「送らせていただきました」の使い方は? 意味や言い換え表現を解説
「送らせていただきました」を使う時の注意点
「送らせていただきました」は、相手への敬意や気遣いを示す丁寧な表現ですが、「~させていただく」という表現は多用しないように注意が必要です。
本来「~させていただく」には、「相手の許可を得て行動する」という意味があるため、相手の許可を特に要しない場面で用いると、くどい印象を与えてしまうことがあります。
わざわざ「送らせていただく」とへりくだる必要がない場面では、極力使用しない方が良いでしょう。
「送らせていただきました」の言い換え表現
「送らせていただきました」は、他の言葉にも言い換えができます。使う相手や場面に応じて、適切な言葉を使い分けましょう。
(1)「送付いたしました」
「送らせていただきました」は「送付いたしました」に言い換えができます。例えば、「今月分の発注書を送付いたしました」など、「させていただく」という表現を用いないことで、スッキリとした文章になります。
「送らせていただきました」は丁寧な表現ではあるものの、場合によってはくどい印象を与えてしまう言葉です。
簡潔に用件を伝えるべき場面や、社内メールなど過度にかしこまる必要がない場面では、「送付いたしました」という表現を用いるのがおすすめです。
(2)「添付させていただきます」
ビジネスメールや文書でファイル・資料を送付する場合は、「添付させていただきます」に言い換えができます。「改訂版については、別途ファイルにて添付させていただきます」といった使い方をされ、ビジネスシーンでも頻繁に用いられる言葉です。
「添付させていただきます」は、「送らせていただきました」と同様に「~させていただく」の表現を含んでいることから、相手への敬意や気遣いが感じられる効果もあります。
目上の人に資料やファイルなどを送付する場合は、「添付させていただきます」を用いると良いでしょう。
(3)「お送りいたしました」
「送らせていただきました」は、「お送りいたしました」にも言い換えができます。
「送らせていただきました」には「相手から許可を受けて送付する」というニュアンスがあるため、こちらから自主的に送付する場合や、特に相手からの許可を要しない場面で用いると少し違和感があります。例えば、次のような例で考えてみましょう。
A:「来月から発売となる新商品のサンプルを本日送らせていただきました」
B:「来月から発売となる新商品のサンプルを本日お送りいたしました」
こちらからサンプルを自主的に送った場合、Aの文章はへりくだりすぎた印象を抱きます。このように、「送らせていただきました」が適さない場合では、「お送りいたしました」を用いるのがおすすめです。
簡潔な表現であっても、頭に「お」を付けることで丁寧語となり、送り先の相手に対する敬意も感じられる表現となります。
「送らせていただきました」を正しく使おう
「送らせていただきました」は、ビジネスの相手方に郵送物やメール、FAXを送る時に使う言葉です。「~させていただく」という表現を用いることで、相手に対する気遣いや敬意が感じられる効果があります。
ただし、「~させていただく」には「相手からの許可を得て行動する」という意味があるため、多用するとくどい印象を与えてしまうこともあります。
自主的に資料やサンプルを送付する場合や、特に相手からの許可を要しない場合は、「お送りします」など他の表現を用いると良いでしょう。
(にほんご倶楽部)
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※この記事は2023年05月09日に公開されたものです