返信遅いと冷める? 付き合う前に気持ちが冷める男性心理と対策方法
付き合う前のLINEのやり取りは楽しいもの。しかし、女性の返信が遅いことが原因で冷められてしまう場合もあるようです。事前にできる対策方法はあるのでしょうか? 今回は、返信が遅くて気持ちが冷めてしまう男性心理とその対処法について、恋愛コラムニストのひろたかおりさんに教えてもらいます。
気になる男性がいて、交際まで進めそうな良い雰囲気になっていれば、LINEでのやり取りもテンションが上がって楽しいですよね。
一方で、返事がつい遅くなってしまうと、それが原因で冷められてしまうのではないかと気になる人もいるかもしれません。
そこで今回は、LINEでの返信の遅さは男性の好意にどう影響するのか、また好意が薄れるのを防ぐためにはどうすれば良いかをお伝えします。
付き合う前に返信が遅いと冷める? その男性心理とは
まずは、返信の遅さが原因で好意が冷めてしまう男性心理について見ていきましょう。
(1)「返信が遅い=脈なし」だと思う
男性の中には、女性の返信が遅いことを「連絡を取り合うことに前向きでない」と捉え、脈なしだと判断してしまう人もいます。
これは、「好きな人であればLINEが来たらすぐに返事をしたくなるし、長い時間放置はしないだろう」と考える男性に多い傾向です。
このタイプは、早くリアクションをすることで、「やり取りを楽しみにしていること(=好意があること)」を相手に伝えられると思っているでしょう。
それ故に、女性からの返信が遅いと「そこまで自分に関心はないのだ」と解釈し、好意が冷めてしまうことがあるのです。
(2)話したい気持ちが消えてしまう
既読は付いたけれどなかなか返事が来ず、やっとメッセージが来た時には自分の話したかった気持ちが消えているということがあります。これも男性の気持ちが冷めてしまう原因になります。
例えば、「いま◯◯にいるんだけど、こんなものがあったよ」と現状を楽しんでいる内容を送った場合、「いいね、楽しそう」とすぐに返事をもらえたら、そこで話が盛り上がるでしょう。
しかし、メッセージを送ってから数時間がたてば関心が消えてしまい、今さら話題にする気になれなくなってしまうというのは男女問わずよくあること。
その結果、別の機会に「今すぐ伝えたいな」と思うことがあっても、彼女の返信の遅さを想像してやめてしまい、次第に気持ちが冷めてしまうのです。
話したいという気持ちが満たされないことも、男性の好意が薄れる原因になるといえるでしょう。
(3)楽しい交際がイメージできない
LINEは顔が見えないため、お互いの気持ちをつかむには言葉が頼り。そして、返信のペースが合うことも、ストレスのないやり取りには欠かせません。
特に、メッセージをもらったらすぐに返すタイプの男性の場合、返事が遅い女性に対して「合わないな」と感じ、連絡する気持ちが萎えてしまうもの。
付き合った後も自分ばかり待たされるかもしれないことを想像すると、楽しい交際がイメージできなくなって気持ちが冷めてしまう可能性があります。
LINEのやり取りだけが全てではありませんが、人によっては「返信のペースが合うかどうか」というのも、お付き合いを考える上で重要なポイントになるのでしょう。
付き合う前に返信が遅いことが原因で冷められないための対策方法
「返信が遅い」という理由で男性の好意が冷めてしまうのは悲しいこと。できるならそのストレスを減らしながら愛情を育てていきたいですよね。
では、返信が遅くなりがちな女性はどのような対策をすれば良いのでしょうか。
(1)返信が遅くなる理由をあらかじめ伝えておく
すぐに返事をしたくても、そもそも文章を考えるのが苦手であったり、忙しくて手が離せない時だったり、できない事情もまた人それぞれですよね。
「早く返さなくては」と焦ると余計にプレッシャーが募り、ストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、既読スルーで置いておくのではなく「メッセージありがとう。今こんな状態だから、後でお返事します」と先に自分の状況を報告しておくと、男性も安心するでしょう。
