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いくらが理想? 旦那に渡すお小遣いの相場

三浦一紀

毎月の家計のやりくりに頭を痛めている主婦の方も多いことでしょう。そのような状況では、余計な出費は1円でも抑えたいもの。そこでついつい候補に上がってしまうのが、旦那のお小遣いではないでしょうか。しかし、旦那はいつもお小遣いが少ないと嘆いています。そこで、既婚女性と既婚男性にお小遣いについてアンケート調査を実施。あなたの家庭のお小遣いは多い? 少ない?

旦那の小遣い、いくらにしてる?

まずは既婚女性の方に、お小遣いに関するアンケートを行いました。

お小遣い制、導入してる?

お小遣い制を導入している家庭はどれくらいあるのでしょうか?

Q.あなたの家庭では、旦那さんに毎月のお小遣いを渡していますか?

はい(51.8%)
いいえ(48.2%)
(※1)有効回答数398件

お小遣い制を導入しているかどうかは、半々のようです。やや導入している家庭の方が多いですね。

お小遣いの金額はいくら?

お小遣い制の家庭では、どれくらいの金額を渡しているのでしょうか?

Q.旦那さんのお小遣いは月いくらですか?

1万円未満 (1.0%)
1万円以上〜2万円未満 (16.5%)
2万円以上〜3万円未満 (35.4%)
3万円以上〜4万円未満 (26.2%)
4万円以上〜5万円未満 (9.2%)
5万円以上〜6万円未満 (7.8%)
6万円以上〜7万円未満 (1.5%)
7万円以上〜8万円未満 (1.0%)
8万円以上〜9万円未満 (0%)
9万円以上〜10万円未満 (0.5%)
10万円以上 (1.0%)

(※1)有効回答数206件(「小遣い制である」と回答した人)

一番多かったのが2万円以上3万円未満、その次が3万円以上4万円未満。ほとんどが、1万円以上4万円未満という感じです。それ以上の金額の家庭もあるようですが、金額が上がるに連れて数は少なくなっています。しかし、10万円以上の家庭もあります。旦那さんの稼ぎがすごいのか、奥さんがやりくり上手なのか……。

お小遣い制のメリットって?

奥さんから見た、お小遣い制のメリットとはどんなところでしょうか。(※1)

無駄遣い防止

・「制限をかけて、それ以上のお金を使わせないようにできるから」(24歳/岐阜県/その他/その他)

・「旦那が浪費家のためお小遣い制にすることでセーブできるから」(27歳/医療・福祉/専門職)

家計の管理がしやすい

・「日毎で渡しているといくら渡したのかなど、家計の管理もやりづらいので、お小遣い制にすることによってわかりやすい」(34歳/建設・土木/事務系専門職)

・「毎月の生活費が確定するため家計の管理がしやすい」(27歳/その他/その他)

貯金するため

・「毎月使える金額を決めることで貯金の計画が立てやすい」(26歳/その他/営業職)

・「無駄遣いを減らし、貯金するため」(29歳/人材派遣・人材紹介/営業職)

毎月決まった額を渡すことで、家計の管理、貯金がしやすくなるという面と、旦那さんの無駄遣いを防止するという効果があるようです。家計を預かる主婦の立場からすれば、毎月決まった額というのはわかりやすくていいですね。

自分のお小遣い、旦那はどう思ってる?

お小遣いをもらう、旦那さんのほうは自分のお小遣いについてどう思っているのでしょうか。

自分にお小遣い、どう思う?

お小遣い制の旦那さんに、自分のお小遣いの額は適正かどうか聞いてみました。

Q.自分のお小遣いの額は適正だと思いますか?

高すぎる (2.5%)
適正 (49.0%)
安すぎる (48.5%)
(※2)有効回答数202件

「適正」と「安すぎる」という回答がおよそ半数ずつという結果に。もっと欲しいと思っている方が約半数いるということです。

お小遣い、いくらなら妥当?

それでは、旦那さんは自分のお小遣いがいくらなら妥当と思っているのでしょうか。

Q.毎月のお小遣いは、いくらだったら妥当に感じますか?

1万円未満 (13.3%)
1万円以上〜2万円未満 (20.4%)
2万円以上〜3万円未満 (22.4%)
3万円以上〜4万円未満 (20.4%)
4万円以上〜5万円未満 (14.3%)
5万円以上〜6万円未満 (6.1%)
6万円以上〜7万円未満 (0%)
7万円以上〜8万円未満 (2.0%)
8万円以上〜9万円未満 (0%)
9万円以上〜10万円未満 (0%)
10万円以上 (1.0%)
(※2)有効回答数98%(「安すぎる」と回答した人)

ほとんどの回答が、5万円未満となっています。世の旦那さんは、それほど莫大なお小遣いが欲しいと思っているわけではないようです。あとちょっと、あとちょっとだけ値上げしてくれれば。そんなところでしょうか。

お小遣い金額に対する男性の本音

それでは、お小遣いに対する本音を聞いてみましょう。(※2)

足りない

・「昼食代込みで2万円は足りない」(33歳/通信/販売職・サービス系)

・「飲みに行くと、立場上多めに払わなきゃいけない。だから、足りない…」(39歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

タバコ代にしかならない

・「月に2000円しかもらっていない喫煙者だが、もちろん足りるはずもなく毎月勝手に1000円ずつおろしている。タバコにしかお金を使わないので、そのほか仕事での付き合いも急にはできない。すべて自己申告。それも回数が多いと断れと止められる」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「タバコ代くらいにしかならないから。とはいえ、言えばもらえるので不満はないと言えばないのだが、言わないともらえないのがきつい」(37歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

付き合いに支障が出る

・「趣味のスポーツで欲しいものや飲み会などを行うことができないため」(38歳/医療・福祉/専門職)

・「現在月1万円ですが、友人や同僚との付き合いで金欠になることが多々あるから」(34歳/団体・公益法人・官公庁/その他)

遊びたい、好きなことにお金を使いたいという気持ちもあるのでしょうが、それよりもランチや仕事上の付き合いなどにも支障をきたしているため、値上げしてほしいというコメントが多く見られました。

よく話し合ってお互い納得するお小遣いを

お小遣いは、基本的に旦那さんの収入によって決まるものかと思います。自分の収入が少ないとわかっている場合は、お小遣いを上げてほしいとはあまり思わないかもしれませんが、それなりに収入があるのにお小遣いが少ないというのは、仕事や家庭へのモチベーション低下にもつながりかねません。一方で、家計を預かる奥さんの立場とすれば、旦那の小遣いは少なければ少ないほどいいと思うもの。話し合いをして、お互いが納得する金額になるよう、努力してみてはいかがでしょうか。旦那さん、意外とお小遣いが少なくて困っているかもしれませんよ?

(三浦一紀)

※画像はイメージです

(※1)マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年6月6日~6月8日
調査人数:398人(22~34歳の既婚女性)

(※2)マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年6月6日~6月7日
調査人数:389人(22~39歳の既婚男性)

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