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【助産師解説】写真で学ぶ授乳姿勢!パターン別授乳姿勢と4つのポイント

【助産師解説】写真で学ぶ授乳姿勢!パターン別授乳姿勢と4つのポイント

授乳姿勢が正しくないと赤ちゃんがうまく飲めないだけでなく、乳腺炎などのリスクも高くなります。主な6つのポジショニングとNGパターン、正しい姿勢をとれているかを確認できる4つのチェックポイントをお伝えします。


この記事を解説してくれた先生
坂田 陽子先生
看護師 助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は出張専門の助産院”My Midwife”を開業している。
HP:http://ameblo.jp/mymidwife-yoko/

授乳姿勢はひとつじゃない!代表的な授乳姿勢6つ

正しい授乳姿勢と言っても、ポジショニングはひとつではありません。代表的な姿勢や、より楽に飲ませる姿勢など、主な6つのポジショニングをご紹介します。いろいろ試して、自分に合った楽な姿勢を探してみてください。どの姿勢でもママと赤ちゃんがリラックスし、快適に授乳することが一番大切です。

ベーシックな姿勢

まずは、もっとも代表的な2つの姿勢をご紹介します。

<横抱き(クレードル)>

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授乳姿勢として第一に思い浮かべる、もっともベーシックな姿勢です。

ママが上体を起こして座り、飲ませる乳房と同じ側の二の腕に赤ちゃんの頭を乗せ、腕全体と手で背中とお尻を支えます。このとき、赤ちゃんの首の後ろがママのひじの内側に乗るようにすると、飲ませやすいです。また、赤ちゃんのお腹とママのお腹ができるだけ近くなるよう、ぐいっと寄せるようにしましょう。

クレードルはもっとも一般的な姿勢ですが、新生児期はあまり楽とは言い難いポジショニングでもあります。

特に、まだ小さくふにゃふにゃの新生児期は、赤ちゃんの高さ調整やママの腕をもたせかけるのにクッションの使用が役立ちます。専用の授乳クッションでもいいですし、普通のクッションを使っても問題ありません。

その際、羽毛や綿よりは、形が自由に変形して体にフィットしやすいビーズ入りのものがおすすめです。赤ちゃんの重みでクッションが下に沈みこんでしまうと、ママの授乳姿勢が悪くなってしまうことがあります。

ママが赤ちゃんを支えるのが楽になるように、高さ調整を行いましょう。

新生児の頃は、まず交差横抱きで含ませてから、横抱きに支え直しても良いですね。

<交差横抱き(クロスクレードル)>

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こちらも、ママが体を起こした状態(または、後ろにもたれた状態)で、赤ちゃんを横抱きにして飲ませる姿勢です。

基本的にはクレードルと同じですが、飲ませる乳房と逆の手と腕で赤ちゃんを支えるという点が異なります。

左の乳房から授乳するときは、右手で赤ちゃんの頭と首を、右腕で背中からお尻を支えて授乳します。左手はふくませる乳房の下に添えて支えるようにします。

クレードル同様、腕を支えるクッションを使用することで、より疲れにくく、ストレスなく飲ませることができるでしょう。赤ちゃんの頭を支えて含ませるので、新生児期の赤ちゃんやおっぱいになかなか吸いついてくれない赤ちゃんの授乳におすすめです。

ママの体が楽な姿勢

次に、ママが疲れにくい、楽な授乳姿勢をご紹介します。特に、夜間の授乳にいいですね。ただ、場合によっては窒息などの危険があるので、注意したうえで行うようにしましょう。

<添え乳(添い乳)>

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体を起こさず、横になったまま授乳する姿勢です。赤ちゃんも、布団に寝転んだままおっぱいを吸います。ママが横向きになり、乳首と赤ちゃんの口の位置を合わせます。

ママの体と赤ちゃんの体全体が向き合うように、背中に丸めたタオルなどを置いて支えてあげると、より楽に授乳できます。ママの足の間に枕などを挟むとより楽になりますね。

また、帝王切開で出産したママの授乳にもおすすめです。産院の助産師に相談してみてくださいね。

ただ、この姿勢で授乳したまま眠ってしまうと、知らぬ間に赤ちゃんを押しつぶして窒息させてしまう危険性があります。リスクを念頭に置き、不安があるときは体を起こすなど注意しましょう。

<レイバック(レイドバック)式>

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こちらは、ママのお腹に赤ちゃんを乗せて授乳する姿勢です。ソファや大き目のクッションにもたれて赤ちゃんをお腹に乗せ、お尻を手、または膝で支えます。

