【Ep.1-3】全女子必見！　モテる女の教科書『バチェロレッテ2』

※このコラムは『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2 エピソード1〜3のネタバレを含みます。

大人気シリーズ、バチェラーの男女逆転版『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2がついに配信スタートしました！　波乱と衝撃、感動を巻き起こしたシーズン1から約2年、今回のシーズン2はどんなドラマを繰り広げてくれるのでしょうか？

コミュ力抜群のパーフェクトバチェロレッテ

今回の主役となるバチェロレッテは尾﨑美紀さん。見ての通りの眉目秀麗さはもちろんのこと、大学在学中に美容関係の会社を起業し、わずか2年で年商15億を達成！　「Forbes 30 Under 30 Asia」でアジアを代表する“世界を変える30歳未満の30名”の起業家として選出されるなど、美、聡明さ、財力、全てを持ち合わせたまさにパーフェクトなバチェロレッテなのです！

もちろんその振る舞いもパーフェクト！　YouTubeの紹介動画でも「モテてきた」と語っていたのも納得のコミュ力と振る舞い。前述のスペックにこのコミュ力が合わさればそりゃ無双ですわ。

例えば、「かわいい」と言われた時の返しが、言われ慣れてる人の上手な振る舞いなんですよ。慣れてない場合は「え、そんなことないですよ」「いやいや私なんて」とか、相手がせっかく投げかけてくれた言葉を否定しちゃいがちなんですが、美紀さんは「えー！　ありがとう！　乾杯♡」とか、相手の好意を嫌味なく受け入れて、お茶目に受け流すんですよね。

パーフェクトな美紀さんの唯一の欠点

コミュ力の高さは他でも見られます。突然の「法螺貝とセッションしよう！」という斜め上すぎる絡みや、初対面で想定外の裏口からバイクで登場し、エンジンを「ブルン！」とだけ言わせながら、背後から存在に気づいてくれるのを無言で待ち続けてる男（ブルン！　じゃねぇよ！　声かけろよ！）が現れても、さらっと感じ良く返すなど、あらゆる方向から五月雨式に降り注ぐ男性陣の無茶振り的絡みをバシバシいなしていく姿が素晴らしい。

リアクションがどれも合コンでモテる女の100点の振る舞いなんですよ。今回のバチェロレッテ2は女子のリアクションバイブルとして全女子履修必須！

ちなみに、美紀さんの唯一の欠点（？）を挙げるとするなら「ピンク」のイントネーションが特徴的なことくらいですね。「インク」の発音なんですよね。そこだけめちゃくちゃギャルいのなんで？（エピソード2、美留町恭兵さんとのアートデート参照）

港区の奥田民生に家のない八村塁など個性豊かな男性陣

今回も個性豊かな男性陣が数多く登場し、初っ端から楽しませてくれました。

神様が顔面とガタイにステータスを全振りして作った童顔マッチョ・中道理央也さんは「年下だけど力持ちで頼りになるのを見せたい！」と美紀さんをお姫様抱っこしてアピール。街一番の力自慢を魅力としてアピールする、江戸時代のモテ男的アプローチをかました彼は、登場時はガチガチに緊張していましたが、男性陣の中にいる時は調子に乗っている男性メンバーをいい感じにブッ刺してくれるのが毎回痛快。ツッコミメンバーとしてもぜひ残っていただきたい一人です。

そんな中道さんに突っ込まれていた一人が、経営者・田村一将さん。これがポケモンであれば、「奥田民生（みなとくのすがた）」と表記されそうな、港区に生息する奥田民生といった風貌の見た目の彼。紹介動画では港区おじさんっぷりを披露していましたが、登場時のオーダーメイドのアロマオイルのプレゼントはさすがおしゃれでしたね。

「食べ方が汚い人は嫌だ。俺はちゃんとしてる」という発言は、すかさず中道さんに「そんな自己評価いいですよ」と突っ込まれ、食べ方が綺麗と自負した直後に口から水をこぼすというオチがきれいに決まっていました。技術点満点。

『美女と野獣』の野獣のようにワイルドな風貌のラグビー選手・ジェイデン トア マクスウェルさんは手作りのカードを準備し、「4枚集めたらサプライズがある！」と、シールを集めて必ずもらえるヤマザキ春のパン祭り方式でアプローチ。手作りのカードを4枚並べるとバラのイラストが出来上がるという、繊細なサプライズがあの大きな体に反してかわいらしくいじらしかったですね。でも多分美紀さん2枚そろったあたりでバラの絵出てくること気づいてただろ。

その他にもおそらく起業家である美紀さんにOG訪問に来た現役慶應大生の髙橋航大さんや、紹介動画で「同居の父が突然国に帰ってしまって家がなくなった」と語っていた、住所不定・家のない八村塁こと澤井一希さん、ダンスでアピールしたら息切れしすぎて自己紹介できなかったダンサー・山邊玲音さんなど、個性豊かな17名がそろっています！

