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【Ep.8】だ、ダマされた……!! 愛とお金のバトルが迎えた“トラウマ級の結末”

#LOVE CATCHER考察

瑞姫

2023年12月16日から配信がスタートしたABEMAの『LOVE CATCHER Japan』。「真実の愛」を求めるラブキャッチャーか、「賞金500万」を求めるマネーキャッチャーか。本能のままにどちらかを選択した参加者たちが、欲望を叶えるために参加するリアリティショーを、恋愛コラムなどの執筆を手掛けるライターの瑞姫さんが毎週考察していきます!

※このコラムは『LOVE CATCHER Japan』エピソード1~8のネタバレを含みます。

全てを受け入れる深い愛がつないだ両想い

マレーシアでの旅が終わり、ついに迎えた最終日。メンバーは最後にもう一度、「真実の愛」を求めるラブキャッチャーか、「賞金500万」を求めるマネーキャッチャーかを選択します。そして、最終告白は選んだ答えのコインが入った木箱を気になる相手に渡し、両想いの人のみが箱を開けるというルールです。

前日に初音がマネー、凌がラブだったことが明かされたものの、凌はこれまでと変わらず初音を選び、初音も凌を選びます。そして、「旅に来る前に決めた選択をすごく後悔しました」と話し、正体が明かされた後もすぐに寄り添ってくれた凌の優しさに感謝した初音は「ずっと言えなかった言葉があって、それがやっと言えるようになりました。今日からは私のことを信じて下さい」と告白。2人がゆっくりと箱を開けると、そこにはラブのコインが光っていました。

(C)AbemaTV, Inc.

「ラブでもマネーでもどっちでもいい」と、相手を“信じる”のではなく、“受け入れる”ことを選んだ凌と、そんな凌に自分の選択を後悔するほど次第に惹かれ、お金から真実の愛へと想いが変わった初音が、見事カップル成立。

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凌は初音を抱きしめると「しんどかったよね」と一言。前日の「大丈夫」といい、本当に女性が一番欲しい言葉を、欲しいタイミングで言ってくれる、“絶対的味方”でいてくれる凌の愛情深さに、本当にこっちまで泣きそうになってしまいます。世の中の全男たちに見習って欲しい〜!!!

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三角関係のまさかの結末に驚愕

(C)AbemaTV, Inc.

亞門と夏輝は想いを寄せていた美良に告白。亞門は「昨日俺の前で泣いてくれたのはすごい嬉しかった。これからも美良ちゃんにとって弱い部分見せられる男になりたい」と伝えます。

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一方、「美良がマネーでもラブでもどっちでもいい」と何度も伝えていた夏輝は、「さっき向こうから見た時、ラブであって欲しいと思った。好きだよ、すごく」と告白。最後の最後に一筋の希望を願うかのようにこぼしたこの本音には、思わず泣きそうになってしまいました。

2人から告白された美良は、前日に心を開いていた亞門に行くのか……? と少し思わされたものの、初日から惹かれていたように見えた夏輝の元へ。そして「この旅で夏輝と出会えて良かった」と木箱を手渡します。

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美良においては最初からマネーだと疑っていたものの、「最後はラブを選んで欲しい」と希望を持っていた私は箱を開くその瞬間まで結末が読めず。「最後にラブに変えてカップル成立した……?」「それともどちらもマネー?」とこれまでの行動と言葉を元にさまざまな想像をしながら見届けていましたが、神妙な空気に包まれながら開けた箱の中には、美良がマネー、夏輝がラブという残酷な結果が。

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前日、夏輝がマネーだと確信したと話していた美良。「最初からラブだったの?」と涙を滲ませながら尋ねると、夏輝は切なそうな表情を浮かべながらゆっくりと頷きます。その瞬間、夏輝が本当に「真実の愛」を求めて、初日にペアになってからずっと一途に美良を想っていたのだと分かり、最後の“ラブであって欲しいと思った”という純粋な願いが重く響いて、つらくなってしまいました。さらに、最終告白後に「彼女の中にある何かに賭けて最後まで信じ続けた」とこぼした夏輝の健気な姿にも、胸が締めつけられそうになります。

しかし、夏輝がラブだと知った時の美良の表情は、500万円を得たはずなのに、どこか浮かばれない様子。その理由を裏づけるように、夏輝の前を去った美良は「もっと違う形で出会いたかった」「最後まで迷った」と思わず涙をこぼしており、自身の選択に全く後悔はないと言い切れない様子で切なかったです。

