい、なかなか面と向かって感謝を伝える機会がない、といった人は「感謝日記」をつけてみましょう。

自分でノートに書くだけなので、自分のペースで感謝する気持ちと向き合うことができます。

最初はすぐに思いつかないかもしれませんが、1日の終わりにスケジュール帳や日記帳に「今自分が感謝していること」を3~5つ書いてみてください。

「ランチがおいしかった」「前の人がドアを開けてくれた」など些細なことでも構いません。この習慣をつけると、自分の日常がより素晴らしいものに感じられるようになります。

(3)楽観的に考える

言うまでもなく、悲観的に考えるとネガティブになり、幸せを感じにくくなります。

幸せな人は物事をポジティブに捉え、楽観的に考える傾向があるのです。なるべく物事のプラス面に目を向けて、人を大目に見たり、自分を信じたりして楽観的に考える癖をつけましょう。

ただ、楽観的とはいっても「なんとかなるだろう」と盲目的に信じるだけでは不十分です。

幸せな人は「どうやったら目的を達成できるか」というプロセスまでイメージしたうえで「自分は成し遂げられる」と信じているのです。楽観的に考えつつも、幸せを手にするための努力をする姿勢を持ちましょう。

(4)大きな目標と小さな目標を立てる

成功へのプロセスを描くうえで必要なのが、大きな目標と小さな目標です。

大きな目標を立ててから、その大きな目標にたどり着くための小さな目標を複数立てるようにしましょう。幸福度を高めて幸せになるためには、長期的努力が必要です。

大きな目標に向けてコツコツ努力をし、少しずつ自分の成長を実感してこそ、人は達成感を得て幸せを実感できます。

ただ、大きな目標を達成するには時間がかかります。大きな目標だけを追いかけていると途中で挫折しやすく、幸福度は下がってしまうでしょう。

そこで大きな目標に達成するまでのプロセスで小さな目標をいくつか立て、ひとつずつ小さな目標をクリアしていくことで幸せを実感しやすくなります。

(5)他人と比べない

他人と比べると、考えすぎてしまってネガティブな感情を抱きやすくなります。

他者比較は傷つきやすく、おびえやすくなる傾向があるのです。幸せな人とは、不安な気持ちから自分の注意をそらすことができる人。自ら不安を注視しないためにも、他人と比べるのはやめましょう。

今の自分に対する不安があるなら、他人ではなく過去の自分と比べてください。過去の自分と比べたら、今の自分は少なからず成長しているものです。

どんなに些細な変化であっても、それは自分が少しずつ努力して積み上げてきた実績。自分を過小評価せず、認めてあげましょう。

(6)人に親切にする

幸せな人は、不幸な人に比べて人間関係がうまくいっています。

いったいどうしたら人間関係がスムーズになるのでしょうか。良好な人間関係を築く最大のコツは「親切にすること」です。

人に親切にできる人は寛大であり、人に何かを与えられます。「親切にした分だけ自分が犠牲になり、かえって面倒なことを押しつけられるのではないか」と思うかもしれませんが、実際には人にやさしくすると気分がよくなり、結果的に幸福度が高まるのです。

つまり、親切にすればするほど幸せになれるということ。「情けは人の為ならず」という言葉は嘘偽りない事実なのです。

自分の行動を変えれば幸せな人生が手に入る

幸せになることはとても難しいことのようですが、今回ご紹介した6つの行動を取り入れることで幸福度を高めることができます。その行動が習慣化すれば幸福のスパイラルができ、環境に左右されず自分を信じられる「幸せな人生」が手に入るでしょう。

(萩原かおり)

※画像はイメージです

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