【Ep.1-2】勝つのは愛かお金か? 人間不信になりそうな斬新すぎる恋愛心理バトル開幕
2023年12月16日から配信がスタートしたABEMAの『LOVE CATCHER Japan』。「真実の愛」を求めるラブキャッチャーか、「賞金500万」を求めるマネーキャッチャーか。本能のままにどちらかを選択した参加者たちが、欲望を叶えるために参加するリアリティショーを、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが毎週考察していきます!
※このコラムは『LOVE CATCHER Japan』エピソード1~2のネタバレを含みます。
一瞬たりとも気を抜けない、愛と裏切りの“恋愛心理ゲームショー”
真実の愛を見つける「ラブキャッチャー」か、賞金500万円を狙う「マネーキャッチャー」か。究極の選択をした男女10人が、自分の“正体”を隠して8日間の恋愛ゲームに参加する新恋愛リアリティ番組がABEMAでスタートしました。
参加者は「今まで絶対モテてきたじゃん!」と言いたくなるようなビジュ良し、ノリ良し、気遣い良しな男女共に主人公級の面々。
通常の恋愛リアリティ番組だと、なんとな~く気になる相手とお互いを知っていき、同じ相手を好きになったり、別の人に興味が移ったりと紆余曲折ありながらも何組かはカップルが成立していくものですが、この『LOVE CATCHER Japan』ではそうもいかない。
実は、賞金の500万円のために、真実の愛を見つけるラブキャッチャーを騙そうとしている人物が10人中5人もいるのです。「え?!多くない?!」と正直このマネーキャッチャーの人数が1日目の夜に発覚した時は声が出ました。これ、一組もカップル成立しない可能性もなきにしもあらずでは???
気になった人に一途にアプローチする言葉選びと行動が逆に「私のことを賞金目当てで落としたいの?」と疑われたり、逆にピュアな恋愛に慣れてない振る舞いが「これも作戦のうちかも……」と思われてしまったり。浮かれて恋愛すれば足下救われそうで怖いし、こんなのもう信じろという方が難しい。
相手の一挙手一投足に注目し、ラブキャッチャーかマネーキャッチャーかを判断するしかない、まさに愛と裏切りの恋愛心理戦の恋愛リアリティ番組です。
たった2日で5人中4人に疑われる広告代理店の男
今回は1話・2話の見所をピックアップしてご紹介。参加者10人が集まった後は宿泊場所にあるなんとも豪華なプールに入ってみんなで水遊びするのですが、ここで、男性メンバーの最初の第一印象がかなり顕著に現れることになります。
バキバキに割れた腹筋を見せつけるかのごとく颯爽と登場したのが、広告代理店の友貴。友貴が鍛え上げた身体をアピールし、女子の視線を独り占め……というよくできた流れかな? なんて思っていましたが、現実はそう上手くはいかないようで、筋肉アピールが夜の女子部屋トークではまさかの逆効果であることが発覚。
最年少22歳のSサイズモデルの美沙紀からは「仕事にしてないムキムキってプライド高いしこだわり強い」「友貴はマネーなのよ」とバッサリと斬られてしまい、これにはグラビアタレントの雪乃も「友貴はマネーっぽいなと思ってた」と同意されます。女性陣の目が鋭すぎてヒリヒリする~!
