【Ep.5-7】繰り上げ当選で大混戦! 「牛とクッキーを焼いて残った男」の苦悩
農家の婿としてポテンシャル合格!? 牛とクッキー焼いたら残ってた北森の苦悩と辞退
大本命だと思われていた梅谷さんが落ち、繰り上げ当選しまくりで順位の混戦に困惑し始めた男性陣たち。そして、本命の1人と思われた、ヴィオラ戦士・飯野和英さんが落ち、ノーデートでここまで勝ち上がってきた北森さんが残るというどんでん返しまで起こる始末。
これは、亜樹さんは「飯野さんのことを十分知った上で、好きになる可能性が少ない」と判断し、「まだ知らないからこそ、恋をしていく可能性がある」と北森さんを残し、未来に賭けるポテンシャルローズを渡したのでしょう。しかし、北森さんにすればツーショットデートもなく、何を理由に残ったのか明確な手応えもなく、亜樹さんへの気持ちを育てる機会も少ないまま、ただ牛串とクッキーを焼いてここまで残った形となります。
はたまた、田植えデートで、農家の娘婿としてキラリと光る田植えの才能を見出された米農家ポテンシャル合格か。
最終的にラストローズを前に辞退することになりましたが、北森さんの気持ちを思うと、関係を築くチャンスもなく、「好き」と自信を持って言えない状況でラストの場に立つのは難しいという気持ちも大いに理解できます。一度でもツーショットがあったなら、何か変わっていたのでしょうか。視聴者としてもタラレバに思いを馳せる、少し悔しさも残る結果となりました。だって途方もなくイケメンなんだもの。ぜひ次回バチェラーとしてよろしくお願いします!
飯野さんの「もっとできるよ!」の限界を知りたい
にしても、亜樹さんへの想いが一番強いと思われた飯野さんでさえ「好きになりかけてる」と、「好き」とは言い切りませんでしたし、「好きになってきてる」など、好きを明言したら死ぬ呪いでもかけられてるのかな? というくらい、絶対に好きと言わない男性陣。事実、「好きです」をはっきりと伝えた小川さんは天に召されましたし。
飯野さんは何を褒めても「もっとできるよ!」とどんな要求の天井もぶち破ってくる男だったので「あの村を1つ焼き払ってきて!」とか、「航空券代節約のためにバリから遠泳で日本に帰国して欲しい」と言うどんな無茶振りも「分かった。僕ならできるよ!」と請け負ってくれそうな懐の広さがありました。好きになりかけでここまで愛情表現ができるなら、本当の愛が芽生えたらどこまで行ってしまうのか。まさに宇宙のような底知れぬ深い愛を感じさせる男性でした。
大学生デビューでイキリはじめた1男風のチャラ口
内科医・坂口さんは「話さなきゃいけないことがある。全部出すね」と言い出したと思ったら「合コンや飲み会も多くてチャラい時期もあった。ちょっとタバコも吸うし」と大学生デビューしてイキリはじめた“1男”みたいなことを突如言い出しました。
あえてそれを二度も念押しするのは、後からSNSで有象無象が「坂口と合コンした!」と沸いてくるのを見込んでのことなのか、それとも亜樹さんに最後の1人に選ばれるほど気持ちが育っておらず、若干尻込みし始めたからなのか……。
自称チャラ口さんのお父様とのリモート面談では、「隆志と亜樹さんの気持ちを尊重するから、大阪で無理に跡を継がなくてもOK」とお父様に言ってもらい、喜びのあまり語彙力を失い「へっへっへっへっ!」と興奮する犬状態になっていました。あの大興奮歓喜っぷり、これ亜樹さん関係なく坂口さんの悩みの種だった問題が一つ消えたやつだろ。
セロトニンリレーのネタあかし
物理化学者・櫛田創さんは家族訪問によって、セロトニンのネタ元が母、そのネタ元がテレビ番組、というセロトニンリレーが起こっていたことが発覚しました。「ためしてガッテン」や「きょうの健康」あたりをルーツに、我々視聴者に数多のセロトニンで感動を巻き起こしてくれたのだとすると、我々はバチェロレッテ制作のAmazonと吉本の他にNHKにも感謝をしなくてはなりません。
にしても結婚観や価値観がリンクすることの多い櫛田さんと亜樹さん。亜樹さんにとっても、「今まで付き合ってきたのは坂口さんタイプ」だけれど、櫛田さんの気持ちさえ向けば、「結婚相手として飛び込みたいのは櫛田さん」というふうに見えます。
ただ、櫛田さんも「最後の1人に呼ばれたら、いきなり恋人じゃなくてこういう感じで亜樹さんを見ていけたら嬉しい」とラストローズを「お友達からよろしくローズ」にして欲しいというガチすぎる感情を吐露します。ナイナイのお見合い大作戦の「よろしくお願いします!」くらいのフランクさ。これはいくら気になっていても、亜樹さんも飛び込みにくいものがあります。でもこれぞリアリティショー。
定石と違う今回のラスト
最終回は「自分を選んで欲しい!」とバチェラー・バチェロレッテを追いかける「好きになれたら幸せなのに……」タイプと、バチェラー・バチェロレッテを追わせるタイプの2人が残るのが定石ですが、今回は両方とも「亜樹さんが好きになれそうだけど、男性陣の気持ちがはっきりと見えない」という不確実性の高い選択肢が2つ……。
亜樹さんも、ラストローズの時点で関係を築き切れるとは思っていないと言っていましたが、にしても「ローズを最後の1人に渡せるような自信が最後の日までに欲しい」と自信を失っている状況。バチェロレッテにこんなことを言わせてしまうなんて……。ちょっと全員1回田んぼ埋まってリセットしてこい!
亜樹さんも全方位にモテようと自分を無理に取り繕ったりせず、ありのままの自然体を受け入れてくれる生涯のパートナーを見つけに来ている印象なので、飾らないそのままの姿で出した答えが亜樹さんにとっての正解なのだと思います。果たしてラストローズは誰の手に……?
(やまとなでし子)
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3概要
『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3
配信開始日:2024年6月27日(木)20時より独占配信中
話数:全9話
6月27日(木)20時 第1話-第4話
7月4日(木)20時 第5話-第7話
7月11日(木)20時 第8話-第9話
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D3TTMLKX
製作:Amazon
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※この記事は2024年07月11日に公開されたものです