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「いってこい」の意味とは? 使い方と例文も紹介

にほんご倶楽部

「A社の商談はうまくいったけどB社はダメだったからいってこいだな」……こんなセリフを聞いたことはありますか? このように、ビジネスで使われる「いってこい」にはどのような意味があるのでしょうか。解説します。

「いってこい」は、金融業界や経理をはじめ、さまざまなビジネスシーンで使われます。とはいえ、特に若い世代にとってはあまりなじみがない言葉かもしれません。

そこで本記事では「いってこい」の意味や使い方、類語を紹介します。

「いってこい」の意味

「いってこい」と聞くと、「『行く』の命令形かな?」と思う人はいるかもしれません。しかし、実は「いってこい」には次のような意味があります。

いって‐こい【行って来い/▽往って来い】
1 博打 (ばくち) や相場取引などで、損得を繰り返して、結局、差引勘定に変わりがないこと。「最終レースが当たったから―だ」
2 歌舞伎の演出で、ある場面から別の場面に替わり、またもとの場面に戻ること。普通は回り舞台によって行う。
3 相撲で、いなすこと。
(『デジタル大辞泉』小学館)

ビジネスにおける「いってこい」の意味は、1の「損得を繰り返して、結局、差引勘定に変わりがないこと」。つまり「プラスマイナスゼロ」ということです。

次ページ:「いってこい」の使い方(例文つき)

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