お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【難読】“あまごころ”ってなに? 「甘心」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「甘心」の読み方です。

“あまごころ”? なにそれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「甘心」の読み方は?

「甘」は“あま(い)”という読み方は知っていますよね。「心」は“こころ”、“しん”という読み方は馴染みがあると思います。二つを合わせて“あまごころ”と読めますが、どんな心なの? と思いませんか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“かんしん”と読みます。

「甘心」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「甘心」の意味は以下のように解説されています。

かん‐しん【甘心】
[名](スル)《「かんじん」とも》
1 納得すること。同意すること。
「その価値 (あたい) で―して、やってやる積に約束した」〈逍遥・当世書生気質〉

2 快く思うこと。満足すること。感服すること。
「先言 (せんげん) 耳にあり、いまもって―す」〈平家・三〉

納得や同意、満足するといったニュアンスで使われる言葉です。“かんしん”という言葉は耳馴染みがありますが、あまりこういった意味合いで使ったことはないのではないでしょうか。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「甘心」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。“かんしん”と聞くと、「関心」という漢字を思い浮かべがちですが、「甘心」という言葉もあるんですね。

聞いただけだと違う意味合いで捉えてしまうと思うので、しっかりと意味と使い方を知っておきたい言葉ですね。

(ななしまもえ)

※この記事は2022年02月22日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

この著者の記事一覧 

SHARE