また、男女ペアになって挑戦するカップルチャレンジの課題が、選んだ衣装で最高の1枚を撮影してその出来栄えを競う「メモリアルフォト」だと明かされ、友貴とゲームストリーマーの初音がペアになると、友貴は超至近距離でさらりと顎クイ。
この様子を見ていたスタジオメンバーの井上咲楽は「広告代理店のチャラさみたいなのをちょっと感じた……(笑)」と指摘し、スタジオは思わず笑いの渦に。参加者もスタジオ共に女性の視点がキレッキレすぎて圧巻です。
さらに2日目終了後には友貴が女性メンバー5人中4人にマネーキャッチャーだと疑われていることが判明するなど、友貴はマネーキャッチャーにしろ、ラブキャッチャーにしろ序盤で大ピンチに。謎に空回り中のここから、どう挽回していってくれるのかは注目です。
テンションも好感度もジェットコースター
一方、2日で好感度がジェットコースター急に下がって上がったのが、初日のプールで「飲もうぜ!」「一杯くらい大丈夫でしょ」とみんなでテキーラを飲もうと提案し、大はしゃぎしていたパーティーボーイ海世。
そんな様子に、同じく夜の女子部屋トークでは「(1日目なのに)見えてくるもんなんだね」「こんな感じなんだ」と冷ややかな発言をされてしまい、最年長のゲームストリーマーの初音からは「途中までめっちゃ好印象だったのに途中からめっちゃ急降下した」と言われ、「私もなしって思った」とSサイズモデルの美沙紀からも同意され、高感度駄々下がりの結果に。
一方、女性部屋トークを知らない海世は「めっちゃ楽しかったね!」「毎日やりたいくらい」と大満足で大喜びし、さらに「女の子も結構ノリ良かったし」と温度差が天と地の差。「こうやって男は勘違いしてしまうのか……」とリアルな男女の溝の深まりができていく様を目の当たりにしてしまいました。これが他人の恋愛を覗き見れる恋愛リアリティ番組の醍醐味でもあるんですけどね!!
しかし、驚いたのが翌朝のみんなでの食事中に、海世が「昨日は楽しみすぎたっていう反省がある」「やっとみんなと会えたから楽しいが勝っちゃって……」と素直に反省すると、前日の夜まで“ナシ”と判決を下していた美沙紀は、女子部屋に帰るやいなや「海世全然ナシじゃない」とまさかの半日も立たずにコロッと手のひら返し。
さらにメモリアルフォトで海世と美沙紀は、鼻がくっつきそうになるくらい至近距離になり、前日を振り返って「パーティーボーイなのかなって思ったけど、今朝の印象で全然違う」「海世くん良いかもって」と相手に直接にアピールし出すまでに。
それはメモリアルフォト後の女子部屋のトークでも変わらず「(海世くん)良い」「美沙紀ちゃんのこと一番いいと思ってて、そしたら来てくれたから運命感じちゃってるって言われた」とにっこにこ。昨日の“ナシ”からの急激な“良い”判定、美沙紀の心の動きがわからなさすぎる……。
けれど、きっとそれは“今私がどう思っているか”を口に出しちゃう素直なタイプだからなんだろうな~と思ったり思わなかったり。とは言え、「さっきと言ってること違うじゃん!!」と美沙紀はそのうち誰かに突っ込まれそうです。まだ2日目にしてこの変わりようですからね!
毎分毎秒で変わる? 「ラブライン」矢印の方向
今、誰が一番気になっているか投票する「ラブライン」では初日に凌と雪乃が第一印象でお互いを想い合っていることが明らかに。
さらに翌日のメモリアルフォトでペアになった2人が、ホワイトコーデに身を包んで、ボートの上でキス寸前の撮影する姿は初々しさたっぷり。今回のメンバーの中では一番の爽やかさを誇っていて画面が尊いです。
結果、カップルチャレンジでは見事1位を獲得し「秘密の部屋」で相手の秘密を知る権利を得ますが、凌はペアとなった雪乃ではなく、まさかの2日目の朝に2人で話す機会があった初音を選択。
そこで凌は、初音のタイプがみんなの前で言っていたことと違うことを知り、「(言っていたことと辻褄が)合わない」「人間不信になりそう」と疑心暗鬼になってしまいます。
しかし、その事実を知ってもなおラブラインでは雪乃ではなく初音に投票。なぜ雪乃ではなく初音を意識しだしたのか、人間不信になりそうと言いながらも投票したのか。
最初とはいえすぐに変わってしまうラブラインの矢印の方向は、相手を疑いながら恋愛をしなければいけないこの環境下だからなのかな……と思ってしまいます。
本気で“愛”もしくは“金”を狙いに来ているからこそ、相手の出方を見て自分の行動を軌道修正していかなければ、痛い目をみるのは自分ですもんね。なんて鬼畜でメンタルがすり減るような恋愛リアリティ番組なんだ……!!
たった2日間の中でも1秒も逃せないほど展開が変わっていく『LOVE CATCHER Japan』。今後の展開がさらに楽しみです。
『LOVE CATCHER Japan』番組概要
毎週土曜夜10時~放送中(全8回)
放送チャンネル:ABEMA SPECIAL
配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1904
(瑞姫)
※この記事は2023年12月22日に公開されたものです