気温1度は札幌の場合、冬や春先に観測されることが多い気温です。とにかく暖かさを重視したい時期ですが、実際はどのような服装が適しているのでしょうか。
今回は、気温1度の日におすすめのコーディネートを、最高・最低気温別に紹介します。
1度の基本情報と服装のポイント
「気温1度」といっても、それが「最高気温」なのか「最低気温」なのかによって気候が異なります。
ここでは、気温1度を観測することが多い北海道の札幌を基準に、最高気温・最低気温別に基本的な情報と服装のポイントを見ていきましょう。
最高気温1度の場合
札幌で最高気温1度になるのは、12月下旬や2月中旬頃の冬の時期です。朝晩は氷点下を記録し、厳しい冷え込みになります。
服装のポイント
最高気温1度の日は、ダウンやロングコートなどのアウターが必須。札幌では雪が降る日も多いので、水をはじく素材のものがおすすめです。
ニットセーターや機能性インナー、防風機能のある素材を使ったパンツなど、防寒対策を万全にして出かけましょう。
また、冷たい北風が吹くので、タートルネックやマフラーなどでしっかり首元をカバーするのもお忘れなく。
路面が凍結している可能性があるので、滑りにくい仕様になっている靴を選ぶのも重要なポイントですよ。
＜POINT＞
・保温性の高いアウターが必須
・セーターやインナーの重ね着で暖かく
・冷たい風が入らないように、首元を守る
・滑りにくい靴を選ぶ
最低気温1度の場合
札幌で最低気温が1度になるのは、3月下旬頃の春です。東京では暖かい日差しを感じる日が増えてくる時期ですが、札幌ではまだまだ厳しい寒さが続きます。
東京でも12月下旬から2月には最低気温が1度になることもあるので、寒さのイメージはつきやすいでしょう。
服装のポイント
最低気温1度の日は、日中も寒い日が多いですが、真冬のような「完全防寒」といった服装ではなく、春物を織り交ぜながらおしゃれを楽しめる時期。
アウターはダウンジャケットやウールのコートなどが活躍します。セーターやタイツ、機能性インナーなどの出番も続きますが、真冬ほどガッツリと重ね着をしなくても寒さを防げるでしょう。
雪が降る地域の場合は、日中に日が差すと路面の雪や氷が溶けるため、足元は防水性の高いものを選ぶのがおすすめです。
＜POINT＞
・アウターは必要
・春物のセーターやスカートなども取り入れられる
・タイツや機能性インナーで寒さ対策
・防水性のある靴やブーツを選ぶ
【札幌：春】最低気温1度の時におすすめの服装は？
ここからは、最高気温1度と最低気温1度の時におすすめの服装を季節別に紹介します。
今回はカジュアルコーデ・きれいめコーデ・シンプルコーデの3タイプをピックアップ。気温と季節感を意識したコーディネートを厳選したので、服装選びに悩んでいる人はぜひトライしてみてくださいね。
まずは、春の札幌を想定した最低気温1度の日におすすめのコーデを紹介します。
カジュアルコーデの場合
3月下旬だけれどまだ寒い。そんな札幌でカジュアルなスカートコーデをするなら、タイツとブーツを合わせてしっかり防寒を。
真冬より寒さが和らいだ日には、チェスターコートやPコートのようなネック部分が開いているアウターをチョイスするのも◎。
ファーやボアなどもこもこしたアイテムを使わない、ほんの少しだけ春の気配を感じさせる着こなしを目指しましょう。
きれいめコーデの場合
きれいめコーデにするなら、ショート丈のチェスターコートがおすすめ。トップスは分厚いニットだとカジュアルに見えてしまう可能性があるので、もこもこしすぎないものを選びましょう。
明るめカラーのスカートを履いたら、ストッキングや薄手のタイツで春らしさと防寒対策の両方をクリア。車での移動などで濡れた道路を歩かないのであれば、足元はパンプスが良いですね。
シンプルコーデの場合
ハイネックのセーターとパンツのシンプルコーデには、ショート丈のダウンジャケットがおすすめです。まだダウンが必要な時期ですが、白のセーターで顔まわりを明るくすることで春らしさをプラス。
チェック柄のパンツで軽やかな印象にまとめたコーディネートは、季節の変わり目にぴったりです。
【東京：冬】最低気温1度の時におすすめの服装は？
東京でも12月下旬〜2月は最低気温が1度になることがあります。そんな冬の最低気温1度の日に合うコーディネートを見ていきましょう。
カジュアルコーデの場合
最低気温1度の日は、日中は少し気温が上がるとはいえ寒い時期なので、デニムとニットのカジュアルコーデに、しっかりダウンジャケットを羽織って暖かくしましょう。
裏起毛などのデニムを選べば、気温が低い朝晩も快適です。足元からの冷えを防ぐために、ショートブーツを合わせると良いでしょう。
きれいめコーデの場合
きれいめニットとパンツを合わせた着こなしは、ウールのコートを羽織ってエレガントにまとめてみて。
ワイドパンツなら下にタイツが履けるので、寒さ対策もばっちりです。
バッグは柄物をチョイスして華やかさをプラスすれば、冬のお出かけにぴったりなきれいめコーデの完成です。
シンプルコーデの場合
もこもこと着膨れしてしまいがちな寒い時期は、ボトムスとブーツの色をそろえるとすっきり見せることができます。
ひらりと揺れるロングスカートをセレクトすれば上品なシンプルコーデに。
ファーバッグなど冬らしい小物も取り入れて、この時期ならではのおしゃれを楽しみましょう。
【札幌：冬】最高気温1度の時におすすめの服装は？
最後に、冬の札幌を想定した最低気温1度の日におすすめのコーデを紹介します。
カジュアルコーデの場合
最高気温1度の寒い日には、暖かいロングコートの中に厚手のセーターをチョイス。さらに保温性の高いインナーを着込んで、しっかり防寒対策しましょう。
真冬に履くデニムなどのパンツは、裏起毛など暖かい着心地のものを選ぶのがおすすめですよ。
きれいめコーデの場合
真冬のきれいめコーデにはノーカラーコートをセレクト。明るいカラーのものにすれば、重たくなりがちな冬のスタイルが華やかに決まります。
とはいえ、最高気温1度の日は防寒を重視するといろいろ重ね着をしてしまい、コーデがごちゃついて見えるかもしれません。そんな時は、使う色が増えないように意識すると良いでしょう。
2〜3色でコーデをまとめたら、すっきりときれいな印象に。そのためには、セーターの中にインナーを着込んだり、厚めのタイツを履いたりといった防寒対策が必須ですよ。
シンプルコーデの場合
最高気温1度のような寒い日は、長めのダウンコートが活躍します。コーディネートをワントーンでまとめたらラフになりすぎず、シンプルコーデがおしゃれに決まるでしょう。
雪が降っていたり積もっていたりする時期は、丈が短めのパンツやスカートのように裾が汚れないボトムを選ぶのがおすすめです。
気温1度の日はしっかり防寒しつつおしゃれを楽しみましょう
朝晩が氷点下になる最高気温1度の日や、日が差せば道路の雪が少しずつ溶けるような最低気温1度の日。
どちらも寒い時期ですが、マフラーや手袋、タイツなどの小物を活用して、防寒対策とおしゃれの両方を意識しながら季節感のあるコーディネートを楽しみましょう。
（文：ななこ ／ イラスト：HotButteredRum）
※記事内に記載している気温は気象庁の気象データ（2013～2022年）から算出
※この記事は2023年09月13日に公開されたものです
