「こんばんわ」と「こんばんは」どちらが正しい? 使い方を例文で解説
「こんばんは」の言い換え表現
先述した使用上の注意点が懸念されるのであれば、他の表現に言い換えるのも一つの手です。そこで最後に、「こんばんは」の言い換え表現をご紹介します。
(1)「夜分(遅く)に失礼します」
「こんばんは」をビジネスフレーズに置き換えるならば、「夜分に失礼します」「夜分遅くに失礼します」がおすすめです。通常タブーとされる夜の連絡
を心苦しく思っているという謝罪の意を込められます。
ただし、この言葉を使用するには時間に注意が必要です。「夜分」が指す時間帯は厳密には定められていないものの、19時台などまだ夜が浅い時間に用いると違和感があります。22時以降のメールに使用するのが一般的だと考える人もいるので、覚えておきましょう。
「夜分遅くにすみません」の意味と正しい使い方をご紹介します。
(2)「遅くまでお疲れ様です」
「お疲れ様です」に「遅くまで」を添えると、夜のあいさつ文に適した表現になります。ビジネス上で重宝する「お疲れ様です」は、立場を問わず上司にも使える労いの言葉です。
もちろん同僚や部下にも使用できますが、取引先とのやりとりに用いるのはやや問題があります。社外の人には「お世話になっております」を使うのが得策です。
「お疲れ様です」の正しい使い方や例文、注意点から言い換えまで解説していきます。
ビジネス敬語に詳しいライターのuzuraさんが、言葉の意味や使い方、返し方などを詳しく解説します。
「こんばんは」は夜のあいさつに使える言葉
夜に人と会った時や、夜の時間に送るメールに使用できる「こんばんは」。ビジネスシーンにおいてはその直後に「冷えますね」など、敬語表現を組み合わせると丁寧です。
現代では「こんばんは」が正解とされていますが、世代によっては「こんばんわ」が間違いではなかったことも気に留めておかねばなりません。
丁寧なあいさつを行って、印象アップを目指しましょう!
(#にほんご倶楽部)
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※この記事は2022年11月18日に公開されたものです