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人間関係を断捨離するメリットとデメリットは? 具体的なやり方も紹介

井口藍

人間関係に疲れたと感じることはありませんか? もしかしたら周囲との関係性を見直すタイミングかもしれません。今回は、人間関係を断捨離するメリット・デメリットや実際に整理する方法について解説します。

「本当に今の人間関係は必要なのだろうか」

そう考えたことが一度はありませんか? 自分にとって不要な人との関わりを整理することは悪いことではありません。

今回は、人間関係を断捨離した時にどのようなメリットとデメリットがあるのかを解説します。

また、実際に周囲との関係を整理する方法についても紹介しますので、人付き合いに疲れている方はぜひ参考にしてみてください。

人間関係を断捨離するメリット

まずは、人間関係を断捨離する5つのメリットについて解説します。

(1)本当に親しい人とだけ付き合える

自分にとってあまり重要ではない人との関わりがなくなるため、本当に大切な人とだけ付き合うことができるようになるでしょう

お互いのことをよく分かっていて、信頼できる人と過ごす時間が多くなるので、充実した日々が増えていくはず。ストレスフリーになることから、精神的にも安定するでしょう。

(2)時間とお金を有効活用できる

それほど親しくない人と遊びに出かけたり、飲みに行ったりした経験はありませんか? 断捨離するとそれらがなくなり、余計な外出や出費がなくなるというメリットが挙げられます。

イベント事だけでなく、LINEやメールでのやり取りなどに割いていた手間もなくなるため、より自分にとって有意義なものに時間やお金を使えるようになるでしょう。

(3)自分を磨く余裕が生まれる

余計な外出や出費がなくなる代わりに、自分を磨く時間とお金の余裕が生まれるというのもメリットの1つです。

また、親しい人たちとの関わりが増えることで、良い刺激を受け、成長へのモチベーションが高まることもあるはず。

新しいことにチャレンジしたいと思った時も、断捨離して残った信頼できる人たちならあなたのことを快く応援してくれるでしょう。

(4)新しい出会いのチャンスが増える

自分を磨く機会が増えると、世界が広がり、新しい出会いに恵まれることもあるかもしれません。

恋愛やビジネス、友人関係など、ありとあらゆる方面でプラスの影響を与えてくれる人たちと知り合う可能性が高まります。人に限らず、趣味や仕事などとの出会いもありそうですね。

(5)ストレスがなくなる

あまり有意義と感じられない人間関係から解放されるので、理不尽に振り回されることが減り、ストレスが大きく軽減されることが考えられます。

また、あなたを見守り、支えてくれる大切な人たちへの感謝の気持ちなど、ポジティブな感情を日常的に感じるようになるはずです。

人間関係を断捨離するデメリット

良いことばかりのように見える人間関係の断捨離ですが、悪いことは1つもないのでしょうか?

ここでは3つのポイントに絞ってデメリットを紹介します。

(1)トラブルになる可能性がある

自分にとっては不要な関係性だとしても、相手側から見たら必要であるかもしれません。特にビジネス上で関わりのある人だと、業務に支障をきたす場合もあるため、自分本位な断捨離にならないよう気を付けましょう

また、人によっては距離を置かれたことに不満や恨みを持つ可能性も。相手が攻撃的になってくる場合もあるため、関係を断ち切る際には注意が必要です。

(2)後で連絡を取りづらくなる

断捨離するということは、明確に相手との関わりを断っていくことになります。相手側も次第にそのことに気づくはず。

すると、後になって連絡を取りたいと思った時に、かなりハードルが高くなります。気まずさを乗り越えてこちらからアクションを起こしても、無視されることもあるかもしれません。

そのため、本当に今後も連絡を取らなくても大丈夫な相手なのかきちんと判断する必要があるでしょう。

(3)寂しい気持ちになる

例えば、過去に所属していた会社の同僚たちとの関係を断捨離したとします。

その後、新しい職場で悩むことがあってふと過去を懐かしく思い、彼らと思い出や記憶を一緒に振り返りたいと思ったとしても、それは難しいですよね。

断捨離した直後はストレスフリーで快適でも、時間がたつと寂しくなることがあるかもしれません。

一度捨てたものはもう取り戻せないということを、よく心にとどめておく必要があります。

人間関係を断捨離する方法

メリット・デメリットを理解した上で、実際に人間関係を断捨離しようと思ったら、具体的にどのように進めていくのが良いのでしょうか?

ここでのポイントは、良く考えて決めること、いきなり極端な行動は取らず少しずつ進めていくことですよ。

(1)不要な人間関係を判断する

まず、自分にとってどの関係が不要なのかをよく考えてみましょう

自分のストレスの原因になっていたり、成長を阻害していたりする人間関係はあるのか。その人間関係がなくなったとしたら、日常生活はどう変わりそうか、見落としている価値が本当にないかなどを整理していきます。

(2)動画や写真を削除する

動画や写真くらい残しても良いのではないかと思うかもしれません。ですが、手元に残っていると、後でふと見返したりして、未練を断ち切れないことがあるのです。

これから出会う人との新しい思い出づくりのために必要なことだと割り切り、きっぱりと削除しましょう。

(3)LINEやメールの返信を少しずつ減らす

人間関係を断捨離する際に一番してはいけないのが、いきなりブロックしたり、無視したりすること。トラブルの原因にもなりますし、これまで関わってきた相手にも失礼に当たります。

返信のペースを落とす、反応を徐々に薄くするなど、少しずつフェードアウトしていくように意識しましょう

(4)誘いを断る

自然と距離を置ける関係性ではない場合、相手からの誘いを受け続けていると、いつまでたっても断捨離することができません。

関わりたくないとわざわざ言うのはトラブルの元なので、「体調が悪い」「他に予定がある」など何かしらの理由をつけて断りましょう

まずは3回に1回断り、最終的にぱったりと行かなくなるようにするなど段階的に進めていくのが良いかもしれません。

(5)SNSをやめる

意外とつながりを断ちにくいのがSNS。つい相手の投稿が表示されて気になってしまったり、自分の投稿を見て相手がコメントをしてきたりしまうことも。

この機会にSNSをやめるのも良いかもしれません。または、現在のアカウントを削除して別のアカウントをつくるのも1つの方法です。

SNSをやめた理由を聞かれる場合もあるかもしれないので、「乗っ取られた」「会社で禁止された」などの理由を用意しておくと、余計ないざこざを回避できるでしょう。

人間関係をリセットしてストレスフリーな環境づくりを

自分にとってプラスにならない人間関係が生活の大半を占めてくるとストレスですし、先のことを考えるとマイナスばかりですよね。

メリット・デメリットをきちんと理解した上で、思い切って不要な過去を清算して、なりたい自分や実現したい未来に向かう環境づくりを始めてみてはいかがでしょうか?

(井口 藍)

※画像はイメージです

※この記事は2023年10月26日に公開されたものです

井口藍

下町に暮らすライター。愛する人と同じくらい、柴犬が好き。30代を折り返した今、これまでひととおり経験してきた酸いも甘いもをまとめて発信中。平日は働き者、休日は一歩も部屋を出ない日多数。趣味の読書は図書館で借りる&映画はサービスデーの節約派。

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