【シャープ】国際女性デーを前に、従業員を対象に「生理痛体験会」を開催
シャープは3月1日、八尾事業所(大阪府八尾市)にて、従業員を対象に「生理痛体験を通した想い合い研修(生理痛体験会)」を実施しました。
生理痛の痛みを疑似的に体験し、その大変さを認識
同イベントは、3月8日の国際女性デー※1を前に、ダイバーシティの観点から開催。女性特有となる生理痛の痛みを疑似的に体験し、その大変さを認識することで、従業員が互いに尊重し想い合う機運を高め、より良い職場環境の醸成を目的としたものです。
当日、生理痛体験を希望する従業員47名(男性39名、女性8名)が参加し、大阪ヒートクールの「生理痛VR体験デバイス※2」による疑似体験、ダイバーシティ促進の意義などの説明などを通じ、理解を深める機会になりました。
併せて同社で推進中のフェムテック(Femtech)事業に関する取り組みを、当該開発チームより紹介しています。
また、同イベントに関する参加者アンケートを実施しており、研修前には、参加者の37%が「生理についての知識が十分でなかった」ものの、研修後には、その91%が「理解が深まった」との回答となりました。
さらに、「日々の業務の中で、女性へのコミュニケーションの意識が変わりそう」という意見もあり、研修の有効性や満足度も高い結果となりました。
※1 女性の地位向上や性差のない社会に向け、国際的な連帯と統一行動を行う日。1977年の国連総会で制定が議決されました。
※2 下腹部に装着した電極パッドから電気刺激を与えることで、生理時の腹部の痛みを再現する機器。
【開催概要】
1.日程: 2024年3月1日 18:00〜18:30 (17:00〜18:00 は自由体験)
2.場所: シャープ 八尾事業所 食堂 Isshoku(大阪府八尾市)
3.内容:
(1)生理痛VR体験デバイスを用いた生理痛体験
(2)ダイバーシティ促進意義/生理についての講義(大阪ヒートクール)
(3)Femtech事業に関する取り組み紹介(シャープ)
4.参加者: 合計47名(男性40名、女性7名)
【参加者の反響】
・私は生理痛が重い方なので刺激レベル「強」でも痛いと思わなかったが、一緒に来た男性が「弱」でギブアップしたのを見て、(本当に辛いときは)無理に我慢しなくても良いのかな、と思った(女性参加者)
・日々の業務の中で、女性へのコミュニケーションの意識が変わりそう(男性参加者)
・想像していたより刺激が強く、この苦痛に毎月襲われることは憂鬱だと実感した(男性参加者)
【参加者アンケート結果】
参加者の73%が生理や生理の症状について「もっと理解したいと思っていた」と回答
【当日の様子】
(1)「生理痛VR体験デバイス」を用いた生理痛体験
(2)ダイバーシティ促進意義/女性の体についての講義(大阪ヒートクール)
(3)Femtech事業に関する取り組み紹介(シャープ)
(エボル)
※この記事は2024年03月07日に公開されたものです