蛇化現象とは? 蛙化現象やキング化現象との違いと併せて解説
蛇化現象の具体例
ここまで読んでもまだピンと来ない方、好きな人ができて「恋は盲目」状態になったことはありませんか? それがまさしく蛇化現象です。
ここからはアンケートに寄せられた回答も含めて具体例を挙げていきますので、恋人に対してこんな感情になったことがないか思い出してみてください。
(1)寝顔が変でもいとおしい
人間が一番無防備な状態である、寝顔。恋人が口をポカンと開け、寝息を立てながら体をボリボリかくこともあるかもしれません(時にはオナラも……)。
それでも「かわいい〜! こっそりキスしちゃお♡」と相手のことをいとおしく感じるのは、まさに蛇化現象といえるでしょう。
その他、変顔や寝癖をかわいいと思う人もいるようです。
・「変顔もかわいいと思った」(35歳/女性/その他)
・「寝癖がついていたがかわいいと思った」(26歳/女性/医療・福祉・介護サービス)
・「大きないびきをかいて寝ていたがかわいいと思った」(38歳/男性/専門商社)
(2)チャック全開で登場してもいとおしい
例えば、デートの待ち合わせ先に登場した彼のチャックが全開! なんてシーンを想像してみてください。人によってはここで一気にドン引きして冷めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、蛇化現象なら「意外と抜けてるところあるんだ〜♡」と彼のことをかわいらしく感じることでしょう。
また、女性だけに限らず、男性側が彼女の失敗をいとおしいと思うこともあるようですよ。
・「階段で転んでいた姿すらかわいかった」(24歳/女性/学生)
・「あごの毛がとんでもない長さになっていたが笑えた」(35歳/男性/クレジット・信販)
・「恋人の失敗もかわいく思った」(34歳/男性/その他)
(3)つじつまが合わないことでも肯定してしまう
ここまで紹介してきた蛇化現象はほほ笑ましいものですが、度がいきすぎてしまうと、現実を直視できないという弊害が起こります。
例えば、相手のつじつまの合わない発言に対して、「嫌われたくないからうそをついているのかもしれない」と勝手にポジティブ変換をしてしまうことも。
ついつい恋人のことを甘やかしてしまうという意見も少なくありませんでした。
・「だめなところも含めて「この人」だから、つい甘めに見てしまう」(34歳/女性/輸送用機器)
・「わがままだと思っていても受け入れてしまう」(28歳/女性/繊維・アパレル)
(4)暴言も相手の個性だと解釈してしまう
明らかに暴言を吐かれるなど、雑な扱いをされているのに「繊細な人なの、でもああ見えて優しいところもあるの♡」と良い方向に解釈してしまう人も。
相手の悪い部分を肯定し続けてしまうとことは、自分自身を苦しめる結果になりかねため注意が必要です。
・「DVっぽいことをされても許してしまう」(38歳/女性/銀行)
・「傷つくことを言われたけど好き」(20歳/女性/学生)