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現役ライターが回答! ライターの仕事と必要なスキル

中田ボンベ@dcp

求人広告などで「ライター募集!」といった文言を見たことはありませんか? ライターというのは「文章を書く人」で、たとえばwebサイトや雑誌の記事の文章を書いたりするお仕事です。クリエイティブな仕事なので、憧れている人もいるかもしれませんね。そこで今回は「ライター」の仕事についてまとめてみました。求人広告などで「ライター募集!」といった文言を見たことはありませんか? ライターというのは「文章を書く人」で、たとえばwebサイトや雑誌の記事の文章を書いたりするお仕事です。クリエイティブな仕事なので、憧れている人もいるかもしれませんね。そこで今回は「ライター」の仕事についてまとめてみました。

ライターという仕事に対する印象

まずは、ライターという仕事に興味のある人がどのくらいいるのかや、どういった印象を抱いているのかなどをアンケート調査してみました。

ライターの仕事に興味のある女性は約21%

Q.ライターという仕事に興味はありますか?

ある(20.6%)ない(79.4%)

※有効回答数399件

「ライターという仕事に興味がある」と回答した人は2割強。「なりたい職業ランキング」の上位に登場するような仕事ほどではありませんが、およそ5人にひとりが興味を持っていると考えると、人気のある職業だといえるのかもしれませんね。

ライターという職業の印象

続いて、ライターに対してどのような印象を持っているのかを聞いてみました。

言葉で表現する能力が高い

・「着眼点が鋭くて、言葉の表現をたくさんもっている人」(34歳/その他/事務系専門職)

・「センスのある人がしている仕事。言葉の表現力が豊かで、構成が得意でないとできない」(22歳/金融・証券/専門職)

想像力が豊か

・「想像力が豊かで、ユーモアを少し交えた文章が書ける人、というイメージ」(25歳 機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

・「想像力や発想力が豊かで文才がある人だけがなれる」(29歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

締め切りが大変そう

・「締め切りに追われていて大変そう」(27歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)

・「毎回締め切りに終われていそうなイメージ」(24歳/電機/秘書・アシスタント職)

収入が不安定

・「働く時間が不規則で収入が不安定」(30歳/医療・福祉/専門職)

・「収入が安定していなくて将来が不安」(28歳/商社・卸/その他)

ライターに対する印象でもっとも多く寄せられたのが「言葉で表現する能力が高い」という声。うまく言葉にできないような物事でも、文章で伝えないといけませんから、その能力は欠かせませんよね。想像力も同様です。また、締め切りに追われているイメージや、収入が不安定といったネガティブなイメージを抱いている人も多くいるようでした。

ライターという仕事の現実

では、ライターの仕事は上で皆さんに挙げてもらったイメージどおりなのでしょうか? 「ライターという仕事の現実」をご紹介します。

ライターになる方法~文章スキルの身に付け方

ライターは執筆者という意味で、広義では小説家もライターに分類されます。ただ、一般的には「webや雑誌の記事の文章を書いたりする人」をライターと呼んでいることが多く見られますね。たとえば、求人サイトで募集されているライターのほとんどが、webの記事執筆の仕事だったりします。そうしたwebや雑誌の記事の文章を書く仕事をするには、以下のような方法が挙げられます。

自社メディアを持っている企業に入社する

まずは自社メディアを持っている企業に入ること。入社しても必ずライター職に就けるわけではありませんが、希望どおりに配属されれば自社メディアに載せる文章を書くことができるでしょう。ほかにも、そうした企業が中途採用でライターを募集していたりもしますが、基本的に経験者が優先して採用されるために、未経験者OKでない限りは採用されるのは難しいかもしれません。

編集プロダクションに入る

「とにかく経験を積みたい!」という人は、文章執筆の仕事を請け負う編集プロダクションに入るのもひとつの方法です。採用試験(定められたテーマに基づいて執筆した原稿を提出)が設けられている場合もありますが、未経験者でも可能な編集プロダクションもあるので、まずは応募してみるといいでしょう。

フリーライターになる

また、フリーライターとして活動する方法もあります。ただ、何も実績がないと仕事を依頼されることはありませんから、未経験者がいきなりフリーライターになるのは無謀。まずは編集プロダクションなどで原稿執筆のスキルを磨きつつ、実績を積み上げていくべきです。
ライターには原稿執筆のスキルも必要です。これはもうひたすら文章を書いて推敲してもらうしかありません。自己流だと、どこがまちがっているかいつまでもわからなかったりするので、編集プロダクションなどに入り、校閲者に原稿を確認してもらうことが重要になるのです。ほかにも、いろんな文章・創作物に触れて表現力を学んだりすることも大事。文章は一朝一夕で上手になるものではありません。地道に努力することが上達させるこつだといえます。

ライターと編集者の違い

よく「編集者とライターは何がちがうのか」と思っている人がいますが、編集者はコンテンツを編集して作り上げるのが仕事です。たとえば、webサイトの旅行記事の編集だと、まずはどういった記事にするのかを考えます。そして考えた記事を作るために必要な要素を出し、写真が必要ならカメラマンに依頼し、文章が必要ならライターに依頼するなどをします。こうしてさまざまな要素を組み合わせて、コンテンツを作るのが編集者の仕事です。編集業務を行うライターもいますが、ライターはあくまで執筆者ですから、本来編集の仕事とはまったく別物なのです。

ライターという仕事の魅力

ライターの仕事の魅力としては「自分の書いた文章が世に出て、多くの人の目に触れること」が挙げられます。特に初めて自分の記名原稿が掲載されたときの喜びは、得も言われぬものです。また、取材で多くの人に出会うことができるのも醍醐味のひとつ。メディアによっては幅広い職種の人と出会い、話を聞くことができます。自分の知らない世界の話が聞けるのは非常に刺激的。もちろん、文章力や表現力を磨くことができるのもこの仕事ならではの魅力でしょう。

ライターという仕事が大変なところ

ライターに限らず、クリエイティブな仕事には「産みの苦しみ」があります。思ったように書けないときや、うまく表現できないことが続くと苦しいものです。また、仕事の依頼具合によって過密なスケジュールになったり、クライアントからの急な対応に追われることもあります。ほかにも、自分が執筆した文章が批判にさらされることもあり、ときには容赦のない誹謗中傷を受けることも……。

ライターの収入について

ライターの収入はピンキリというのが現状です。たとえば自社メディアを持っている企業の社員であれば固定給。編集プロダクションだと社員は固定給、アルバイトなら時給となります。仕事量で収入が変わるフリーの場合は、仕事がないと0円もあり得るなど不安定なケースが多く見られます。メディアに引っ張りだこになるほど人気を得れば、大きな収入を得られる可能性があるものの、誰しもが高給取りになれる仕事ではありません。

文章を書くのが好きな人は目指してみては?

ライターになりたいのならば、いきなり未経験なままフリーで活動するよりも、出版社や編集プロダクションに入ることがオススメ。そこで実績や経験を積み、人脈を広げてからフリーになるのがスムーズな方法です。ですから、ライターに興味があるけど迷っているという人は、募集があれば思い切って応募してみるといいかもしれませんね。

(中田ボンベ/dcp)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ調査日時:2018年7月19日~7月20日調査人数:399人(22~34歳の未婚女性)

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