「邁進してまいります」の意味とは? 使い方と言い換え表現(例文つき)
「邁進してまいります」という言葉はどんな意味を持ち、どんなシーンで使うのが適切なのでしょうか? 目上の人や上司に使う場合、間違った使い方をしたくないですよね。この記事では、言葉の意味や使い方と注意点、言い換え表現を例文つきで紹介します。
「邁進まいります」は、目上の人に対して自分のやる気や意欲を伝える言葉です。
この記事では「邁進してまいります」の意味や使い方、言い換え表現などを例文つきで紹介します。
新任あいさつや年賀状など幅広いシーンで使われる言葉なので、ぜひ正しい使い方を覚えておきましょう。
「邁進してまいります」の意味
「邁進」は「まいしん」と読み、辞書によると以下のように説明されています。
まい‐しん【×邁進】
読み方:まいしん
[名](スル)恐れることなく突き進むこと。「学問に―する」「勇往―」(『デジタル大辞泉』小学館)
つまり「邁進してまいります」とは「恐れることなく突き進んでいきます」という意味です。勢いをもってどんどん前に進んでいくというニュアンスを伝えることができるでしょう。
また「邁進してまいります」には「参る」という謙譲語が含まれているため、目上の人に対して使う言葉です。
「邁進してまいります」の使い方と例文
「邁進してまいります」は、物事に対する前向きな気持ちを示す言葉です。
取引先や上司をはじめ社内外問わず使える言葉ですが、後輩や同僚に対して使うにはかしこまりすぎた表現なので注意しましょう。
ここからは「邁進してまいります」の使い方について、シーン別で例文を用いながら紹介します。
社内の新任あいさつで使う場合の例文
「邁進してまいります」は、新任あいさつや入社あいさつで社内向けに使うことができます。
「業務に一生懸命組んでいきたい」という前向きな気持ちを伝えられるでしょう。
また「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」という言葉と一緒に定型文として使用されることが多いです。セットで覚えておくと良いでしょう。
例文
・1日でも早く会社の戦力となれるよう、日々邁進してまいります。
・今後さらに邁進してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
年賀状で使う場合の例文
「邁進してまいります」は、新しい年の決意を示すのにも適した言葉です。
社内の上司だけでなく取引先に対しても使用できるため、定型句として覚えておくと便利でしょう。
例文
・昨年は大変お世話になりました。本年も引き続き邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
・社員一同、一層邁進してまいりますので、本年もご高配を賜りますようお願い申し上げます。
スピーチで使用する場合の例文
「邁進してまいります」は、大勢の人の前でスピーチをする時にも使われます。
例えば、社内で表彰を受けた時「引き続き邁進してまいります」という言葉を用いることで、謙虚な姿勢を示すことができるでしょう。
例文
・みなさまのお役に立てるよう、今後も社員一同邁進してまいります。
・今後も引き続き、業務に邁進してまいります。
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