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ちょっといい贈り物。ビジネスシーンのお祝いで贈りたいペン3選

#私をアゲる文房具

菅未里

新しい文房具との出会いは、仕事を効率化させてくれることもあれば、仕事のモチベーションを上げてくれることもある。そんな、毎日をちょっとだけ底上げしてくれる文房具との出会いをお手伝いするのがこの企画。今回は「ビジネスシーンのお祝いにペンを贈りたい」という方にぴったりな文房具を、文具ソムリエールの菅未里さんが紹介します。

文房具は、昇格など、仕事で成果を出した方へのお祝いにも向いています。誰でも使うものですし、価格の幅も広いため選びやすい。文房具は贈り物に向いているのです。

ただ、一点注意していただきたいのは、万年筆。進学の際などに万年筆をもらった経験がおありの方もいるかもしれませんが、万年筆を贈ることには、「勉強をがんばってね」という意味合いもあるとされています。したがって、目上の方に万年筆を贈るのは避けたほうがいいかもしれません。

そこで今回は、3,000円~10,000円程度の「ちょっといい贈り物」に向いたボールペンをご紹介しましょう。

アクロドライブ/パイロット

油性なのに低粘度である「低粘度油性」のアクロインキを採用したボールペンです。力を入れずに、滑らかに書けるのが特徴です。下ぶくれというか、先端に向かってゆるやかに太くなる形が持ちやすいのもいいですね。

芯は、本体をねじって出す「繰り出し式」。カチャカチャいわないため高級感があります。本体も、見ての通り3,300円とは思えない高級感です。

芯には0.5㎜、0.7㎜、1.0㎜の3種類の太さがあり、好みで選べます。私は1.0㎜のボルドーを好んで使っているのですが、芯は入れ替えが可能です。

なので、プレゼントする相手の好みの太さが分かっていて、しかしその芯の太さでは似合いそうなボディカラーがなかった場合、芯を入れ替えてプレゼントしてもいいですね。

価格:3,300円

ログノ/シヤチハタ

昨年11月に出たばかりの「ネームペン ログノ」は、赤・黒の2色ボールペンとシャープペン、そこにネーム印までがついた多機能ペンです。

昇格をするとハンコを捺す機会が増えると思うのですが、いつもハンコを持ち歩くのも大変です。そんな方にはぴったりのペンではないでしょうか。

とても便利な多機能ペンですが、実用性一辺倒ではなく、見た目は高級感が漂っています。その意味でも昇格した方への贈り物に向いていますね。

まず先にペンを買ってから、装着するハンコを別に注文するスタイルです。ただし、オンラインで購入することもできるので、手間はかかりません。

価格:5,060円(既製品)、5,720円(別注文Aタイプ)、6,050円(別注文Bタイプ)
※ネーム印セット価格
※シルバーのみ価格が異なります

クロス/クラシックセンチュリー

世界的には、ボールペンと言えば1846年創業のクロスが定番で、クロスと言えば、この「クラシック センチュリー」シリーズが知られています。洋画でもよく出てきますね。私は、『マイ・インターン』でシニア・インターンを演じるロバート・デニーロが、鞄にセンチュリーを入れていたのが印象的でした。

実はクラシックセンチュリーシリーズは種類が豊富で、40万円(!)を超える18金無垢のモデルもあれば、8,800円や4,400円のモデルも用意されていますので、予算に応じて選べます。

ペン先も、ボールペンに限らず、シャープペンや万年筆もあります。仮に予算の上限を1万円にしても、かなり選べるのがクラシックセンチュリーシリーズです。

海外メーカーのペンは高いイメージがあり、実際、もらうと気分が華やぐのも事実でしょう。評価は確立していますしね。

だから、クラシックセンチュリーをプレゼントすれば、誰もが喜んでくれるに違いありません。

価格:8,800円

贈り物にぴったりのペン

このように、贈り物にとても向いているのがボールペンです。金属軸の高級感があるモデルも、意外と安価に手に入れることができますし、種類も多い。

小さいのでスペースを取りませんし、誰もが使うためホコリをかぶってしまわれる心配もいりません。贈り物にボールペンはいかがでしょうか?

(菅未里)

※この記事は2022年02月21日に公開されたものです

菅未里 (文具ソムリエール)

文具ソムリエール。
文房具販売・仕入れ担当を経て、文房具の専門家として独立。
国内外で商品や売り場の企画・監修、各種メディア出演、メーカーのコンサルティング、執筆などを行っている。

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