「こんばんわ」と「こんばんは」どちらが正しい? 使い方を例文で解説
「こんばんは」を使う時の注意点
次に、「こんばんは」を使用する時に注意するべき点をお伝えします。夜のあいさつにぴったりの言葉ですが、使い方を間違えるとあなたの印象を下げてしまうケースも。
注意点をよく把握した上で、正しく使用しましょう。
(1)「こんばんわ」はビジネスシーンで断固NG
念押しするようですが、ビジネスシーンにおいては「こんばんわ」より「こんばんは」を使ってください。「こんばんわ」でも意味は通りますが、相手に幼稚な印象を与えてしまうかもしれません。
さらに「こんばんゎ」といった、小文字の「わ」を使用するのはもってのほかです。少し前に若い女性を中心に流行した言い回しですが、メールにおいて打ち間違いなどをしないように十分注意してください。
(2)相手が使う「こんばんわ」を否定しない
(1)で「こんばんわ」は断固NGとしましたが、難しいのは相手が「こんばんわ」と使用していても真っ向から否定することはできないところ。
というのも、昭和61年までは「こんばんわ」「こんにちわ」の表記が使用されていたといわれているのです。そのため、年代によっては「こんばんわ」が正しいと考えている人がいることも覚えておくと良いでしょう。
自分が使う時は現在正しい表現を用いつつ、相手のことは否定しないようにしたいですね。
(3)シーンによっては失礼にあたる
敬語表現ではない「こんばんは」は、シーンや相手によっては失礼にあたる可能性があります。後の一文に敬語を交えても、フランクな印象が残りやすいのは事実です。
さらに夜の時間を示すことから、ビジネスメールに添えると夜まで働いているアピールとも捉えられてしまう可能性があります。
そもそも定時より後の時間にビジネスの連絡をするのは、例外を除いてマナー違反。「こんばんは」を使うシチュエーションでの連絡は、できる限り避ける方が無難と言えます。
▶次のページでは、「こんばんは」の言い換え表現を紹介します。