このポジショニングは、何より腰への負担が少ないので、腰痛がある場合に特におすすめです。また、母乳が出すぎるママや乳房が大き目のママにもおすすめの授乳姿勢です。

ただし、添え乳同様、場合によっては赤ちゃんがうつ伏せ状態で寝てしまい、窒息するリスクがあります。くれぐれも注意してください。

ちょっとテクニカルな姿勢

少しテクニックが必要になりますが、以下のようなポジショニングで飲ませることもできます。乳腺や乳首のトラブル予防・緩和の際に試してみてほしい姿勢です。

<脇抱き(フットボール抱き)>

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体を起こした状態で、赤ちゃんをママの体の前ではなく、飲ませる乳房と同じ側の脇でフットボールを抱くような授乳姿勢です。横抱きの姿勢から赤ちゃんをもう一方の乳房にスライドさせると、脇抱きになります。

授乳する乳房側の脇で赤ちゃんの体をはさみ、腕で体全体を、手で頭と首をしっかり支えます。クッションで赤ちゃんとママの腕を支えると、新生児でも楽に授乳できるポジショニングです。

また、おっぱいの外側や下の方の飲み残しを解消するのに最適なので、この部分の乳汁のうっ滞を予防・改善するのにも効果的です。帝王切開後の授乳や双子の赤ちゃんの授乳にもおすすめです。

<縦抱き>

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ママが座った姿勢で、赤ちゃんを太ももや骨盤の上に座らせて飲ませるポジショニングです。赤ちゃんの鼻が乳首の高さにくるように支えます。首が座っていなくても、赤ちゃんの頭や腰をしっかり支えれば新生児期からでも行える方法ですが、一人座りができるようになった赤ちゃんへの授乳に特に便利です。また、吐き戻しが多い赤ちゃんにも向いています。中耳炎など、耳の感染症がある場合は横になると痛みが増すので、このような状況での授乳にも適しています。

授乳姿勢、よくある3つのNGパターンとリスク

正しい姿勢で飲ませているつもりでも、きちんと授乳できていない可能性があります。よくあるNGパターンを確認し、常にチェックしながら授乳するようにしましょう。

NGな授乳姿勢の例

赤ちゃんの顔の向きと体の向きが違う

正しい姿勢でだっこしているつもりでも、赤ちゃんの首がねじれていてはNGです。

例えば、顔はおっぱいを向いているのに、体はあおむけになっているような状態です。赤ちゃんの姿勢が悪いと、うまく飲めないだけでなく乳首を傷つける原因にもなります。

どのような授乳姿勢の場合でも、赤ちゃんの耳・肩・腰がまっすぐになるようにし、楽に飲めるようしっかり支えてあげましょう。

ママと赤ちゃんの体が離れている

ママと赤ちゃんの体が離れていると、赤ちゃんが乳首を深くくわえられないので、上手に飲めません。

また、乳首を痛める原因にもなります。赤ちゃんのお腹とママの体ができるだけ近づくよう、ぐっと体に引き寄せてだっこしましょう。

赤ちゃんの体をママに寄せることは、体全体をしっかり支えることにもつながります。たまに、頭と首だけを支えて授乳している様子を目にすることがありますが、深く吸着できず、乳頭の痛みや母乳を飲みとれない原因になります。

楽に飲めるよう、赤ちゃんの頭からお尻までをママの手と腕全体を使ってしっかり支えてあげましょう。

間違った授乳姿勢にはこんなリスクが

授乳姿勢が正しくないと、赤ちゃんが上手に飲めないだけでなく、乳頭の痛みや傷の原因になるなど、ママの体にも悪影響を及ぼします。乳頭痛があると、その苦痛からうまく授乳ができなくなり、場合によっては当分授乳を休まざるを得なくなることも。その際にきちんと対処できないと、乳汁がうっ滞して、最悪の場合は乳腺炎を引き起こすこともあります。このように、間違ったポジショニングにはさまざまなリスクがあることを忘れないようにしましょう。

今すぐチェック!正しい授乳姿勢、4つのポイント

最後に、正しい姿勢で授乳できているかどうか確認するチェックポイントを見ていきましょう。

(1)赤ちゃんの鼻と乳頭が向かい合っている。
(2)赤ちゃんの耳・肩・腰が一直線になっている(ねじれていない)。
(3)赤ちゃんとママのお腹が向かい合い、密着している。
(4)赤ちゃんの体全体を支えられている。

以上の4つのポイントを常にチェックし、どのようなポジショニングでも正しい姿勢で授乳できるよう努めましょう。

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まとめ

授乳姿勢には多くのパターンがあります。赤ちゃんの吸う力やママのおっぱいの様子などを見て、その時々に合った最適な姿勢を選びましょう。また、どのようなポジショニングでも、姿勢が悪いと乳頭の痛みや傷、乳汁うっ滞などを引き起こす恐れがあります。正しい姿勢の要点を知り、正しい授乳姿勢でトラブルを防ぎましょう。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:坂田陽子先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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