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思考パターンを広げる方法「メタ認知能力を身につける」

考え方、思考パターンが凝り固まってるなあと感じることはありませんか? それは物事を主観的に見ているからかもしれません。ならば、客観で気に物事を見られるようになれば解決するはず。でも客観的にってどうやって?

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メタ認知能力を身につける

メタ認知能力とは、自分自身を客観的に眺めたりし、そこから得られた様々な情報から必要な物を選別する能力のこと。客観的と言っても難しいですが、他人が自分を見たときに感じる情報が、自分にとっての客観的情報です。

なので、もうひとりの自分が自分を見たときどう感じるか、という情報を収集する能力がメタ認知能力なのです。

メタ認知能力によってどんな人になれる?

この能力を身につけると、自分自身について、冷静に判断ができます。他人の判断に流されることなく、自分はこうであるという意識を持つことができますので、例えば急に仕事を依頼されたときに、それはどのくらいで可能かどうか判断することができます。

また、自分の認識と他人の認識のズレを修正する能力も身につけられます。すると、場の空気を読んだり、他人のものの見方について理解したりできるようになります。そうなれば、その場に合った思考とは何か、冷静に見極められるようになるのです。

メタ認知能力を手に入れるには

まず、メタ認知能力の前提として、幅広い知識を要求されます。自分にない知識や思考パターンというものは、いくら客観的に眺めても出てくることはありません。一番いいのは、本を読むことです。ビジネス書だけでなく、あらゆるジャンルの本を読みましょう。

それによって幅広い知識を頭に押しこむことができます。

また、自分自身を振り返るという訓練も必要です。これは一朝一夕でできるものではありません。定期的に振り返る必要があります。日記やブログのような「後から読み返せるもの」に、自分で書き込んでいくことで徐々に能力が身についていきます。

ただし、いくら読み返せると言っても、他人の対面を気にし、主観的なものを書き込む傾向にあるFacebookやTwitterなどは、メタ認知能力の訓練としてはあまり向きません。

そして、書き込んだらそれを読み返し、自分自身をモニタリングすることも必要になります。「ああ、こういうときにはこう考えているのだ、こういう考えもあるのだな」などと分析し、さらにそれを書き出していきます。これを繰り返すことで、メタ認知能力は少しずつ身についていくのです。

客観的に物事を見るって難しい!と思った方も多いかもしれません。でも、それはすぐに身につくものではないからです。コツコツと地道な努力を重ねることで、知らずに身につく能力がメタ認知能力です。あなたも今日から「自分日記」をつけてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2014年11月14日に公開されたものです

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