スマホ疲れを感じている人は9割、症状2位は「頭痛」、気になる1位は?
ビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits(ビズヒッツ)」はこのほど、全国の男女500人を対象に「スマホ疲れに関する意識調査」を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
多くの人が「手放せない」「便利」と感じているスマホ。しかしスマホを使いすぎることで、身体や心が疲れてしまう人もたくさんいます。
そこで行われた今回の調査。どのような結果となったでしょうか。
スマホの平均使用時間は1日4.3時間
全国の男女500人に「スマホの平均使用時間」を聞いたところ、平均は4.3時間となりました。「通勤・通学の時間」「休憩時間」「家に帰ってから」などを足すと、4~5時間程度になるのでしょう。
一方で「12時間」「18時間」など、起きている時間の大半をスマホに費やしている人もいました。
スマホの使用目的1位は「SNS閲覧・投稿」
スマホの使用目的1位は「SNS閲覧・投稿(275人)」で全体の半数を超えました。
以降、2位「ニュースチェック(197人)」、3位「動画コンテンツの視聴(182人)」、4位「ゲームで遊ぶ(158人)」、5位「メッセージ・メールのやりとり(94人)」と続きます。
SNS、動画、ゲーム、マンガなど、趣味や遊びに使っている人が多い印象です。一方で「仕事や副業に使う」という人もいました。
◇<1位 SNS閲覧・投稿>
・インスタのストーリー閲覧(24歳 女性)
・Twitterへの書き込みと閲覧(46歳 男性)
・SNSのチェック(50歳 女性)
SNSで友人と繋がったり、情報を収集したり、好きな芸能人の情報をチェックしたりしている人が多数。人との新たな交流方法であるSNSは、上手に使えば生活を豊かにしてくれます。
一方でSNSには依存性があることも指摘されており、「SNSから離れたくても離れられない」というSNS疲れを起こしてしまう人もいます。
<2位 ニュースチェック>
・ニュースサイトの閲覧(37歳 女性)
・ニュースや天気予報のチェック(48歳 男性)
新聞を購読せず、ネットでニュースをチェックする人も多くなっています。ポータルサイトやニュースアプリは、最新ニュースを確認するのに便利ですよね。
<3位 動画コンテンツの視聴>
・動画視聴、サブスク視聴(24歳 女性)
・YouTube閲覧(44歳 男性)
有料の動画配信サービスやYouTubeで動画を楽しんでいる人が多数。好きな作品が好きなときに見られるので、時間ができるとつい観てしまう人も多いのではないでしょうか。
<4位 ゲームで遊ぶ>
・アプリゲーム(25歳 女性)
・多くのゲームをする(33歳 男性)
現在ではたくさんのスマホゲームがリリースされています。基本無料で遊べるものも豊富ですね。
スキマ時間でサクッと遊べるパズル系のものも多いので、通勤時間や空き時間に楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
<5位 メッセージ・メールのやりとり>
・メールの閲覧(21歳 女性)
・LINEでの挨拶やお付き合い(60歳 女性)
メールやメッセージアプリを使って、家族や友人とやり取りしている人は多いでしょう。「電話」と答えた人は少なく、時間や場所を選ばないメッセージの方が重宝されているとわかりました。
スマホ疲れを感じている人は9割超に
スマホを使いすぎると目や脳が疲労するといわれています。そこで「スマホ疲れを感じているか」を聞きました。
その結果、「やや感じる」「とても感じる」と答えた人が合わせて91.6%。9割以上の人がスマホ疲れを感じているとわかりました。
なお「スマホ疲れを感じる」と答えた人と「スマホ疲れを感じない」と答えた人のスマホ使用時間を比較すると、以下の結果となりました。
疲れを感じている人の平均は4.4時間、感じていない人の平均は3.1時間です。
使い方にもよりますが、やはりスマホに触れる時間が多いと、スマホ疲れを感じやすくなる傾向があるようです。
スマホ疲れの症状1位は「目の疲れ・痛み」
スマホ疲れの症状1位は「目の疲れ・痛み(265人)」。以降、2位「頭痛・頭の重さ(127人)」、3位「肩こり・肩の痛み(105人)」、4位「視力低下・見えづらさ(92人)」、5位「首こり・首の痛み(67人)」と続きます。
目の症状を挙げた人が多く、スマホが目に負担をかけていることがわかります。また目の他にも、肩や首など身体的な症状を挙げた人が多くなりました。
<1位 目の疲れ・痛み>
・目が疲れる(30歳 女性)
・夜になると目の奥が重く痛くなる(46歳 男性)
スマホを使っているときは目が緊張状態になり、まばたきしなくなってしまう人もいます。そのため目が疲れて痛くなってしまう人が多くなりました。
スマホを使うときは「画面を目から離す」「意識的に休憩やまばたきをする」ことが大切です。
<2位 頭痛・頭の重さ>
・調べ物をしていると何時間も続けて没頭してしまうときがあり、頭が重くなる(31歳 女性)
・頭の奥の方がズキンズキンする(48歳 男性)
スマホを見ているときは、つい同じ姿勢を続けてしまうことが多いです。頭の周辺の筋肉が緊張し続けるので、血流が悪くなって頭痛につながります。また夜寝る前にスマホを使っていると、体内リズムが崩れて頭痛につながるケースもあるようです。
<3位 肩こり・肩の痛み>
・肩が重く感じる(27歳 男性)
・肩こりが急にひどくなる(34歳 女性)
スマホを使っているとき、うつむき加減に頭が前に突き出てしまう人が多いです。重い頭を支え続けることで筋肉に負担がかかり、肩こりが起こります。
適宜ストレッチを行うなどして、改善を目指したいですね。
<4位 視力低下・見えづらさ>
・視力が悪くなった(26歳 女性)
・コンタクトをしているけど、午後になると目が霞んでくる(34歳 男性)
目がかすんだりピントが合いづらくなったりして、見えづらさを感じる人も多いとわかりました。また「視力が落ちた」というコメントも複数寄せられています。
小さな画面を長時間近くで見ることで、視力低下が進むと考えられています。
<5位 首こり・首の痛み>
・首が痛くなる(27歳 女性)
・ゲームをずっとしてしまい、夕方から首が重くなる(39歳 男性)
・首周りのこり。首を回すとバキバキいう(52歳 女性)
「スマホを使いすぎるとストレートネック(スマホ首)になる」と聞いたことがある人も多いでしょう。ストレートネックとは、うつむいてスマホを使い続けることで、本来あるべき頚椎(首の骨)のカーブがなくなってしまう状態のことです。
ストレートネックになると首が痛くなるだけではなく、首のしわや顔のたるみにもつながるといわれています。
スマホを使うときは適宜休憩を挟んで!
スマホによる疲れを感じている人が多数。とくに「目が疲れる」という人が多くなっています。
またスマホに熱中していると姿勢が固まってしまうことから、頭痛や肩こりに悩んでいる人も多くなりました。
スマホを使うときは適宜休憩を挟まないと、目の疲れや肩こりなどの症状が悪化します。「疲れ」「痛み」だけではなく、視力低下や頚椎ヘルニアなどにつながってしまうこともあるので、注意しましょう。
調査概要
調査対象:全国の男女
調査期間:2023年6月27日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性330人/男性170人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 19.6%/30代 38.0%/40代 27.2%/50代 11.6%/60代以上 3.0%
引用元:ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )
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※この記事は2023年08月16日に公開されたものです