2月は1年で一番寒い大寒が明けて、春に向かう時期。
寒さの峠を超えたとはいっても、まだまだ日中でも寒い日は多いですよね。
そんな2月に何を着ればいいかお悩みの方のために、今回は2月の上旬・中旬・下旬におすすめのコーディネートを紹介します。
■2月の気温の基本情報と服装のポイント
2月の気温は住んでいる地域によってさまざまです。
東京の場合では、平均気温は7度前後で、最高気温は12度前後まで上がります。しかし最低気温は3度前後なので、朝晩はまだまだ真冬のような空気の冷たさを感じるでしょう。
このように、2月は1日の中での気温差が激しく、最低気温が氷点下になる日もあります。
◇2月の最高気温【上旬・中旬・下旬】
*・上旬:10.5度
・中旬:11.7度
・下旬:12.5度*
東京の2月の最高気温は、上旬では10.5度と日中でも厳しい寒さが続きます。
中旬になると11.7度に上がり、寒さのピークが過ぎたことを実感できるでしょう。
下旬には12.5度と、寒さの中にも春の気配を感じられるようになります。
◇2月の最低気温【上旬・中旬・下旬】
*・上旬:1.8度
・中旬:2.5度
・下旬:3.9度*
東京の2月上旬の最低気温は1.8度で、凍てつくような寒さを感じる時期といえます。
中旬には少し気温が上がりますが、最低気温はまだ2.5度。春が待ち遠しく感じるでしょう。
下旬には3.9度まで上がります。いよいよ冬が終わり、ゆっくりと季節が春へと移り変わるのを感じられるかもしれません。
◇2月の服装とコーディネートのポイント
真冬の寒さが続く2月は、しっかりと防寒を意識した服装が基本です。
^アウターはダウンジャケットやウールのコートなど^が活躍。^マフラーや手袋、帽子などといった冬小物^も手放せません。
また、足元から冷気が伝わるので、^ブーツやタイツ、厚めのソックスなど^を活用して暖かくして出かけましょう。
下旬に近づくと、真冬の服装から春っぽい服装にシフトしていきたい気分になります。とはいってもまだまだ気温は低いので、無理は禁物です。
^明るい色や柄のアイテムを使ったり、ニットの上に羽織るアウターを少し軽めにしたりなど工夫^して、春を感じるおしゃれを取り入れましょう。
*<POINT>
・コートでしっかり防寒を
・冬小物を使って暖かく
・足元にはブーツを選んで冷えを防ぐ
・寒さを我慢しない
・明るい色柄で春を取り入れる*
■2月上旬のおすすめ服装・コーディネート
ここからはおすすめの服装を、カジュアルコーデ、きれいめコーデ、シンプルコーデと3タイプに分けて紹介します。
2月上旬にはどのようなコーディネートが適しているのか、ぜひ参考にしてみてください。
◇カジュアルコーデの場合
まだまだ冬服が活躍する時期。コートの中には^ニット^が欠かせません。
ざっくりニットは風を通して寒いので、インナーにはTシャツを着たり、アウターとして分厚めのコートを羽織ったりするのがおすすめです。
とはいえ寒い日のコーデはマンネリになりがち。^コーデの鮮度を上げるために、バッグや靴で春色を取り入れてみては^いかがでしょうか。
◇きれいめコーデの場合
気温が低い日の外出に欠かせないのはダウンです。でも、ダウンを着るとどうしてもカジュアルに見えてしまいがち。
きれいめコーデに合わせる場合は、^色数を抑えたコーデでシックにまとめるのがおすすめ^です。
ダークめのコーディネートで大人っぽくきれいめに。重たくなりすぎないように、バッグで明るさをプラスするのがポイントです。
◇シンプルコーデの場合
タートルネックニットとパンツのシンプルコーデで、冷たい空気をシャットアウト。
モコモコと着膨れしたくない場合には、すっきりとしたシルエットのニットが活躍します。
^マンネリになりがちな冬のシンプルコーデは、ボーダーなどの柄物を加えて変化をつけるのがおすすめ^です。
朝晩はさらに冷えるので、ストールがあると安心ですよ。
■2月中旬のおすすめ服装・コーディネート
次に、2月中旬におすすめの服装を紹介します。
そろそろ冬の服装に飽きてくる時期。でもまだ寒い…… 。そんなときにちょうどいいのはどのようなコーデなのか、見ていきましょう。
◇カジュアルコーデの場合
寒い冬にはパンツを選びがちになりますが、そろそろスカートも履きたい時期。
ひらりと揺れる^柄スカートを選んだら、冬コーデがパッと明るくなります。^
^ロングダウンからショート丈のアウターにチェンジ^して、真冬コーデとさよならしましょう。もちろん、タイツやあったかインナーを活用して、防寒対策も忘れずに!
