【イラストコラム】女子が言われて傷ついた余計なひとこと
言った本人に悪気がなくても、言われた側は傷ついてしまうということはよくありますね。言われるのはもちろんいやだけど、もしかしたら自分も言ってしまっているときがあるのかも……と、ちょっと心配にもなります。そんな「女子が言われて傷ついた余計なひとこと」を見てみましょう。
■「今日はモテるね」
今日「は」ってナニ? けんか売られているの? なんとなくこれを言われたときのイメージは竹中直人の笑いながら怒る人。
■「お母さんきれいだね、の後に、ぜんぜん似てないね」
血のつながりがあるからこそ切なさも倍増。うちもお母さん、きれいなんですよ。きれいというか、かわいいというか。自分はあまり似ていないし、お母さんみたいにかわいくなりたかったなぁと常々思うのですが、いつかのお正月、伯父さん(母の兄)に「全然似てないね」とカラッと言われて悲しかったこと思い出しました。
■「男の子だったら絶対イケメン」
これは美人ってことなんじゃないのかなぁ? と思いますが、やっぱり本人は女の子としての自分を褒めてほしいのかもしれませんね。褒め言葉のつもりでうっかり言ってしまいがちかも……。気をつけよう。
■「『私たちは太っている』と勝手に太っている人の仲間にされた」
……うん。イラッとする気持ちをぐっとこらえて、気づかせてくれてありがとう! と、こっそりダイエットの計画でも立てましょう。
■「子どものときから親戚や通りすがりの人によく言われた『色の白いは七難隠す』。ただ『白いね』と言えばいいのに、よっぽど難があるんだろうな…と子どもながらに傷ついた」
たしかに、なんとも言えない気持ちになるかもしれませんね。でも親戚とか通りすがりの人ってきっとお年を召した方々なんじゃないかなぁ。なかなか普段使わない言葉だし。「色白」と「七難隠す」がワンフレーズになっているだけで、本当に心からの褒め言葉のつもりで言っていそう。それに難があろうとなかろうと「七難隠せる」って最強じゃないか。自信持って! 色白、うらやましいよ!
■「久しぶりに会った人に『色っぽくなった』と言われ、『いや~』とまんざらでもなかったのに、『30前だもんね~』と言われ、がっくりきた」
わたしもまさに30前なのですが、自分ではそれほど気にしていないのに周りにやたらと年齢のことを言われるようになって辟易しております。年齢は気持ちだから、ババアと思ったらババアになる。と思う。だから気にしないでいきましょ。大人の色気かましていきましょ。
■「仲良くなった男性に、タイプだし好きだということを言われた。その直後に『俺、かわいい子そんなにタイプじゃないんだよね』と言われた」
好きと言われてうれしいはずが複雑な気持ちに。こんなこと言われたら、思わず彼を二度見してしまうかも。似たようなことを恋人に言われたことがあります。「ブッスだなぁー! でも好きだよ」と。
うん!? ってなったけど、なんかうれしかったです。別にドMじゃありませんよ。顔面の良し悪しを凌駕する愛しさ感じてくれたならいいかって。まぁ数年後別れましたけど。
■「すこし痩せたらきれいになるよ」
……痩せよう!
どれも本当に悪意のない言葉ということはわかるけれど、悪気のない言葉にこそ真実がこめられているなぁとも感じますね。「余計なひとこと」と思うってことは、裏を返せば「ちょっぴり自覚していたこと」だからなんだろうなと思います。
また、こうして見ていくと、自分もうっかり言ってしまうことがあるかもしれないなぁと己の言動を顧みる機会にもなりました。みなさんも「人の振りみてわが振り直せ」で自分の言葉には気をつけつつ、浴びせられる「余計なひとこと」は笑顔でかわせるような、スマートな大人のレディを目指しましょう。
※この記事は『女子が言われて傷付いた余計なひとこと「男だったらイケメン」「色の白いは七難隠す」』を再構成しています。
文・イラスト/MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)
(OFFICE-SANGA)
※この記事は2014年12月07日に公開されたものです