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産休に入る人へのメッセージ例文。考える時のポイントや注意点とは【先輩・同僚・取引先】

三上ナナエ(マナー講師)

産休に入る人へのメッセージの例文はどのようなものがあるでしょうか? 今回は、メッセージ作成時に意識するポイントをマナー講師の三上ナナエさんが解説。また、上司・同僚・部下・友人など、贈る相手別での例文も教えてもらいました。

産休に入る方に寄せ書きやメッセージを贈る際、どのような内容にしたら良いのだろう? と悩む人もいらっしゃるでしょう。

意図せず失礼なメッセージを書いてしまったなんてことは避けたいですね。せっかくならば、相手が喜んでくれる言葉を選びたいものです。

そこで今回は、相手が気持ちよく産休に入れるよう、もらったら嬉しいメッセージのポイントや例文をご紹介します。ぜひ活用してみてください。

産休に入る人へのメッセージを考える時のポイント

産休に入る方は、体調の変化が大きい中でお仕事を続けられてきたはずですので、まずはねぎらいの言葉を伝えましょう。

以下でポイントを3つ解説します。

(1)お祝いの気持ちを伝える

まずは「妊娠おめでとうございます」とお祝いの気持ちを伝えましょう。産休に入るまで職場で頑張ってくれたことに対するお礼の言葉を添えるのもすてきな心遣いです。

(2)体調を気遣う気持ちを伝える

やることも多く、心身共に不安定になりやすい妊娠期間。

「くれぐれもご自愛ください」「この機会にゆっくりお過ごしください」など、体を気遣う言葉を贈るのもおすすめです。

Check!:体調を気遣う言葉の例文集。ビジネスメールで目上の人に使う方法

(3)仕事から離れる不安を考慮する

長期で仕事を休むことに対して、不安を感じる人も多いでしょう。

ですから、「〇〇さんがいなくても私たちは大丈夫」といった内容ではなく、「復帰を心待ちにしていますね」など、戻る場所があるということを伝え、安心して産休に入れるようにしてあげてください。

産休に入る人へのメッセージを考える時の注意点

妊婦の方はホルモンバランスが安定せず、環境を含めさまざまなことが変化するナーバスな状態です。

メッセージを贈る側はマイナスな意図がなかったとしても、内容や言葉選びには慎重になりましょう。

以下で注意すべきことを4つ解説します。

(1)出産に対してネガティブなことを想像させない

激励のつもりで「元気な赤ちゃんを産んでくださいね」と伝えてしまいたくなりますよね。しかし、妊娠中や出産は何が起きるか分からないもの。

「無事に出産できますように」というメッセージも、その逆を連想して敏感になってしまうことがあります。

そのため、不安にならないような言葉を選ぶ気遣いが大切です。

(2)赤ちゃんの性別に関することは避ける

産休に入る人が性別についてどう考えているか分からない場合が多いと思います。想像以上に気にしていることもあるでしょう。

性別が既に分かっていて本人が喜んでいる場合以外は、できるだけ避けた方が無難でしょう。

(3)戻ってこなくても良いと誤解されない内容にする

もういる必要がないと思わせてしまう恐れがあるメッセージには気を付けましょう。

例えば、以下のようなメッセージはここでお別れというように感じさせてしまうかもしれません。

・これまで本当にありがとうございました。お疲れさまでした。

・〇〇さんがいなくてもみんなで頑張りますので心配しないでください。

「復帰をお待ちしています」など、戻ってくる場所があるということを伝えられるようなメッセージを心掛けるようにしましょう。

(4)職場復帰に対してプレッシャーを与えるような表現は避ける

妊娠中はナーバスな時期。そのため、プレッシャーをかけすぎないようにすることが大切です。

前述したように戻ってくる場所があることを伝えるのは良いですが、「早く戻ってきてください」といった表現は、受け手によっては負担に感じる可能性も。言葉選びには気を付けましょう。

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