◇きれいめコーデの場合
冬のワンピースコーデは、インナーやカーディガン、タイツを活用して防寒対策をしっかりと。^アクセサリーやバッグなどの小物は、春を意識してみてもいい^ですね。
コーデの仕上げに^チェスターコートやステンカラーコートなどきれいめなコートを羽織って、冬の終わりに合う着こなし^を目指しましょう。
◇シンプルコーデの場合
ニットとパンツのシンプルコーデには、暖かいダウンを羽織って。
^インナーに合わせるニットをタートルネックからクルーネックに変える^だけで、真冬コーデと違いが出せますね。
^春色のニット^を投入して、着こなしを刷新しましょう。
■2月下旬のおすすめ服装・コーディネート
最後に、2月下旬に適した服装を見ていきましょう。冬の終わりから春の始まりの時期に合うコーディネートのポイントも紹介します。
◇カジュアルコーデの場合
寒いけれど冬っぽい服装はなんだか違う…… という場合には、^重ね着^を活用してみてはいかがでしょうか。
白のブラウスの下に薄手のタートルネックをプラスしたら、防寒と春らしさの両方が叶います。また、靴やバッグなどの小物で春色を足すのもおすすめです。
◇きれいめコーデの場合
^すっきりとしたシルエットのパンツとブラウスのコーデ^は、きちんと感と春らしさの両方を演出できます。
しかし、やはりまだ寒さは残っているので、しっかりコートを羽織りましょう。室内でコートを脱いだときのために、カーディガンを用意しておくのが◎。
◇シンプルコーデの場合
まだ冬コートを片付けるには早い2月下旬にちょうどいいのは、^明るめの色のインナーニットとベーシックなボトムを合わせたシンプルコーデ。^
天気が良く暖かい日差しを感じる日なら、ブーツを脱いでローファーやパンプスを履いてみてもいいかもしれません。足首が見えるだけで、着こなしがグッと軽やかになりますよ。
■【番外編】北海道・沖縄の2月の服装のポイントは?
同じ2月でも、北海道と沖縄では気温が大きく異なります。
北海道では平均気温が−2.5度と、氷点下になる日がほとんどです。ロングダウンや裏起毛素材のアイテムなど、防寒を考えた服選びがマスト。また、凍結した路面で滑らないような靴選びも大切でしょう。
それに対して沖縄は最高気温が20度を超え、平均気温も17.9度。日中であれば薄手の羽織ものすら脱いでしまうほどです。それでも朝晩は気温が下がるので、カーディガンや薄手のシャツジャケットのような脱ぎ着しやすいものを持っておくとよいでしょう。
□2月のおしゃれは冬の終わりと春の訪れを感じる服装を意識しよう
真冬そのものの2月上旬から、春の足音が聞こえる2月下旬。1カ月の中でも気候や気分が大きく変わる2月の服装は、選ぶのが難しいですよね。
季節の変わり目に無理をすると体調を崩してしまいかねません。寒いときはしっかり防寒をして、気温が上がってきたら春アイテムを投入するなど、状況に合った服装選びを心がけましょう。
(文:ななこ/イラスト:HotButteredRum)