新たなジンクス発動？　マクファーが残れない理由

中でも目立っていたのが、プロバスケ選手・佐藤マクファーレン優樹さんではないでしょうか。登場時は3日間かけて作ったチョコレートを手にご挨拶。通常チョコといえば溶かして固めるだけ。所要時間1時間の簡単スイーツですが、3日間ということはカカオを炒ってすりつぶすところから作った本格派のやつだったのでしょうか？

ファーストインプレッションローズにサプライズローズと、2本もの特別なローズを獲得し、他の参加者より一歩先をいく彼。グループデート中はディフェンスに定評のあるスラダンの池上もびっくりのディフェンス力で、他の男が美紀さんに関われないよう圧をかける独占欲の強さに、他の男性陣はいろいろ思うところがあるようです。

そんな状況でありながら、美紀さんからローズをもらったり、サプライズデートに誘われるもんだから、他のメンバーは面白くありません。

これって女子でもありますよね。女子的にはやりすぎに見えるくらいあざとい子が、男性支持を受けてたりすると「なんで分からないのかな？　結局そういうのがいいのかよ！」と思ってしまうやつ。

でも大丈夫（？）。マクファーは落ちます。今まで気球に乗ってるやつ全員落ちてるジンクスがあるんで！　しかも気球メンは全員あざとキャラという共通点！（バチェラー1・柏原さん、バチェラー2・あずあず）

サプライズで自らを過酷な状況に追い込む男

もう一人の目立っているメンバーと言えばデザイナー・阿部大輔さん。

サプライズを売りに残っている彼は、重要な初回のカクテルパーティの時間内で「靴の装飾を1から作り上げプレゼントするサプライズ」を決行！

「（事前に）作るの間に合わなかったんですか？」と参加者から心配されるほど、アプローチそっちのけでほとんどの時間を創作に割き、視聴者をヒヤヒヤさせる過酷なチャレンジを自らやってのけました。

エピソード2では自作ジュエリー（詳細映らず）。エピソード3では結婚式の新婦への手紙を彷彿とさせるほど気持ちがこもった長文の手紙を読み上げ、実はそこには「美紀さんのことが好きだから」しか書いていない、というチャンドンゴンサプライズも披露してくれました。「アナタノコトガ！　スキダカラー！」

回を進めるごとにサプライズも壮大になっていきそうなので、そのうち1から家を建て「美紀さんのために作りました！　結婚して一緒に住みましょう！」とか、めちゃくちゃにデコった預金通帳と実印を取り出し「全部あなたに捧げます！　結婚しよう！」くらいやりかねません。

毎回サプライズに全てを注ぎすぎて、ちゃんとゆとりある普通の会話の時間を持てているのかひやひやするのですが、靴はかわいくてセンスがいいし、手紙の内容も真っ直ぐで、あのひた向きで一生懸命なところにジーンと来てしまった女子も多いのでは？

サプライズをする者、サプライズに泣く

美紀さんにサプライズを仕掛けまくっていた阿部さんですが、自分が指名されるはずだったデートは奪われるわ、大切にしていた場所はデートに使われるわと、不憫すぎるサプライズ返しも喰らいまくっています。まさに常時サプライズ状態。

その上、朝4時に叩き起こされ同室のマクファーがサプライズデートに誘われる姿を見送らされた上に、寝ぼけ眼の半目状態で屈辱的な気持ちをインタビューされるという、いたたまれないサプライズも。

あの朝、みんなのところに登場した姿は10歳くらい老け込んでました。

こういう尽くしてくれる系男子は、好きになれたら幸せなのに……と思いつつ、好きになれないパターンで、おそらく最後までは残れないのでは？　と心配しているのですが、少しでも長く残っていただき、できる限り沢山のサプライズショーを見せていただきたいものです。

あまりに目立たないダークホースが本命馬？

飲食店経営・小出翔太さんは、もうちょっと残りそうな気がしていたのですが残念でした。

美紀さんの前では緊張してちょっとぎこちない感じでしたが、男性陣の前では「実は！　サプライズローズ！　もらえませんでしたーーー!!」とノリ良く叫んでいて、男性メンバーに人気がありそうな男ウケキャラに見えたんですよね。もうちょっと素を出せたら違ったのかもしれません。

その他、おそらくダークホースかつ本命馬？　と思われるシャイな肉焼男、プロバスケ選手・長谷川惠一さんや、ソーシャルディスタンス取りすぎ画家兼美容師の美留町恭兵さんなど残るメンバーにも期待です。

そして、バチェロレッテ1でドラマを巻き起こしてくれたストールンローズは今回出てくるのでしょうか？

次回は誰がこの旅から脱落してしまうのか。ドキドキしながら一週間を待ちましょう！

（やまとなでし子）

※この記事は2022年07月11日に公開されたものです