「ちょっと不調」な時の気軽な相談先でありたい―わたし漢方代表が提案する選択肢
目指しているのは、「近所の薬局の漢方に詳しいお姉さん」に相談する距離感
ーー「わたし漢方」はLINEでの細かい問診が特徴的です。そのスタイルはどのようにできあがったのですか?
「わたし漢方」を立ち上げた薬剤師と、ずっと漢方薬局で店長をやっていた薬剤師が、問診スタイルの流れを作りました。
そもそも、漢方薬局では、漢方相談というものが通常はあるんです。今LINEで行っている問診のようなもの以外にも、体のことや、生活習慣や、声の大小とか元気がいいかみたいな性格の部分まで細かく聞きますし、舌を見る「舌診」をしたりするので、通常は1時間くらいかかるんですね。
ーー1時間となると結構時間が必要になりますね。
なので、それをLINEで質問に答えていく形式にすることで、いつでもどこでも答えられるっていうものを最初に作りました。なるべく質問が長くなりすぎないようにはしたんですけど、漢方って細かいところまで聞かないと一人ひとりに合うものが選べないんです。
ただ、その質問の長さが「ちゃんと選んでもらえてる気がする」という信頼感に繋がっている部分でもあるみたいですね。
ーーたしかに、実際に私もLINEで質問に答えていく中で、こんなところまで聞いてくれるんだ! という丁寧さを強く実感しました。
そこもこだわっているところなんです。LINEでの問診の中で「そういうのも大変だよね、つらいよね」というような共感をしてもらえるのがすごくいい、というお声も頂きます。
ーー本当に対面で問診をしてもらっているような気分でした。
近所の薬局の漢方に詳しいお姉さんに相談する、ぐらいの距離感で接することができたらという思いでやっていますね。
ーー今「わたし漢方」で一番オススメできるポイントはどこですか?
本当に優しい薬剤師さんたちがバックにいるところです。月経不順などの月経トラブルはもちろん、イライラとか不眠とかは自律神経が大きく関係してくる部分があったりするんですが、そういうところも漢方は得意としています。なので、「病院に行くほどでもないけれどちょっと調子が悪いな」という時に、気軽に相談できる先にしてほしいですね。
ーー病院に行くほどでもない時、気軽に相談できる先があるのはありがたいですね。
LINEだから何時でも送れるのもポイントかと思います。さすがに人間関係の悩みまでは解決できないですが、もしかしたら根本的な部分に健康上の不調が隠れている可能性もあるかもしれないので、悩みのはけ口のひとつと捉えてもらえたら。
漢方を飲むコツは? まずは気軽にスタート
ーー漢方を飲むコツがあったら教えていただきたいです!
漢方っていろんな形状があるんですけど、顆粒や粉末は飲みづらいですよね。お金はかかるけど簡単なのは、袋オブラートを使うことです。袋の中に漢方を入れて、袋を水にちょっとつけるとゼリー状になるので、ゼリーのように飲めます。
あとは、ちょっと高等テクニックなんですけど、水を少し口に含んでおいて、そこに漢方を入れて、舌につけないようにして水で押し込むっていう飲み方もありますよ。
ーーありがとうございます! 漢方独特の苦さや風味が苦手な方でも気軽に飲めるようになりそうですね。
袋オブラートは特にオススメですね。大人になると粉薬を飲む機会ってなかなかないと思うので。
ーー確かに、錠剤は飲むことが多いですが、粉薬はあまり飲まなくなりましたね。
「わたし漢方」でメインで出しているのは粉や顆粒なんですけど、錠剤とか丸薬になると一度に結構な量を飲まないといけないんです。なので、さくっと飲めるのは粉や顆粒かなと思います。
ーー30歳前後の女性って、仕事も私生活も色んな転機を迎えて、そのタイミングで自分の体に向き合う方も多いかと思っています。そんな方たちに向けて、漢方と付き合い続けている丸山さんから何かメッセージはありますか?
漢方はずっと付き合っていけるものだと思うので、ちょっとでも自分の味方につけると便利だなと思います。まずは気軽なところから、例えば「葛根湯」を持ち歩いてみるとか、そういう形で漢方を始めてみてもいいんじゃないでしょうか。
Information
わたし漢方
LINEで身体の悩みを薬剤師に相談すると、自分にあった漢方薬を自宅に配送してくれるオンライン漢方相談サービス。カウンセリングはすべてLINE上で行い、最初の問診は無料。24時間相談でき、漢方の専門家が直接お悩みにお答えします。
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※この記事は2022年10月20日に公開されたものです