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「明日の月は綺麗でしょうね」の意味とは? 元ネタ・返し方を解説

井口藍

「明日の月は綺麗でしょうね」には隠された意味があることをご存じでしょうか? 実はネット上では、単なる天気の話ではなく愛の告白や犯行予告の意味でも知られているんです。今回は「明日の月は綺麗でしょうね」の意味と返し方を紹介します。

「明日の月は綺麗でしょうね」と言われたら、つい「そうですね」と答えてしまいそうになりますよね。しかし実は単なる天気の話ではなく、隠された意味があることをご存じでしょうか。

今回は、「明日の月は綺麗でしょうね」に隠された意味と、具体的な返し方について解説します。

「明日の月は綺麗でしょうね」の意味とは?

では、「明日の月は綺麗でしょうね」という言葉にはどのような意味が隠されているのでしょうか? 所説ありますが、ここでは大きく3つの意味を紹介します。

(1)天気の話

まずは文字通り、雑談として天気の話をしている意味です。この言葉に隠された意味があると知っている人もいれば、知らない人もいるでしょう。

普段それほど親しくない人に言われた時には、単なる天気の話題である可能性が高いですね。間が持たずについ口に出した言葉が「明日の月は綺麗でしょうね」だったという、偶然の一致に驚かざるを得ません。

(2)愛の告白

「月が綺麗ですね」には「愛しています」という告白の意味が隠されています。それに関連して「明日の月は綺麗でしょうね」には、「明日、愛の告白をしますよ」という意味が隠されている場合も。

告白をする前、誰もが「OKしてもらえるだろうか」と不安なはず。そんな時に相手の反応を探る意味で、「明日の月は綺麗でしょうね」という文学的な表現が使われる場合もあるかもしれません。

(3)犯行予告

愛の告白から一転して物騒ですが、インターネット上では「明日、何らかの犯行に及びます」という犯行予告の意味としてもよく知られています。

「明日の月は綺麗」を深読みすると、「今日の月は綺麗ではない」ということ。明日、犯行に及ぶことで自らの目的を達成したら、きっと月が綺麗に見えるだろう……という意味を含んだ、ちょっと怖い表現です。

SNS上や2ちゃんねる(現5ちゃんねる)などでは、ネットスラングのような感覚で意味が浸透しています。

「明日の月は綺麗でしょうね」の由来・元ネタ

「明日の月は綺麗でしょうね」は、「月が綺麗ですね」という告白を意味する表現が元ネタだといわれています。

作家であり英語教師でもあった夏目漱石が、英語の授業で「I LOVE YOU」の訳し方として、「月が綺麗ですね」という湾曲的な訳を教えました。

直訳である「愛しています」は直接的な表現すぎて、日本人の気質には好まれないのではと考えてのことでした。そこから、隠された意味を持つ婉曲的な表現が数多く派生していったといわれています。

▶次のページでは、「明日の月は綺麗でしょうね」への返し方をご紹介します。

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