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ただのコクだけでは満足できない?!  消費者はプレミアムなコクを求めている

コクに対する意識調査

味や香りを科学的な手法で分析、評価する味香り戦略研究所は、ここ数年注目されている味わい「コク」に関する一般調査を、2015年3月13日~22日の期間、全国の20代~80代の成人男女568名を対象に実施した。

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同研究所は、2013年2月にも同様の調査を行っており、その時のデータと今回のデータを比較しながら分析をした結果、根強いコク人気は、継続しており、ここ2年で60%強の消費者が「コク」商品を選ぶようになっているとのこと。

人が感じる味には、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つの基本味があり、「コク」は、うま味のこと。辛味や渋味の場合は、独立した味覚とはいえず、味覚と口腔粘膜の温度感覚や痛覚との複合から生じる味覚なのだとか。

「コクの感覚」

「コク」を選ぶ理由は、味に深みがあり、奥行きを感じる。美味しいし、満足感が得られる。薄味でもおいしく食べることができる、などであった。

その傾向は、商品に対してのみならず、家庭での食事、料理にも「コク」を意識しているが全体の56%、どちらかと言えば意識するまで合わせると79%が、家庭の料理にも「コク」を求めていることがわかった。

「コク」を意識する料理をあげると、煮物、カレー、スープの順になっており、日常の食卓でも、強くコクを意識していることがわかる。

「コク」という言葉に対しては、「深み、奥行き、旨味、濃厚さ」という味についてのイメージが上位に連なっているが、「広がり、持続性」、「上質(プレミアム)」、「リッチ(豊かさ)」といった特別感を想起させることも明らかになった。

(エボル)

※この記事は2015年04月27日に公開されたものです

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