また、文章を考えるのが苦手な人であれば、あらかじめ「私は返信に時間がかかるタイプで……」と伝えておくのもおすすめ。
「好意がないから遅いわけではない」ということを相手に理解してもらうだけで、お互いにストレスを感じることが少なくなるでしょう。
(2)まずは「待たせてごめんなさい」の一言を述べる
こちらに悪気がなくても、返信が遅くなれば相手は「自分に関心がないのかな」と不安に感じるかもしれません。
返事を送るまでに時間が空いてしまった時は、まず「待たせてごめんなさい」と述べることで、「あなたのことを気にしています」という気持ちが相手に伝わるでしょう。
LINEは顔が見えないやり取りだからこそ、相手を気遣う一言が印象を左右します。
「いつもありがとう」「連絡をもらえてうれしい」など、前向きな気持ちでメッセージを受け取っていることも、併せて伝えたいですね。
(3)心を込めて言葉を選ぶ
いわゆるラリー状態のようにぽんぽんとやり取りが進む時は、軽い言い方がかえって会話を盛り上げることもありますが、返信が遅くなった時は逆。送る言葉を丁寧に考えることで、男性にも誠意が伝わるでしょう。
まずは相手から送られてきた内容にはしっかりと答えること。そして、「次のメッセージも楽しみにしています」という気持ちを示すことが、男性の好意を冷めさせない大切な姿勢です。
返信が遅くて冷められてしまった場合はどうする?
自分の返信が遅いことで相手に冷められてしまったと気が付いた場合、2人の仲を修復するにはどんな方法で気持ちを伝えるのが良いのでしょうか。
(1)返信が遅いことを謝る
女性側の返事が遅いことで男性の好意が冷めているのであれば、そこには寂しさがあると考えられます。
「もっと早く返事が欲しい」という願いがかなわないから、相手はあなたとのやり取りに前向きになれないのであって、その気持ちを無視しないことが関係の修復には必須です。
返信が遅くなった理由を出す前に、「待たせるばかりでごめんなさい」「すぐに返せなくてごめんなさい」と、申し訳ないと思っている誠意と男性の気持ちを理解している姿を見せましょう。
(2)好意があることをしっかりと伝える
交際前の男性が気になっているのは自分への好意の有無であり、「返信が遅い=好意が薄い」と思われているのであれば、そこはしっかりと修正したいですね。
「あなたとやり取りをするのは楽しい」「メッセージをもらえたらうれしい」とこまめに伝えることで、男性は「自分は好かれているのだ」と次第に安心できるようになるでしょう。
返事の早さに好意が表れると考えるタイプの男性ほど、「あなたのことが好き」と言葉できちんと伝えることが肝心です。
(3)「これからはこうしたい」と提案する
相手が早い返事を望むのであれば、その希望に沿えるのが理想ではあります。
しかし、なかなか要望に応えられない時は、「後で返します」と一言先に送るようにしたり、自分の状況を相手に理解してもらったりするなど、お互いが歩み寄れる部分を提案するのも良いでしょう。
返信のスピードにこだわらないやり方を2人で見つけていきたいという姿勢を見せることで、男性の中に前向きな気持ちを取り戻せるはずです。
付き合う前のコミュニケーションを大切に
LINEでのやり取りは、言葉だけで気持ちを伝えあうからこそ、相手の返信のスピードが気になるもの。
ペースにも相性があり、そこが合わないと付き合いたいという気持ちが育ちづらいのも事実でしょう。
それでも、LINEが2人の関係をつなぐ大切なコミュニケーションであるならば、返事の早さだけでなく、「好き」という気持ちをしっかりと伝える姿勢がどんな時も欠かせません。
返信のスピードに左右されない好意の存在を示すことができるよう、あなたなりの工夫をしてみるのがおすすめですよ。
(ひろた かおり)
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※この記事は2023年10月10日に公開されたものです