結婚したら……専業主婦になりたいと思う女子は38.8%、一方「なりたくない」派の理由は?
仕事と結婚。女性にとって、人生を考える上で大切な2つですよね。働く女性にとっては、結婚しても働き続けるのか専業主婦になるのかというのは、大きな選択になります。そこで今回は、未婚の働く女性に結婚したら専業主婦になりたいかについて聞きました。
Q.結婚したら専業主婦になりたいですか?
「なりたい」……38.8%
「なりたくない」……61.2%
専業主婦には「なりたくない」という女性が6割を超える結果となりました。詳しい理由を見ていきましょう。
<「なりたい」派の意見>
■家事や子育てに専念
・「家庭に専念したい」(32歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「子どもが小学生になるまでは一緒にいたい」(23歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
家事や子育てに専念したいという女性は専業主婦になりたいと考えているようです。
■働くより好きなことをしたい
・「仕事は十分楽しんだので、結婚したら家庭に入りたい」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「働かずに自分の時間が持てるので」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
仕事をやりきったという実感を持っている女性は家庭に……と考えているのでしょうね。
■「両立」はムリ
・「仕事との両立なんてできないから」(33歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
「仕事と家庭の両立」という語られ方をするのは大体女性です。仕事と家庭、そしてときには介護も求められてしまうと「どうして女性ばかり」という思うことも。消極的な理由から専業主婦になりたいと思う女性がいることも事実です。
<「なりたくない」派の意見>
■経済面
・「夫婦そろって働いて二人三脚でがんばりたいので」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「自分が自由に使えるお金がほしいから」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
・「なれるならなりたいが、今時共働きじゃないと家計が苦しいような気もするから」(26歳/団体・公益法人・官公庁/営業職)
・「父がリストラにあって高校時代からお金に苦労したので夫婦共稼ぎで安定した生活を送りたいと思っているから」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ひとりの人間として自立していたいし、夫に万が一のことが会ったときに自分が養っていけるくらいの準備をしておきたいから」(27歳/建設・土木/事務系専門職)
稼ぎ頭がひとりよりも2人のほうがリスク分散になります。どちらか一方が働けなくなったときのことを考えれば共働きのほうが安定しています。
■外とのかかわりを持っていたい
・「家にばかりいるのは嫌だし、外とのかかわりを持ち続けたいから」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「人付き合いが限定されそうで嫌だ」(30歳/通信/事務系専門職)
仕事をすることで社会とのつながりができます。
■「なりたい」ではなく「なれない」
・「なりたくないというよりは、なれないと思う。今の時代では、専業主婦はかなりの収入の旦那さんがいないと無理だし、もし離婚や死別が起こった場合に備えて、働いたほうがいいと思っている」(23歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
ずしんと胸にくる回答です。企業の終身雇用制度や年功序列制度が崩壊しつつある社会の状況を考えると「なりたくない」というより「なれない」というのが現実なのでしょう。
<まとめ>
「なりたくない」派が多数派を占めた今回のアンケートですが、世の中の状況を見ても共働きが現実的というところなのでしょうね。ただ、専業主婦に「なりたい」派にも「仕事と家庭の両立なんてできない」という回答があり、どちらの回答からも女性が今置かれている状況がわかる結果となりました。
(ファナティック)
※画像は本文と関係ありません
※『マイナビウーマン』にて2015年10月にWebアンケート。有効回答数103件。22歳~34歳の働く女性)