お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

5年越しの改装がついに終了! アート好きなら見逃せない、2014年フランスアート周りの情報

芸術の国フランス。パリのルーブル美術館を筆頭に、たくさんのアートを見ることができますよね。残念ながら修復中や改装工事のため見られないものもありますが、2014年の最新情報ではどうなのでしょうか。見逃せない情報をお届けします!

 

■ルイ・ヴィトン財団の現代アートセンターがオープン!

新しいアートセンターがパリ近郊に誕生します。ルイ・ヴィトン財団の現代アートセンターです。立地はブローニュという森の中で、複数ある建物の中でもフランク・ゲーリーによるA棟はガラス張りの扇が重なったようなフォルム。非常に個性的です。10月27日の一般公開を目指し、建設作業が進められています。

ルイヴィトン財団美術館

ルイヴィトン財団美術館(c) J.Nouvel architecte/Arte Factory

■ピカソ美術館・リニューアルオープン!

パリのマレ地区にあるサレ館の中には国立ピカソ美術館がありますが、2009年から修復工事のため本来の展示を見ることができませんでした。けれども今年に入り、開館日が10月25日に決定。それに先駆けて9月20日・21日の文化遺産の日にはサレ館が一般公開されます。修復後のまるで宮殿のような外観はそれだけで一見の価値アリ。

まもなくリニューアル完了のピカソ美術館

まもなくリニューアル完了のピカソ美術館 (c) Musée Picasso Paris – Béatrice Hatala

■パリに新しい遊歩道が誕生

続いて注目したいのはパリの景観。セーヌ河に新しい遊歩道ができました。場所は左岸。エッフェル塔・オルセー美術館間をつなぐ車道があったところです。単に通行しやすくなっただけでなく、公園やカフェを併設したパリ市民のレジャースポットとして生まれ変わりました。

■マルモッタン美術館・開館80周年イベントとは?

ルイ・ヴィトン財団の現代アートセンターと同じく、ブローニュの森の近くにあるマルモッタン美術館はクロード・モネの作品を収蔵。2014年には開館80周年の特別展示を2回行います。ひとつは「Les Impressionnistes en prive(印象派作品~個人所有の秘蔵コレクション)」(期間:2月14日~7月5日)。もう一つは「Le roman d’Impression, Soleil levant(『印象、日の出』をめぐる物語)」(期間:2014年9月18日~2015年1月18日)です。見逃せませんよ!

4つの新情報についてご紹介しました。フランスのアート事情に詳しい方の中には、国立ピカソ美術館の改修工事に涙をのんだ方も多かったのではないでしょうか。2014年はフランスアートのファンにとって喜ばしい出来事が続きそうです!

(ファナティック)

※この記事は2014年07月11日に公開されたものです

SHARE