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お見合いを楽しむ会話術って? 会話が弾まないときの対処法

吉武利恵

おぜきめぐみ

初めて相手と顔を合わせるお見合いの席。慣れない場でいつも以上に緊張してしまうのは当たり前ですよね。そんなお見合いの場で、緊張せずに会話を楽しみ、次につなげるためにはどうすればいいのでしょうか。今回は、お見合いを楽しむ会話術をイメージコンサルタントの吉武利恵さんに教えてもらいました。

お見合いを楽しむための会話術

まずは、お見合いでの会話が弾むテクニックをチェックしていきましょう。

お見合いの席ですると仲が深まる質問

「今一番熱中している(ハマっている)のはなんですか?」

熱中している(ハマっている)ものは、相手が今一番好きなこと。相手にとって今の生きがいといえます。相手からどんな話が飛び出してくるのかを楽しみましょう。自分の好きなことについて、相手が興味を持って聞いてくれると、ついつい気持ちよく話してしまうことがありませんか? これは、心理学でいう「自己開示」で、自己開示した相手に好意を持つ傾向があるといわれています。

そして、十分話し終えたときに効果を発揮するのが「返報性の法則」です。これは人から何かしらの施しを受けたとき、「お返しをしなくては申し訳ないような気持ちになる」心理作用。相手が「次はあなたの話を聞きたい」と言ってくれたなら大成功です。

「趣味はありますか?」

「趣味はなんですか?」という聞き方も悪くありませんが、“何か”という聞き方だと、趣味があることが前提となります。人によっては、「趣味がない」「どこまでを趣味と言っていいか迷う」という場合も。「趣味はありますか?」と聞くことで、「ない」という選択肢も準備できるのです。「ある」と答えた人には、次に「趣味は何?」と聞けますね。もし、「ない」と答えた人なら、「趣味までいかなくても、好きで定期的にやっていることは?」など、相手に合わせた質問で会話を続けられますよ。

「過去、どんな趣味がありましたか?」

同じ趣味を持っていると話が盛り上がりやすく、「共通の趣味がある人」=「自分の趣味を理解してくれる人」となるので、初対面の会話のストレスが軽減され、話しやすい人として認識されます。

共通部分があると早く仲が深まりやすいため、共通部分を探すために現在の趣味だけでなく、過去の趣味もたくさん聞いてみましょう。ひとつでも共通部分が見つかれば、そこから話を広げることができます。

趣味以外なら過去に住んだ土地や学生時代のクラブ活動、子どものころの夢など、ぜひ共通部分を探してみてください。もし共通部分が見つからなくても、自分の趣味の話を熱心に聞いてもらえると、趣味を認めてもらえたという喜びになります。相手の趣味の話は、ぜひ興味を持って聞いてあげてくださいね。

お見合いでの会話が弾むテクニック

お見合いは“出会いの最初の扉”です。限られた時間の中で、印象よく次のステップにつなげたいですよね。そこで、会話を弾ませるテクニックを3つご紹介しましょう。

ほめ言葉をプレゼントしましょう

何でもほめればいいというわけではありません。漠然としたほめ言葉や過剰なほめ言葉ではなく、お見合い中に見つけた「相手のいいところ」をほめましょう。人は自分に興味を持ってくれる人を好きになる傾向があります。ほめ言葉を伝えることで相手に興味を持っていること、相手を理解しようとしていることを伝えることができます。

同意と共感で心の距離を近づけましょう

相手の話をただ聞き続けるだけでは会話は弾みません。相手の話や考え方で同意できる部分があれば、「私も同じ意見です」と相手に伝えます。また、共感する部分があれば「私も同じように感じます」と相手に共感を伝えましょう。さらに、相手の喜怒哀楽(嬉しい、腹立たしい、哀しい、楽しい)の感情に寄り添う発言も有効ですね。

笑顔で印象美人を目指しましょう

自分の話をニコニコ笑顔で楽しそうに聞いてくれる女性に男性は惹かれます。生まれ持った容姿は変えられなくても、笑顔は意識さえすれば誰にでもできることです。ぜひ心がけてくださいね。

会話が弾まないときの対処法とは?

