セックスの基本手順とは? 前戯・挿入・後戯の流れとやり方【医師監修】
セックスをする時の注意点
セックスは、相手がいる行為です。2人の間に年齢差や経験値の差があっても、相手との関係は対等であるべきだと考えます。
「こうしてほしい」「これはしたくない」とお互い言い合える関係性が理想です。ここからは、セックスをする時に気をつけるべきことについて説明します。
(1)性的同意は一つ一つの行為において確認する
セックスを積極的にしたいかどうかを、始める前に確認するという話を先にしましたが、これは「OKしたから、あとは何をしてもいい」という意味ではありません。
例えば、セックスはしたいけれど「オーラルセックスはしたくない」「コンドームをつけないセックスはできない」ということもあります。
本来なら全ての行為に確認が必要ですが、いちいち聞くのがまどろっこしいなら、したくない行為の時にそう言ってもらう、という方法もあります。
そのためにはお互いに「NO」を言っても大丈夫なんだという空気づくりが欠かせません。それでもNOと言いづらい場面はあるので、相手の表情や反応などを常に気にかけておいたほうがいいでしょう。
セックスというコミュニケーションには、そうしたやり取りも含まれています。
(2)コンドームは必ずつける
妊娠を望んでいないなら、避妊をしましょう。コンドームをつけずに挿入し、体外で射精する「腟外射精」は避妊にはなりません。また、性感染症予防のためにもコンドームは必要です。
その他、低用量ピルや子宮内に器具を入れてホルモンを放出する「ミレーナ(R)」を使用することも避妊に繋がります。
参考記事はこちら▼

コンドームをつけていても妊娠することはある? 素朴な疑問に産婦人科医の尾西芳子さんが答えます。
▶次のページでは、コンドームをつけるタイミングや、喘ぎ声は必要かなどセックスに関する疑問をQ&A形式で解説します。