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「益々のご発展をお祈り申し上げます」の意味や使い方は? 例文で解説

にほんご倶楽部

「益々のご発展をお祈り申し上げます」は、ビジネスメールや手紙などの締めによく使われる言葉です。この記事では「益々のご発展をお祈り申し上げます」の意味と正しい使い方、使用時の注意点を解説。併せて、言い換え表現を紹介します。

「益々のご発展をお祈り申し上げます」は、ビジネス上の手紙やメールで使われるフレーズです。

日常生活ではあまり使わないからこそ、どんな相手に対して使うのが適切なのか、正しい表現ができているのかと不安になってしまいますよね。

この記事では、「益々のご発展をお祈り申し上げます」について、意味と正しい使い方、言い換え表現を解説します。ぜひ参考にしてください。

「益々のご発展をお祈り申し上げます」の意味

「益々(ますます)のご発展をお祈り申し上げます」は、相手の会社や活動について今後の繫栄や活躍をお祈りするという思いを込めた言葉です。

「発展」の言葉の意味も確認していきましょう。

はっ‐てん【発展】
読み方:はってん
[名](スル)
1 物事の勢いなどが伸び広がって盛んになること。物事が、より進んだ段階に移っていくこと。「経済が—する」「大事件に—する」
2 色事や遊蕩(ゆうとう

出典:(『デジタル大辞泉』小学館)

「発展」とは物事に勢いがついて、さまざまな方向に発展していくという意味の言葉です。そのため、相手の事業や私生活において、良い方向へどんどん進んでいってほしいというポジティブな気持ちを込めた表現なのです。

手紙やメールなどの結びの言葉で使うことが多く、「それではまた」という締めのあいさつの代わりに今後の発展を祈る意味を持ちます。

主に企業に対して使うことが多いですが、個人に対しても、状況によっては「ご発展」を使っても問題はありません。

参考記事はこちら▼

語彙解説が得意なライターの律さんが、「お祈り申し上げます」の意味と使い方、言い換え表現を解説します。

「益々のご発展をお祈り申し上げます」の使い方と例文

「益々のご発展をお祈り申し上げます」は、相手の仕事や生活、そして会社の発展を祈る言葉です。ビジネスシーンでは、主にメールやあいさつ状などの書き言葉で使用されるケースが多いでしょう。

結びの文章として使う定番の言い回しなので、例文を参考に使い方を覚えておきたいところです。

例文

・「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます

・「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げるとともに、今度ともお引き立てのほど宜しくお願い申し上げます」

「貴社(きしゃ)」は文章で相手の企業を表す表現で、話し言葉の「御社(おんしゃ)」と同じ意味を持っています。

何らかのあいさつ状を送る時などに、結びの文章として「全体の発展を願う」という意味を込めて書きましょう。

参考記事はこちら▼

「貴社」「御社」「弊社」という単語が持つそれぞれの意味をおさらいし、適切に使い分けるコツを紹介します。

「益々のご発展をお祈り申し上げます」の使用シーン

では、具体的にどのような場面で「益々のご発展をお祈り申し上げます」を使用するのでしょうか。

使用シーンの具体例をいくつか挙げていきます。

(1)企業への年賀状

仕事で付き合いのある企業へ年賀状を送る場合は、締めの言葉に「益々のご発展をお祈り申し上げます」が使えます。

実際に使用する場合には「貴社の益々のご発展を祈念しますとともに、本年もなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます」のように、相手の発展を祈る意味と、今年も変わらぬお付き合いを望む一文を入れると良いでしょう。

(2)ビジネスメールの締め

ビジネスメールの締めでも、「益々のご発展をお祈り申し上げます」という表現が使えます。

案件がひと段落ついたタイミングで使用しましょう。

(3)お礼状

お礼状とは、お世話になった相手への感謝をしたためた文書のこと。こうした文書の締めでも「益々のご発展をお祈り申し上げます」が使えます。

実際に使用する場合「末筆ではございますが、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」のように締めるとスマートです。

▶次のページでは「益々のご発展をお祈り申し上げます」の注意点を紹介します。

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