【第2回】肩こりに効果的なツボ「肩井」
頭痛に冷え、腰痛など、働く女性を悩ませるさまざまな不調。仕事中に突然襲ってくる不調を対処したくても、なかなか難しいもの。そんなお悩みを抱えた方に向けて、ボディバランス整体師の吉田佳代さんが、1日たった10秒押すだけでリフレッシュできるツボを伝授。お仕事の合間に、レッツ・リフレッシュ!
働く女性を悩ませるさまざまな不調。第2回のテーマは、第1回の頭痛に続き、毎日パソコンやスマートフォンを見る私たちには切っても切り離せない「肩こり」に効くツボ。具体的にどのツボをどのように押せばいいのか、ボディバランス整体師の吉田佳代さんに解説していただきます。
第2回のお悩み「肩こり」
肩井(けんせい)
首の付け根と肩先の中間にあります。肩の一番高いところを押して一番痛い箇所で左右にあります。
ツボの押し方
顔は正面を向き、右手の中指を左側の肩井のツボにあてます。肩の位置は変えずに右を向きながらツボを3秒かけて軽く押し、中指はツボを押したまま2秒かけて顔を正面に戻します。再度右を向きながら1回目よりやや強く3秒かけて押し、2秒かけて顔を正面に戻しながら押す力を緩めます。反対側も同様に行います。
得られる効果
肩の筋肉がガチガチに硬くなると軽く押すだけで痛みが出ます。こりを放置すると、奥深くまでこり固まり硬結というシコリが出来てしまいます。肩井を押すだけでもこりは解れますが、押すと同時に首を動かすことで、首が回らないほど固まってしまった肩と首がよりほぐれやすくなります。また、肩井のツボを刺激することで、首や頭や顔の血流が良くなり、首こり、目の疲れ、頭痛などにも効果を発揮します。(妊娠中は避けてください)
首を動かすことがポイント!
肩こりは放置すると首こりや頭痛などを併発させることも……。硬結を作らないためにも、毎日のストレッチは大切です。ぜひ「肩井」を押す際は、同時に首を動かして、こりの元をしっかりとほぐしてみてくださいね。
次回は、「目の疲れ」にアプローチする10秒リフレッシュを紹介します。お楽しみに!
◆Check!
(文:吉田佳代、イラスト:のがみもゆこ)
※この記事は2022年08月24日に公開されたものです