最終告白の前夜に夏輝と話せていたらもっと変わっていたのかな、タイミングって大事だな、正体がバレたのが凌と初音じゃなければ、結末は違っていたかな、とどうしようもないタラレバが止まらない。もしタイミングがずれていたら、あの言葉が伝わっていたら、想いが相手に届かなければ、何か一つが足りなければ……。上手くは行かないのが恋愛なので、この結末はあまりにもリアルだなとひしひしと感じます。

甘い時間を過ごしたはずの2人を襲った結末

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序盤からお互いの世界に入り込み、告白前のフライングキスまでしていた美沙紀と友貴。美沙紀に若干の不信感を抱いていたものの、前日に2人で話して美沙紀からの手紙と香水を受け取り、キスもした友貴は「俺は間違いなくこの旅の中で美沙紀に恋をしたと思っています」と最後は完全に美沙紀を信じる結果に。友貴流されやすいよ〜(泣)!

一方、美沙紀はその告白に「私を選んでくれてありがとう」と返事。これまでの甘々のストレートな行動や言葉と打って変わり、「好き」も「信じて」も一切言わず、感謝の言葉だけ伝える美沙紀に若干不安が募ります。そして、先に友貴からもらった木箱を開け、ラブであることを確認すると満面の笑みを浮かべ、「開けて?」と一言。

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美沙紀のことはマネーだと疑い続けていたものの、「ただの悪気のない無邪気な恋する女の子」だったりしないかな、そのほうがだまされたって思えるよ。なんて願ったりもしましたが、友貴が開けた木箱の中には、無残にも光るマネーのコインが光っていました。

怒ることも驚くこともできず、「そうなんだ……」と力なくこぼした友貴に、美沙紀は「私みたいな女にもうだまされないでね」とにっこり。今までのラブラブな時間も、真っ直ぐな視線も、甘く一途な言葉も“全部嘘だった”と言わんばかりに、余韻も残すことなくすぐに背中を向ける美沙紀。小悪魔的な笑みを浮かべながら、友貴からプレゼントされたブレスレットをスッと外して颯爽と歩き出すその姿は、最初から最後まで、友貴が愛した美沙紀さえも、“全て彼女の完全なる演技”だったことを痛いほど突きつけられます。

(C)AbemaTV, Inc.

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しかし、「私はあくまでもゲームをしに来たので後悔はないです」「(2日目に誘われた時に)ターゲットはこの人にしようって思いました、ミッション成功です」とやり切ったように語る美沙紀に手渡されたのは、友貴が告白前に書いていた手紙。そこには「この先の2人のことを真剣に考えていきたいし、日本に帰ってもたくさんデートしたい」と真剣な想いがつづられていました。

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思わず、「間違えた……」とボロボロと涙を流す美沙紀。“流されないように”と強い意思を持って最後までマネーを突き通した彼女だからこそ、やり切った後のこの真っ直ぐな友貴の想いは届いたのか。番組で何度も“嘘泣き”を繰り返した彼女のこの最後の涙だけは、どうか本物であって欲しいと願わずにはいられませんでした。

トラウマ級のどんでん返し

スタジオでは全員の最初と最後の選択が発表され、最初の選択では男性は友貴のみがマネー、女性は途中脱落した瞳以外の4人がマネーだったことが明かされます。そう、まさかの脱落者が出た時点で、女性メンバーには“誰1人としてラブの人がいなかった”のです。地獄の展開すぎる……!

女性メンバー5人中4人がマネーだったことも、意外にも全く疑ってなかった美沙紀ゾッコンに見えた友貴が最初はマネーだったことも、衝撃的すぎて唖然。

最終的には友貴、初音、雪乃がラブを選び、美沙紀と美良のみがマネーを突き通すという結果になりましたが、マネーキャッチャーとして見事賞金500万円を獲得した2人には「こいつらだましやがって!」という気持ちよりは、なんというかもう「お見事です」「あっぱれ!」という気持ち。スタジオMCからも「ここまで綺麗にだまされるとすがすがしい」「歴史に残るマネーキャッチャーでした」と称賛の声が上がっていました。

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それぞれがどんな想いで、最初と最後の選択したのか。最後までマネーを突き通した2人は本当に最初から最後まで、相手をだますための嘘だったのか。気になることが山ほどありますが、ここまで次の展開が予想できず、自分の感情がジェットコースターのように振り回されたのは初めてだったので、本当に“トラウマ級のどんでん返し”という言葉がふさわしい、これまでにない恋愛番組でした。

『LOVE CATCHER Japan』(ラブキャッチャージャパン)番組概要

配信URL:https://abema.tv/video/title/90-1904

(瑞姫)

※この記事は2024年02月02日に公開されたものです

瑞姫

フリーランスの取材・インタビューライター、コラムニスト。主にエンタメ、トレンド、グルメ、ビジネスカテゴリで活動中。

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