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結婚する意味がわからない! 専門家が教える「結婚の意味」

中村はるみ

ファナティック

結婚する意味とは

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とはいえ、「結婚する意味がまったくない」ということではありませんよね。では、結婚には具体的にどんな意義があるの? 夫婦円満コンサルタントの中村はるみさんに、過去と現代の「結婚の意味のちがい」を交えながら、解説をしてもらいました。

過去の日本では、世間で言われている常識こそが“結婚する意味”でした、個人的な“結婚する意味”を考えている人は少なかったのです。ひと昔前の常識では、「結婚する意味」は次の3点でした。

1.世間体のため

みんなが結婚するから私もするという心理。行き遅れは恥、という風潮です。女性は結婚するのが当たり前で、適齢期の娘が未婚だとご近所や親戚の手前、両親は肩身が狭い思いをしていました。

2.家のため

これは子孫繁栄の目的です。当時の結婚には、家を存続させる、墓を守るといった意味がありました。

3.子どもの行く末、両親の老後のため

娘には経済力がない、息子には家事力がないというのが当時のスタンダード。また、男性は結婚が出世の条件だった時代もありました。経済力と家事力を補い合い、両親や子どもを支えるため、結婚をしていたのです。

一方、現在の「結婚する意味」は人によってさまざまです。今現在でも過去のような常識(意識)が根強く残る地方もあります。ですが、世間の常識に振りまわされながらも、自分の価値観に沿って生き方を選んでいる女性が多いのが最近の風潮。ですから、「結婚の意味」について悩むのでしょうね。

(相談者に)話を聞くと、結局「幸せになりたい」、ここに落ち着きます。したがって、私が提示する現代の「結婚する意味」は“あなたが結婚することで幸せになること”です。それは、親のためでも経済的安泰のためでも、ましてや世間体のためでもありません。

子どもがほしいためにする結婚もあるでしょう。専業主婦になりたい、キャリアを積みたい。ひとりだけの人生は寂しいから結婚したい、など理由は人それぞれ。とはいえ、これらに共通する目的は“私が幸せでいること”ですよね。

そのために、自分と異なる文化の人を伴侶とし、支え合い、尊重するのが結婚です。「結婚」という関わり合いによってあなたの人生は厚みを増し、人間として成長することができるのです。

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