会話を盛り上げようとがんばっているのに、なぜかうまくいかない……。そんなときに試してほしいコツをご紹介します。

会話が弾まない原因

もしお見合いの途中で会話が弾まなくなったら、直前の会話を思い出してみてください。まずは「なぜ、会話が弾まなくなったのか?」と、原因を考えてみることが大切です。

自分ばかり話していて、相手の話を聞かない

自分ばかりが話していると、相手に「自己中心的な人」という印象が残ってしまうかもしれません。話す内容はもちろん、話す量にも気をつかいましょう。

批判や否定の発言をする

特に初対面で、批判や否定ばかりしてくる人と会話を続けたいと思う人は少数派のはず。普段から辛口キャラであっても、お見合いの席での批判や否定は避けたほうがいいですね。

他人の悪口や嫌味を言う

悪口や嫌味は、聞いていて気分のいい話題ではありません。お見合いの席にはふさわしくありませんので注意しましょう。

会話が弾まないときの対処法

会話が弾まないということは、相手にとって「その会話が楽しくない」「会話を続けたくない」という意思表示。そんなときは、会話が弾まなくなったからといって急に話題を変える前に、まずは試していただきたい対処法3つをご紹介します。

素直に謝る

自分ばかり話してしまった際は「ごめんなさい、ついつい私ばかりしゃべりすぎちゃった。今度は私が聞く番ね」と素直に謝り、笑顔で相手の話を聞く態度を示しましょう。

相手を思いやる

交際中も結婚後も、相手への思いやりはとても大事な要素です。あなたらしい優しさと気づかいを、言葉と態度で表してみましょう。あなたの思いが相手に届くかもしれません。

感謝を伝える

会話が弾まないときは気まずい空気が流れますよね。気まずい空気のまま、お見合いが終わってしまうのは、とてももったいないこと。空気の流れを変えるためにも、今日出会えたことやお見合いの際の出来事など、相手に感謝の言葉を伝えてみましょう。

お見合いの場で聞いてはいけないこと

お見合いの席は、初対面の相手との大切な出会いの場です。初対面、つまり、まったく人間関係ができていない状態とも言えます。あなたにも初対面の人に聞かれたくないことがあるように、相手にも聞かれたくないことはあるはずです。自分が聞かれたくないことは、極力相手に聞かないようにしましょう。

結婚を前提としたお見合いの席では、事前に聞いておきたいことが山ほどあると思います。しかし、お見合いの段階で悪い印象を与えてしまったり、相手を嫌な気分にさせたりしてしまっては、次につながることはまずありません。本格的に結婚に向けたお付き合いがはじまれば、あなたが聞きたいことを聞く機会はいくらでも訪れるはず。まずは人間関係を構築することに重点を当てましょう。

「なぜ今まで結婚しなかったのですか?」という質問

この質問をすると、他人が土足で自分の心の中に 上がってくるように感じる人もいます。選んで結婚しなかった人も、結婚したくてもできなかった人も、十人十色のドラマがあるはずです。初対面では相手が答えにくい場合があるため、この質問は避けるほうが無難でしょう。

結婚の条件確認

結婚の具体的な条件について矢継ぎ早に質問を浴びせられると、まるで面接されているように感じます。お見合いの席では条件を知ることより、相手の人格を知ることを中心に、楽しい会話になるように心がけましょう。

お金の話

具体的なお金の話も、お見合いの席では避けたほうが無難です。今の年収や貯金額、親の財産、未来の収入予測など、初対面でお金の話を突っ込んで聞かれると、人格よりお金目的の人だと判断される可能性があります。注意しましょう。

これらの、過去の恋愛、譲れない条件、お金の話などは、軽々しく誰にでも話す内容ではありません。次のステップに進まない人には話したくない話題です。それらは本格的に結婚へ向けたお付き合いがはじまる段階で確認しても遅くありません。お見合いの席は、対面で2人の相性や空気感を判断できる、貴重な時間ととらえましょう。

お見合いは、相手との会話を楽しもう

いかがでしたでしょうか。お見合いは新たな出会いの場です。まずは上記を参考に、相手との出会いを楽しもうとする気持ちが大切なようですね。自分が相手との時間を楽しめれば、きっと相手も楽しんでくれるはず。笑顔を忘れずに、素敵な出会いを見つけてくださいね!

(文:吉武利恵、構成:おぜきめぐみ/マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

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